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国立大学の合格最低点を調べる方法

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国立大学の合格最低点は大学のホームページで確認

 

前回は、国立大学の合格者の平均点と最低点には、それなりの差があるという話をしました。

 

今回はその続きですが、例えば、あなたが希望する国立大学に合格するための点数を知りたくて質問した場合に、その相手方(友人や知人、ネット上の人など)が親切な人だったとしても正しい答えが得られるとは限りません。

 

質問の仕方や相手方の質問の受け取り方によって正しい答えが得られない可能性があるからです。

 

大学に合格するための点数を知りたい場合、みなさんはこのような質問をどこにするのがいいと考えるでしょうか。

 

学校に相談するのがいいでしょうか。

 

それとも、塾や予備校などがいいでしょうか。

 

私が一番良いと考えるのは、学校でも塾・予備校などでもなく、あなたが行きたい大学で確認するということです。

 

大学で確認するといっても、わざわざ大学に行く必要はありません。

 

大学のホームページで簡単に確認できますので。

 

知っている人は知っていますし、知らない人は知らないという当たり前の話なのですが、実は、各学部学科の合格者の最高点・平均点・最低点は大学側が公表しています。

 

ただし、国立大学も多いことから、すべての大学が公表しているのかはわかりません。

 

それでは実際にどうやって調べるのかというと、大学のホームページを見て該当するところを探していってもいいのですが、私はいつも「~大学 合格最低点」と検索しています。

 

「~大学 合格最低点」の「~」のところに、調べたい大学名を入れて検索するだけです。

 

そうすると検索結果にその大学のホームページが出るでしょうから、そこから最高点・平均点・最低点が掲載されていそうなページを見るだけです。

 

それを見ると、合格者の平均点と最低点には思っていた以上の差があると感じる人も結構いると思います。

 

私はいろいろな大学を見るたびに、「この得点率でも合格なんだぁ~」と、かなりびっくりしています。

 

それでも合格は合格だから、もし希望の大学であれば、受験としては成功なわけです。

 

ホームページでの合格者の最高点・平均点・最低点の掲載方法は大学によってそれぞれです。

 

総合点と大学入学共通テストの点数(以前でいう大学入試センター試験)と個別試験(二次試験)の点数のそれぞれで最高点・平均点・最低点を掲載している大学もあれば、総合点の最高点・平均点・最低点だけを掲載している大学もあります。

 

受験生にとっては、総合点・共通テスト・二次試験のそれぞれで掲載してあると非常にありがたいですね。

 

配点や換算には注意

 

すべての大学のホームページを見たわけではありませんが、個人的に好きな掲載方法は「長崎大学」の掲載方法です。

 

長崎大学は、共通テストと個別試験の得点率を段階別に掲載しています。

 

例えば、合格者のうち共通テストで50%以上55%未満の人が何人、55%以上60%未満の人が何人みたいな感じです。

 

なお、個別試験も同様です。

 

得点率が段階的にわかるので、受験生にとって非常にすばらしい表だと思います。

 

この長崎大学の表現の仕方だと、何%ぐらい取れれば合格とか合格者の中での立ち位置とかもわかりやすいので、他大学を受験する人も参考になると思います。

 

ありがとう長崎大学

 

あなたが行きたい大学の平均的な年の合格者の最低点がわかると、共通テストで何点取れば、二次試験で何点必要だということもわかりますよね。

 

あなたが合格するために何点必要なのか計算してみるのもいいのではないでしょうか。

 

なお、点数の配点や換算などには十分注意してください。

 

また、最高点・平均点・最低点のデータは塾や予備校などのものでもいいのではないかと思う方もいらっしゃるかもしれません。

 

もちろん、そこでデータが得られるのであればそれでもかまいませんが、大学のホームページには受験に関するいろいろなデータが出ていますので、その他のデータを見る意味でも私だったら大学のデータを見ます。

 

まぁ~あなたが見やすい方を見ればいいのではないでしょうか。

 

自分の学校は偏差値が低い底辺普通科高校だという受験生もいます。

 

しかしながら、受験するのはあなた自身ですので、高校の偏差値は関係ありません。

 

合格者の最低点を上回るように勉強していただきたいと思います。

  • この記事を書いた人

マナブ

偏差値40台前半(※)の工業高校から、センター試験ありの推薦により、現役で国立大学(総合大学の理系学部学科)に合格 工業高校での成績は、高校3年間常に学年1位 塾・予備校・家庭教師・通信教育など一切利用せずに、独学でセンター試験(現在でいう大学入学共通テスト)5教科5科目受験【平均得点7割弱】 得意科目は数学【センター試験の得点は8割弱】 普通科高校の進学校出身者(偏差値70以上や60台後半の高校※)など十数人が在籍する国立大学の理系学科のコースを成績1位(首席)で卒業 就職は、就職氷河期の中でも最も厳しいといわれた数年間の「超氷河期」の年に大学4年生である22歳を迎えたが、第一希望の某自治体(地方公務員)の上級職に採用され入庁 現在は公務員を退職し、高校・大学時代に独自の勉強方法(現在はさらに改良)を確立した経験を活かしながら、教育関連の分野に力を入れている ※ ・・・ 当時の偏差値が確認できなかったため、現在の高校の偏差値を記載しています なお、当該高校の県内での序列やレベルが当時と変わらないため、偏差値が当時と現在で大きく違うことはないと考えています

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