株の仕組み
株式投資で儲かるためには、株の仕組みを知ることが大切なのではないでしょうか。
例えば、「株を、買った時の値段より高くなってから売ると、利益が得られるよ!」、これが株の仕組みです、ということであれば説明は簡単です。
しかしながら、株取引をする人は、そのような意味での仕組みは知っている人がほとんどだと思います。
そのようなことから、ちょっと違う視点で株の仕組みを考えてみたいと思います。
どのような視点かと言うと、「なぜ株式投資で損するのか」という意味での仕組みです。
・・・と言いながら、これに対する回答は非常に難しいです。
大幅下落や大暴落に巻き込まれないことが大切
最近思うこととしては、株取引で損しないためには、「できるだけ下落に巻き込まれない」、「暴落に巻き込まれない」ということが必要なんだと思います。
通常の売り買いで値下がりするレベルとは比べ物にならないほど、株価が値下がりしますからね。
特に、国内外の政治・経済的問題の影響の場合、大暴落になる可能性もありますので、できるだけこれらから避ける必要があるのではないでしょうか。
じゃ~どうやって避けるのということになりますね。
一言でいうならば、下落した後に株を買うということです。
「買わないで待つ」という後出しじゃんけんのようなやり方です。
もちろん、株が国内外の政治・経済などに影響を受けるという仕組みを考えると、100%これらの問題から避けることはできないわけですが、 できるだけ減らそうと思えばできなくはないのだと思います。
その典型的な例がデイトレードをしているデイトレーダーの人達です。
デイトレーダーのみなさんは、このような不測の事態の大暴落に巻き込まれないために、「その日に買い・その日に売る」という投資方法を行なっている人が多いのではないでしょうか。
ただし、デイトレードは得意・不得意がありますし、サラリーマンや主婦、学生など、そもそも時間的に取引が難しいという人もいます。
それでは、デイトレードでない取引をしている人はどうすればいいのかというのが問題ですね。
株の保有期間を短くする
私としては考え方は同じで、やはりできるだけ株を保有している期間を短くするのが良いのではないかと思っています。
もちろん、長期投資をしている人のように、短期的な値動きに左右されない、しっかりとしたメンタルを持っている人であれば、長期保有などで構わないと思います。
しかしながら、国内外の政治・経済的ニュースなどにより株価が下落することで、含み損が増えたりし、メンタル的に厳しいということであれば、できるだけホールド期間を短くするのが良いのかもしれません。
日経平均株価は2018年でいっても、複数回にわたって大幅な値下がりを示しました。
ずっと株を持ち続けていたことで、このような暴落に巻き込まれてしまった人は、相当いたのではないかと思います。
もちろん私も暴落に巻き込まれてしまいました。
現金保有率を高める
一度大きな下落や暴落が起こり安値を付け、そこから値上がりし始めると、ある程度の期間上昇が続くことが多いです。
これを有効利用しようという考えです。
なんとなくのイメージで言うと、下落と上昇と停滞を順番をいろいろと変えながら、株価は変動しているのだろうと思います。
過去の日経平均株価を見ても、年に数回は大きな値下がりや暴落をしていますので、そのように考えると、安い時に買うために、株取引は基本的に現金(キャッシュ)の保有率を高めておくのが望ましいのではないかと思います。
私としては、基本は全て現金で保有し、大幅下落や暴落したタイミングで、反転を確認後、株を購入し、ある程度値上がりしたところで、すべて利益確定売りの売却をし、再び現金にするというのがいいのではないかと思います。
あまり欲張らず、ある程度のところで売却し、次の値下がりに備えるということです。
後は、これを繰り返していくそれだけです。
株を保有していると、何らかの理由で暴落に巻き込まれる可能性があります。
それは、その銘柄に関係あることから関係ないことまで、いろいろあります。
買い方側の投資家が、どんな理由であってもいいから株価が上がってほしいと思っているのと一緒で、売り方側はどんな理由であってもいいので株価が下がってほしいと思っているのではないでしょうか。
つまり、何らかのニュースや材料で突然売り込まれるということがあっても、おかしくはないわけです。
そう考えると、できるだけ保有期間を短くするのがいいのだろうなと思ってしまいます。
また、現金の保有が少なければ、暴落になった時に購入する元手が足りず、儲かることが難しいですからね。
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もちろんこの考え方は、その時の相場状況によって変わってきます。
誰が買っても、ほっとけば株価が上昇していくような相場状況であれば、当然保有し続けるほうが良いでしょう。
しかしながら、そのような相場状況でないのであれば、下落に備えておくというのは大切なことなのではないでしょうか。
もしあなたが、「株は仕組み上、国内外の政治・経済的な問題などで下落や暴落するものである」と考えるのであれば、保有期間を極端に短くはできなくとも、 出来る範囲で短くしていき、現金保有率を高め、ニュースやチャートなどを見ながら、下落後を買い時にするのがいいのかもしれません。