大学入試

国立大学に合格するための勉強時間は何時間か計算してみた

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国立大学に合格するためには3000時間の勉強が必要?

 

国立大学に合格するための勉強時間は、合計で何時間だろうと思っている受験生は多いのではないでしょうか。

 

一般的に国立大学に合格するためには、3000時間の勉強が必要だと言われています。

 

この3000時間という勉強時間が本当に正しいのか、私の勉強時間から考えてみたいと思います。

 

私は偏差値40台前半の工業高校から推薦で国立大学(総合大学の理系学部学科)に合格しました。

 

「なんだよ~、工業高校かよ!」、「一般入試じゃなくて推薦かよ!」と思う人は、このブログをそっと閉じてください。

 

私が入学した国立大学の当時の推薦入試の制度上、センター試験を5教科5科目しか受験していないこと・二次試験を受けていないこと、というポイントがありますので、国立大学に一般入試で合格できるだけの学力があったのか、まずこの点について整理したいと思います。

 

一般入試で合格できる学力でなければ勉強時間を聞いても意味がないと思う普通科高校生も多いでしょうから。

 

なお、今回の記事は当時の私の話になるので、センター試験についての話がよく出てきますが、現在でいう共通テストのことですので、そのようにお考え下さい。

 

プロフィールにも書いているのですが、私は偏差値70以上や60台後半の進学校卒など十数人の学生と同じ理系学科のコースに在籍していましたが、それらの学生を抑えてそのコースを首席(1位)で卒業しました。

 

このブログをご覧のみなさんは、ほぼすべての人が大学に通ったことはないでしょうから、大学のシステムがわからないかもしれないのですが、大学は大学1年~4年まで各年が同じような時間数で講義が行われるわけではありません。

 

高校生で例えると、高校1年、高校2年、高校3年のどの年も、普通の学校で言えば1時間目から6時間目までの授業がありますよね、もしかすると7時間授業のところもあるかもしれません。

 

しかしながら、大学は高校とかなり違います。

 

多くの大学生は1年生と2年生の時にできるだけたくさんの単位を取ろうと考えます。

 

あえて時間割と表現すれば、大学1年生と2年生の時には、入れられる講義があれば積極的に取っていく人が多いわけです。

 

そして、3年生の途中では教養科目は単位を取り終わっている人も多いです。

 

つまり、できるだけ教養科目を早く取り終えて、専門科目の勉強時間を確保したいことから、大学1年・2年生で入れられる可能な限りの講義を入れたりするわけです。

 

そのような講義の取り方をしていると、大学3年生にはほぼ専門科目だけの状況になる学生もいるので、選択科目などの講義の日時を調整して、平日に休みを作る人もいます。

 

ちなみに私も、平日に休みを作っていましたので、その時は週休3日制にしていました。

 

そして大学4年生になると、座学の講義も極端に少なくなってきて、卒論が中心になっていくわけです。

 

このような単位の取り方の人は、卒業に必要な単位数の多くを大学1年生や2年生で取っていくことになります。

 

大学1年・2年でも専門科目の講義はあるのですが、大学1年から2年にかけては専門科目よりも教養科目が講義の中心になる大学が多いと思います。

 

文系と理系で違うのですが、理系の場合だと、大学1年生の時に数学、物理、英語など高校でいう5教科の講義が多いので、首席(1位)を取る学生は、単位数の関係上、1年生の時から偏差値70以上あるような進学校卒の学生と同等かそれ以上の成績でなければその順位は取れないということです。

 

「工業高校からだと専門高校枠の推薦だから、合格できたんでしょ!」と思われがちですが、必ずしもそうではありません。

 

大学1年生の4月時点で進学校の学生と同等以上のレベルの工業高校卒の学生もいるわけです。

 

ちなみに、私のセンター試験の成績は5教科5科目で平均7割弱です。

 

このようなことを総合的に考えると、私としては推薦入試を受けずに、仮に一般入試で進学校の人たちと勝負していたとしても、私が入学した国立大学には十分に合格できていたと思います。

 

もしかすると、「5教科5科目受験なので5教科7科目ではないから、合格していないかもしれないじゃないか!」という人もいるかもしれません。

 

