受験勉強には参考書や問題集が必要
大学受験するにあたって学校以外の勉強は当然必要になりますよね。
みなさんは、学校以外にどのような勉強をしているでしょうか。
塾や予備校、家庭教師、通信教育などを利用している人は多いと思いますが、独学という受験生もある程度いるのではないでしょうか。
どのように対応するのかは、どの大学に進学することを目指すのかによっても多少違いが出ると思います。
国公立大学なのか私立大学なのか、難関大学なのか、理系なのか文系なのか、いろいろ違いがあるわけです。
しかしながら、どのような勉強方法を選択するにしても、家で一切勉強しないという人はいないでしょうから、受験勉強の相方として、参考書や問題集が必要になってきますよね。
今日は、私の大学受験の時の参考書・問題集についての話をしたいと思います。
プロフィールにも書いていますが、私は偏差値40台前半の工業高校から推薦で国立大学(総合大学の理系学部学科)に合格し、進学しました。
推薦入試といっても、面接・小論文・調査書だけで合格できる試験内容ではなく、大学入試センター試験(今でいう大学入学共通テスト)を5教科5科目受験し、さらに面接・小論文・調査書が必要なタイプの大学でした。
偏差値の低い工業高校でしたので、学校での授業はセンター試験レベルのものではなく、受験対策は自力で対応しなければなりませんでした。
また、私は国立大学の受験にあたって、塾・予備校・家庭教師・通信教育など一切利用しませんでしたので、独学で受験対策していました。
そのため頼るのは、参考書や問題集になったわけです。
参考書と問題集を使った独学により、国立大学に合格したのですが、この受験勉強にかかった費用の合計を計算したら9万円台でした。
私は塾・予備校・家庭教師・通信教育を利用していないので、受験勉強の総額が9万円台で済んだということを考えると、塾などに通う受験生と比較した場合かなり安上がりだったと思います。
それでは、この9万円台の費用は何に使ったのかといえば、すべて参考書代と問題集代です。
この費用をかけて、センター試験で何点取れたのかというと、センター試験5教科5科目で平均7割弱でした。
さて、参考書と問題集の料金として9万円台というのは高く感じる人もいるのではないでしょうか。
私は推薦入試による合格でしたので、この費用の中には、5教科対策にかかった費用だけではなく、面接対策や小論文対策にかかった費用も含まれていますので、5教科に関する費用だけであれば、もっと安くなります。
また、センター試験を5教科5科目「国・社・数・理・英」を受験したのですが、推薦入試には必要のない数2・Bや数3・Cの参考書なども買って勉強していました。
私の学校はレベルが高いとは言えない高校ですので、そもそも学校から配られる参考書的なものや問題集などありませんので、受験対策をするために自分で探して買わないといけなかったわけです。
ちなみに、総額9万円台のお金をかけて買ったのですが、購入したそれらの参考書や問題集をすべて使ったのかというと、そうではありません。
一部分しか使わなかった本から、まったく使わなかった本まであります。
実際に使った参考書と問題集の費用は半分の5万円ぐらいだと思います。
買っても使わない参考書がある
そうなると、半分ぐらいの費用は「ムダ金」と思う人もいるかもしれませんが、当時の私としては、そのようには思っていませんでした。
もちろん、今でもムダ金とは思っていません。
どのように思っているのかというと、合格するために必要なお金だと思っています。
今の受験生であるみなさんたちと昔の受験生である私たちとの「時代の差」というのが、このお金の中にはあるのだと思います。
私たちが高校生の時代は、インターネットは今のように気軽なものではありませんでした。
どんな参考書や問題集があるのか情報を知ることも簡単ではなく、他の受験生が使っている人気の本もわからないわけです。
ネットで買うなどできる時代ではなかったので、受験に必要な参考書や問題集は本屋さんに行って、調べて買うのが基本でした。
塾や予備校などに通っていない独学(自学)の受験生であれば、そのようにならざるを得なかったわけです。
参考書などを多く買って、お金を使ったことは別な言い方にすると、それは「時間」を買ったということです。
私たちの時代の受験生は、多かれ少なかれ直接本屋さんに足を運んでいましたので、受験する科目数が増えるほど参考書などを選ぶ時間も長くなりますし、店に行く回数が増えれば増えるほど、どうしても勉強時間が少なくなってしまいます。
そのようなことから、私としては多少お金がムダになることはあっても、勉強時間を確保するため、良さそうな参考書や問題集は割と短時間で決断して購入していました。
今の時代の人たちは、ネットから情報を仕入れたり、買い物をしたりしますので、昔の人たちと比べるとかなり時間短縮になり、勉強時間は確保しやすいと思います。
最低限、本屋に行くための「着替える・移動する」という作業は確実に必要ないので・・・
今の時代のようにネットで情報を知ってから本屋で参考書などを買うのと、昔の時代のように初見で参考書などを探して買うのは、実際には時間的に大きな違いがあります。
だからこそ、常識的な金額であれば、「勉強時間的に何度も来ることができないから、まぁ~買ってみようかなぁ~」となるわけです。
自分が良いと思った本を買うのですが、「良い」にもレベルがあるわけですので、同じ科目を2冊買えば優劣が付きますし、5冊買えば自分の中でのよく使うランキング1位から5位が付くことになります。
そうなると、どうしても使わなくなる本が出てくるので、結果的に半分ぐらいしか使わないということになったわけです。
大学受験にあたって参考書の平均金額を知りたい人も多いと思いますが、塾や予備校などに通っていて、そちらの方の教材を使って勉強している人もいますので、条件が違いすぎることから、平均は出しにくいのではないかと思います。
参考書代は3万円しか使っていないかもしれないけど、塾代に何十万円も使っている人もいるわけですし、「参考書代は総額いくら?」と聞かれれば、問題集については聞かれていないので、その料金を含めない人もいるかもしれません。
希望の大学に、参考書代5万円で不合格になるより、参考書代10万円で合格する方がいいわけですから、平均がどうというのはそれほど重視しなくてもいいのではないでしょうか。
参考書を買いすぎじゃないかと不安になる受験生もいるかと思いますが、その本を買う根拠がしっかりしているのかどうかが大切なのではないでしょうか。
もちろんお金がかかることですので、常識の範囲内での総額であることが重要であることは間違いありません。