確かに、合否判定が5科目なのですが、それは大学側が決めることであり、私としてはどうすることもできません。

 

まぁ~、そのような意見もあるでしょうから、もし私が5教科7科目をちゃんと勉強して受験していたらどの程度の点数だったのかも考えてみたいと思います。

 

また、「センター試験だけで、二次試験を受けていないから、記述式の試験だと点数が取れなくて合格できていないかもしれない!」と思う人もいるかもしれません。

 

これについては、「基本的にはそのようなことはない」と言えるのではないでしょうか、もし「記述式だと点数が取れていない」という考え方であれば、進学校の生徒のセンター試験での1点と工業高校の生徒のセンター試験での1点は違いがあると言っていることになりますので、おかしな話になります。

 

点数の価値は同じです。

 

もし、二次試験の対策を一切していなければ、点数が落ちる可能性はありますが、進学校の生徒だろうが、工業高校の生徒だろうが、センター試験で同程度の点数であれば、二次試験でも同程度の点数を取ると考えておかしなことはありません。

 

逆に、進学校生と工業高校生でセンター試験の点数が同程度だった場合に、二次試験では進学校生は6割程度取れて、工業高校生は2~3割程度しか取れないというような考え方の方が根拠がないでしょう。

 

やはり工業高校からでは国立大学の一般入試での合格は無理だという考えであれば、このブログをそっと閉じてください。

 

国立大学の受験勉強は高校1年生から

 

さて、これ以降をご覧になる方は、一応、私が工業高校から現役で国立大学の一般入試の試験でも合格できたのではないかと考える人たち、または、まだ信じられないけどとりあえず続きを見てみようという人たちだと思います。

 

前提条件の説明に時間がかかりましたが、ここからは国立大学に一般入試で合格するためにどれぐらいの勉強時間が必要になるのかということを私の例で考えてみたいと思います。

 

私が国立大学への進学を考え始めたのは、高校1年生の秋頃です。

 

その頃からセンター試験に向けての勉強を始めました。

 

大学受験勉強の開始時期は人それぞれですが、私としては比較的早かったのかなぁ~と思います。

 

そもそも、偏差値40台前半の工業高校に入学しているので、中学生のころすごく勉強ができていたかと言われるとそうではないことがよくわかると思います。

 

私は大学受験にあたって、塾や予備校、家庭教師、通信教育などを一切利用していません。

 

国立大学の受験に関してすべての勉強は独学のみです。

 

小学生の頃からずっと独学のみでした。

 

さて、工業高校の5教科の勉強時間は、普通科高校の勉強時間の半分程度しかないと言われています。

 

国立大学に多くの合格者を輩出する進学校と比べれば、学校での5教科の勉強時間は半分もないでしょうし、勉強内容や進度も含めて考えると、私の学校であれば、進学校の3割程度の勉強レベルなのかもしれません。

 

そのような環境で受験勉強を始めました。

 

1日当たりの勉強時間は、高校1年生・2年生の頃が、平日3時間・土日は5時間ぐらいでした。

 

高校3年生になるともう少し勉強時間が増えて、平日3~4時間・土日は6時間ぐらいでした。

 

想像していたより勉強時間が短いと思う人もいるかもしれません。

 

正直なところ自分でも勉強時間が長かった印象はありません。

 

家族からも、「大学受験の勉強をしていた記憶があまりない」と言われます。

 

そうは言うものの、毎日最低3時間は勉強していましたので、やってはいるわけです。

 

なぜ、勉強時間が少ない印象が私や家族にあるのかというと、夕方に1~2時間ぐらいして、夜に2時間ぐらいして、夜11時には寝ていたからです。

 

早く寝ていたので勉強していないように感じていたのかもしれません。

 

1日これぐらいの勉強時間でも合格できたのはなぜかというと、1年生の秋頃から受験勉強を始めていたからです。

 

それでは、これらを合計すると何時間になるのかというと、高校1年の10月から高校3年の1月までで、約3160時間になります。

 

・・・ということは、最初に話したとおり、国立大学に合格するには一般的には3000時間ぐらい必要と言われていることはおおむね正解と感じるかもしれませんが、そうではありません。

 

この勉強時間でやっていくと、私は1日の休みもないことになってしまいますので・・・

 

そんなことはありえません。

 

適度に休みを取ることも受験対策としては大切です。

 

それでは、私がどれぐらいの休みを取っていたのかですが、おそらく高校1年から3年まで平均すると、10%から15%ぐらいが休みだと思います。

 

平均して週に1日は休んでいないと思いますが、私は受験生の中では比較的のんびりとした受験勉強をしていたと思います。

 

春休みや夏休み、冬休みだからといって極端に勉強時間が増えることもありません。

 

高校3年生になっても追い込みをかけるようなこともなく、淡々と必要な科目を学習していました。

 

それが可能だったのは、高校1年生から受験勉強を始めていたからです。

 

圧倒的に早く始める方が有利です。

 

さて、長期休みの時に多少勉強時間が増えていることを考慮して、休みは全体の10%だったとすると、高校1年の10月から高校3年の1月までの勉強時間は3160×0.9≒2850

 

約2850時間勉強していることになります。

 

まぁ~それでも3000時間に近いぐらいだから一般論で言われていることは正解と思うかもしれませんが、ちょっと違います。

 

今回のテーマは一般入試で国立大学に合格するのに必要な勉強時間ですので、この約2850時間は推薦で国立大学に合格した時の勉強時間ですので違うわけです。

 

何が違うのかというと、推薦で国立大学に合格するためには、出願要件などを満たすために相当多くの勉強時間が削られることになります。

 

私が国立大学に一般入試で合格するためには2800時間必要

 

推薦入試は大きく言えば、「1.すべての科目で好成績を取り評定を高めること」、「2.生徒会活動などの課外活動を行う」、「3.専門分野の資格を取得する」、「4.面接対策をする」、「5.小論文対策をする」という各項目の対応が求められます。

 

2、3については受験生によるのですが、多くの受験生は対応していると思います。

 

これらの対応に想像以上の時間が必要になります。

 

まず1の評定についてですが、国立大学に推薦入試で受験するのであれば、評定はほぼ5が必要になってきます。

 

4が多くなってくると、基準を満たさなくなる可能性がありますので・・・

 

これは5教科だけではなく、体育だろうが家庭科だろうが専門科目だろうが、成績が評価されて評定が付く科目はすべてです。

 

推薦入試で合格したいのであれば、1年生から好成績が求められるわけです。

 

工業高校の場合は普通科高校よりも専門科目数の分だけ好成績を取らなければならない科目数が増えます。

 

中間テストや期末テストですべての科目を好成績にしなければならないのは思っているよりも大変なことです。

 

高い評定を取るのは私の高校時代より今の高校生の方が楽だと思います。

 

昔は評定が相対評価でしたので、どんなに好成績(例えば95点とか)でも、それを上回る点数の人が数人いれば、その95点の人は評定が5になることはありません。

 

極端なことを言えば、99点でも評定は4の可能性もあります。

 

昔は各評定の割合に目安があったので、全員が好成績になることはありませんでした。

 

そう考えると、今の生徒は絶対評価なので昔よりも好成績は取りやすいのではないでしょうか。

 

さて、相対評価である以上、ほぼ100点を目指す、少なくとも95点以上を目指すと考えると、テスト前の勉強時間も長くなってしまいます。

 

中間テストと期末テストの平均が10科目だとすると、5教科を除いて、残り5科目(専門科目など)あるわけです。

 

この5科目もほぼ100点取らないといけないわけですから、テスト数日前から1科目当たり5時間ぐらいは勉強する必要があるわけです。

 

そうなると、高校1年の秋から高校3年の1月までで考えても、全部で12回の中間テストや期末テストがあることになります。

 

12(回)×5(科目)×5(時間)=300

 

つまり、300時間は5教科以外のテスト勉強で時間が必要になります。

 

ちなみに、私は高校3年間ずっと学年1番を取るつもりでしたので、12回のテストで計算しているのですが、人によってはもう少し少ない可能性もあります。

 

実際には、テストで評価されない専門科目のレポート提出や平均10科目ではなく、もっと科目数が多かった可能性もあることなどを考慮すると、400時間以上になるかもしれません。

 

なお、5教科のテスト対策にも勉強時間が必要になるわけですが、5教科については一般入試対策になることから、削られる勉強時間としては考慮していません。

 

次に2の課外活動についてです。

 

これは生徒会活動をしたり、ボランティアをしたりするなどいろいろあるのですが、私は生徒会活動をしていました。

 

生徒会活動の中でも、学校内の新聞に関する仕事でしたので、1年間新聞作りをしていました。

 

また、生徒総会や体育祭、文化祭など生徒会が中心になって活動するときの資料作りなども中心的になって行わなければならなかったので、相当時間が必要になりました。

 

これらに要する時間は、1週間に4時間でしたので、4(時間)×4(週)×10(月)=160時間

 

長期休みを除いて10ヶ月で計算しても160時間ぐらい必要になります。

 

次は3の資格取得です。

 

この資格取得に関しては、1~5の各項目の中で一番力を入れなかった分野です。

 

まぁ~それだけ、大した資格を取らなかったということです。

 

それでも、工業高校なので強制的に取らなければならない資格もあるので、全部合わせて、150時間ぐらいだと思います。

 

次は4と5です。

 

面接対策と小論文対策は一体何時間勉強したのかもよくわからないぐらいの感じなのですが、小論文は本番の対策をすると1回に1時間ぐらいはかかるので、そのあたりを考慮して、面接と小論文合わせて150時間ぐらいだと思います。

 

3ヶ月ぐらい前からそれぞれ平均して1日1時間とすると、休みも考慮してそんな感じかもしれません。

 

あまり直前にするとセンター試験の勉強とかぶってしまいますので、早めに始めた記憶があります。

 

さて、やっと推薦対策によって削られた勉強時間が出たのですが、合計すると400+160+150+150=860

 

つまり、私が国立大学の推薦対策に要した5教科の勉強以外の時間が860時間ぐらいだということです。

 

さて、先程計算しましたが、私が平日・土日に勉強した時間が約2850時間でしたので、ここから約860時間が推薦対策として削られた時間になります。

 

そうなると、実際に5教科の勉強に当てることができた勉強時間は2850-860≒2000

 

つまり、5教科5科目を2000時間で勉強したということになります。

 

1科目当たり400時間です。

 

しかしながら、一般入試は5教科7科目が多いので、それに換算する必要があります。

 

私はあと2科目足りないわけですので、1科目400時間だとすると2科目で800時間必要です。

 

ただし、単純にこの割合で計算していいのかという問題があります。

 

残りの2科目が苦手科目だったらその時間では勉強が終わらない可能性があるからです。

 

しかしながら、私の場合の残りの2科目は数学と理科ですので、苦手科目というよりも数学は得意科目ですし、理科も苦手ではないのでこの時間で問題ないと考えられます。

 

センター試験の1つめの数学の点数が8割弱でしたので、もう一つの数学の目標点数は同じく8割、最悪でも7割。

 

理科は1つ目で物理を受けているので、それ以外で考えると目標点数は7割、最悪でも6割。

 

そう考えると、残った2科目の数学と理科で平均7割程度は取れると思うので、推薦入試ではなく一般入試で受験していれば、結局5教科7科目で平均7割弱ぐらいなのではないでしょうか。

 

一般入試だと2科目追加しなければいけないので、その分の800時間の勉強時間を確保する必要があります。

 

この800時間は推薦対策をしたことによって費やした約860時間から充ててもいいのですが、最初から一般入試を狙うのであれば、1日平均して1時間程度勉強時間を増やすと思います。

 

1日1時間増やしても、生活的に支障があるような時間にはならないので、そちらの方を選択すると思います。

 

そうなると、推薦対策をする必要がないわけですので、約860時間が余ることになります。

 

国立大学に合格が決まった後に、先生から言われたのが、「この工業高校から国立大学に進学した人が過去にいるのかどうかもわからない」という言葉でした。

 

実際に私が初めてだったのか、それとも何十年も前に合格した人がいるのかはわかりません。

 

そのような学校だったので、先生たちも私の合否に注目していました。

 

そんな中、ある日、教頭先生に呼び止められて、「~大学に行けばよかったのに」と言われました。

 

この「~大学」というのは、旧帝大の大学です。

 

当時私は、教頭先生が言っている意味がよくわかりませんでした。

 

教頭先生から言われた時も「そうですか~」ぐらいの返事をしていました。

 

なぜ私が、教頭先生の言う意味がわからなかったのかというと、当時その旧帝大の大学には専門高校枠の推薦があったのかどうかすらわからなかったからです。

 

センター試験の点数からすると、「旧帝大は無理でしょう! 科目も足りないし!」と思っていたので。

 

しかしながら、後に教頭先生が言っている意味がわかりました。

 

教頭先生としては、国立大学の推薦対策に相当な時間が必要になることはわかっているわけですので、「国立大学の推薦対策をしながら、センター試験を5教科5科目で平均7割弱取れるのであれば、推薦対策の勉強時間を一般入試の勉強時間に充てれば旧帝大にも合格できるよね」ということを言いたかったとのことでした。

 

もちろん、これは結果論なので、私が旧帝大に入ることはなかったのですが、「確かにそうかもね~」という感情はありました。

 

推薦入試で国立大学を受験する工業高校や商業高校、農業高校などの生徒のセンター試験(今でいう共通テスト)の点数が進学校の普通科高校生と比較して低いと言われますが、学校での勉強時間数、勉強の難易度、進度を考えると当然なのですが、それ以外にあまり知られていないのが、推薦対策によって自宅学習や塾・予備校などでのセンター試験などの勉強時間が相当削られているという事実です。

 

私の例で言えば、センター試験5教科7科目で平均7割弱を取るのに約2800時間必要だったことになりますが、推薦対策をしないで一般入試で受験することにより、さらに約860時間使えるようになるわけです。

 

この約860時間は2800時間の30%に相当しますので、単純に時間で考えれば点数が1.3倍になる可能性もあるわけです。

 

そうなると、さらに約860時間勉強することによって、センター試験5教科7科目で平均9割ぐらいになります。

 

センター試験で平均9割ぐらいの点数になると、東大も合格可能になってきます。

 

まぁ~さすがに、勉強時間が30%増えたから、点数も30%増えるというような単純なことにはならないのかもしれませんが、合計勉強時間が3660時間になりますので、東大合格は3500時間必要だと言っている人もいるので、めちゃくちゃ間違った計算とも言えないのかもしれません。

 

もちろん、大学の合格は勉強時間だけではなく、質が重要なのですが、勉強の質に関しては、偏差値75ぐらいの進学校の生徒と勝負しても遜色ない自身はあります。

 

そうでなければ偏差値40台前半の高校、しかも学校での5教科の勉強時間が普通科高校よりもはるかに少ない工業高校生で、センター試験平均7割弱や国立大学でコースの首席など取れませんから。

 

先程も言いましたが、工業高校は学校での5教科の勉強時間が普通科高校の半分程度です。

 

つまり、学校での5教科の勉強時間に、普通科高校と工業高校で1日2時間の差がつくと、1週間で10時間、1ヶ月で40時間、1年で400時間(長期休みを除いて10ヶ月で計算)の差が付きます。

 

結局3年間では1200時間ぐらいの差が出てきます。

 

進学校とだったらもっと大きな差が出るのではないでしょうか。

 

そりゃ~常識的に考えて、工業高校生が普通科高校生に一般入試で勝てるはずがないわけです。

 

工業高校生は、その時間何をしているのかというと、ひたすら専門科目を勉強します。

 

普通科高校生がセンター試験や二次試験に向けて難解な数学や英語の問題を解いている時に、私は棒にお面が付いたようなもので顔を防護しながら溶接をしたり、旋盤で手が油だらけになったり、斜めにした机(ドラフターだったかな?)で製図をしたり、専門科目の座学をしたりしているのです。

 

当然ですが全科目が評定の対象ですので、すべて手を抜くことはできませんし、内職するなどあり得ないことです。

 

すべてを完璧にこなして、ほぼ100点を取る必要がありますので・・・

 

まぁ~推薦入試ということもありますし、私としては内職する気などまったくなかったんですけど。

 

私的には専門ってけっこうおもしろかったですよ。

 

息抜きにもなりましたし。

 

一般的に工業高校生は普通科高校生に勉強では勝てない可能性が高いのですが、逆に考えてみたらおもしろいですよ。

 

もし進学校の人が、学校での5教科の勉強時間を半分にして、工業高校で使う教科書を使って、工業高校レベルの5教科の勉強をし、工業高校の専門科目に相当する1200時間ぐらい家庭科や音楽、美術など5教科に関係ない科目を3年間かけて勉強し、それらを含めたすべての科目でほぼ100点をめざし、課外活動で放課後に160時間を費やし、5教科とは関係のない資格試験の勉強をセンター試験直前でも行って3年間で150時間費やし、面接対策と小論文対策に150時間を費やして、センター試験を受けてくださいと言われた時に果たして何割取れるでしょうか。

 

ついでに言うなら、周りの生徒の勉強に対するやる気はほぼ無く、勉強に関しては一緒に励まし合う人などおらず、完全に孤独です。

 

ちなみに、私は塾など一切利用しませんでしたが、塾や予備校は個人の自由ですので、それらを利用したとしても何割取れますかね。

 

私としては、このような過程を経て、センター試験(今でいう共通テスト)で5教科の平均で8割取れる人がいたらすごいなぁ~と思いますね。

 

程度の差はあれ工業高校などの専門高校から国立大学を目指す人はそんな感じの中で勉強しているのではないでしょうか。

 

あまり知られていないと思いますが、全国トップレベルの工業高校生は学力面でかなり優秀ですよ。

 

実際に、東大やその他の旧帝大に合格する人もいますし、ネット上の話だと国立大学の医学部医学科に合格する人もいるということですが、私としてはどれも不思議には思いません。

 

偏差値70台の進学校の生徒と勝負しても遜色ないと思います。

 

勉強時間が相当削られている中で、受験時に進学校の生徒と同等の成績を取ったりする人もいることを考えると、相当効率の良い勉強をしているのだと思います。

 

工業高校生は国立大学に一般入試で合格するのは難しいとよく言われます。

 

確かにこの意見はある程度当たっているのだと思います。

 

ただし、国立大学に一般入試で合格できた学生だけが、一般入試で合格できる学力があったのかというと、それは違います。

 

なぜなら、全国トップレベルの工業高校生の中には国立大学に一般入試で合格できる学力を持つ人がいるのですが、彼らも推薦入試を利用することがよくあるからです。

 

理由は、推薦入試だと専門高校枠であれば、専門高校生としか勝負しないので、圧倒的に有利になるからです。

 

合格の可能性を考えれば、圧倒的に推薦入試の方が入りやすいですから。

 

そのようなトップレベルの人たちが大学に入学するとおもしろいことが起こったりします。

 

高校時代は、学校での勉強時間が普通科高校よりもはるかに少ない中で受験対策をしているわけですが、大学に合格すると同じコースの他の学生とおおむね同じ講義を同じ時間数で受けますので、同じコースに入学した進学校の人たちよりも優秀になることがあります。

 

大学に合格した過程を考えたら、そのようなことが起こっても全然不思議ではありません。

 

ちなみに、大学1年の最初の頃にあった、200人ぐらい受講していた教養科目の講義で、ある学部の先生が「みなさんは追跡調査を受けています」という話をしていました。

 

私は推薦入試での合格でしたので、追跡調査はあるだろうなぁ~と思っていたのですが、受講した学生全員の前で話している以上、一般入試で合格した学生も追跡調査を受けているのでしょう。

 

追跡調査の内容の説明はありませんでしたが、おそらく入試の種類、入学時点の試験の点数、大学での成績、卒業後の進路など総合的に調査しているのではないでしょうか。

 

以前より推薦入試の合格者を増やしている大学が多くなっているという話を聞いたことはないでしょうか。

 

私としては集計をしていないので、これが本当なのかどうかはわかりませんが、いろいろなところで言われているのでおおむね本当なのかもしれませんね。

 

推薦合格者を増やしている理由は人によって様々な意見があります。

 

入学者を確保するためという人もいます。

 

推薦入学者の大学での成績が良いからという意見もあります。

 

正解は何なのかわかりませんが、大学によっては追跡調査の結果を反映しているところもあるのかもしれませんね。

 

もちろん、推薦入試で合格した人が全員優秀というわけではありません。

 

残念ながら、学力が足りずに単位が取れず留年や退学する人もいますので、最終的には本人次第ですね。

 

さて、話を戻して、もし私が普通科高校生だった場合、2800時間でセンター試験5教科5科目+2科目(想定)で平均7割弱、さらに推薦対策に必要のなくなった860時間が追加され、最後に普通科高校と工業高校の学校での5教科の勉強時間の差である1200時間が追加され合計4880時間になります。

 

工業高校から一般入試を受けた場合、2800時間でセンター試験5教科5科目+2科目(想定)で平均7割弱、さらに推薦対策に必要のなくなった860時間が追加され、評定を高くする必要がないので、この場合は学校の勉強時間で追加された時間数の30%程度内職したとして、1200×0.3=360時間が追加され、合計4020時間になります。

 

工業高校から一般入試で受ける時に勉強時間は3660時間でしたが、多少内職をすると約4000時間になります。

 

これぐらいの勉強時間だったら一体どこの大学に合格していたのでしょうか。

 

さて、教頭先生の話に戻すと、内職はしなかったとしても、推薦対策に必要のなくなった約860時間を追加で勉強することによって、旧帝大に合格が可能だったのかというと、私としては十分可能だったと思います。

 

推薦入試を受けるより一般入試を受けた方が5教科7科目の勉強時間を多くすることができるので点数は高くなりますから・・・

 

そうは言いながら、東大に合格できる点数やその他の旧帝大に合格できる点数が取れていたとしても、出願先は、私が卒業した国立大学から変えるつもりはないので、これ以上高い点数を取る意味はなかったんですけどね。

 

工業高校生でもしっかりと勉強すれば、東大やその他の旧帝大、国立大学の医学部医学科に合格することは可能だと思いますよ。

 

勉強あるのみです。

 

さて、最後に結論ですが、私が一般入試で国立大学を受験していたとしたら約2800時間で合格できているだろうという結果でしたので、一般的に言われている国立大学に合格するには3000時間必要というのは、それほど間違った数字ではないのかもしれません。

 

ただし、3000時間とは言っても、単に勉強時間だけ積み上げればいいということではありません。

 

勉強の質も重要です。

 

また、国立大学もピンキリなので、当然ですが大学によっても勉強時間は前後します。

 

偏差値40台、50台の高校だから国立大学は無理だと決めつける必要はありません。

 

ぜひ勉強を頑張ってください。

 

私は勉強のやり方を研究することによって、この点数を取りましたので勉強のやり方次第ですよ。

 

  • この記事を書いた人

マナブ

偏差値40台前半(※)の工業高校から、センター試験ありの推薦により、現役で国立大学(総合大学の理系学部学科)に合格 工業高校での成績は、高校3年間常に学年1位 塾・予備校・家庭教師・通信教育など一切利用せずに、独学でセンター試験(現在でいう大学入学共通テスト)5教科5科目受験【平均得点7割弱】 得意科目は数学【センター試験の得点は8割弱】 普通科高校の進学校出身者(偏差値70以上や60台後半の高校※)など十数人が在籍する国立大学の理系学科のコースを成績1位(首席)で卒業 就職は、就職氷河期の中でも最も厳しいといわれた数年間の「超氷河期」の年に大学4年生である22歳を迎えたが、第一希望の某自治体(地方公務員)の上級職に採用され入庁 現在は公務員を退職し、高校・大学時代に独自の勉強方法(現在はさらに改良)を確立した経験を活かしながら、教育関連の分野に力を入れている ※ ・・・ 当時の偏差値が確認できなかったため、現在の高校の偏差値を記載しています なお、当該高校の県内での序列やレベルが当時と変わらないため、偏差値が当時と現在で大きく違うことはないと考えています

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