株の勝ち方を知っている人と勝てない人の違い
株で勝ち方を知っている人と勝てない人には、何らかの違いがあると考えるのが自然ではないでしょうか。
それでは勝てる人はなぜ勝てるようになって、勝てない人はなぜ勝てないのでしょうか。
このポイントが分かると、株式投資の成績がこれまでよりも良いものになる可能性があります。
私としては、そのポイントの一つは必勝法的なものではなく「面倒だと思うことができるか」や「面白くないと思うことができるか」だと思っています。
学生時代の勉強もスポーツも株も基本的には同じ
このブログを見ている多くの方が、すでに学業から卒業されている方だと思います。
もちろん大学生などの方もいるとは思いますが・・・
例えば、学生時代を振り返って見てもらうと分かりやすいのではないでしょうか。
勉強ができ、テストの成績が良い人のほとんどが、しっかりと勉強をしています。
まれに、何も勉強をせずテストの成績が良い人もいるようですが、一般的に言えば、成績が良い人は時間をかけて必要な勉強しているということです。
人によって違うと言えば違うのですが、勉強がすごく楽しいと思う人は少数派だと思います。
面白いと思う人も少数派だと思いますが、それでもしっかりと勉強してきた人は、それなりの成績が取れるようになるわけです。
スポーツも同じですね。
生まれつき運動神経が良いという人もいるとは思いますが、やはり多くの人が、スポーツで良い成績を残すために、厳しい練習に耐えているわけです。
都道府県レベル、全国レベル、世界レベルと段階が上がれば上がるほど、その練習は厳しいものになるのでしょうし、練習に必要な時間も増えていくのではないでしょうか。
株取引も基本的にはこれらと同じです。
自分の投資成績をより良いものにしたいと考えるのであれば、それ相応のことをしなければ難しいのではないでしょうか。
適当に買って、適当に売って儲かるのであれば一番楽です。
しかしながら、そのようなことでは、時々利益を得られることはあったとしても、長期的に見れば 勝てないということになってしまうのは、多くの人が分かっていると思います。
勝ち方を知っている人はしっかりとした検証をしている
私が思うには、株で勝ち方を知っている人は、しっかりとした検証を行っている人が多いと思います。
例えば、「こういう条件で買い、こういう条件で売った場合には、どの程度の利益がどれぐらいの割合で得られるか、またそれは今後も継続して売り買いできるやり方なのか」というようなことです。
このような検証というのは向き不向きがあります。
人によってすごく好きという人もいれば、全く好きではないという人もいますね。
私は割と好きな方だと思います。
検証するということは、どこかで時間をつくらなければならない(例えば、自分の自由な時間などを費やす)ということですね。
何らかの結果を得るためには、それなりのボリュームが必要になってきます。
ある条件について、わずか数回の結果だけで、この条件の場合はこういう傾向があるということは言えませんよね。
最低限自分が納得でき、そのやり方で取引するに値する結果が得られるまでは、いくつもの検証をしていかないといけないことになります。
人によっては、はっきり言って面倒くさいと思いますし、面白くもないと思います。
ただ、そのような地道な作業を続けることで、勝ちやすい有利な取引を見つけることができるようになるかもしれません。
できることなら、自分の自由時間は好きなことをして楽しく過ごしたいと思いますよね。
もちろん私もそうです。
しかしながら、株取引で儲けようと思うのであれば、基本的に株取引の勉強は避けて通ることはできないと思っていた方が良いのではないでしょうか。
投資成績が悪い人は成長の余地があるかもしれない
もしあなたがこれまで投資成績が悪いのであれば、自分の勉強について一度振り返ってみてはいかがでしょうか。
勉強せずに投資成績が悪いのであれば、逆にいうと勉強したときの成長の余地は、まだまだあると考えることもできます。
勉強や検証なしに長期にわたって利益を得るのはかなり難しいと思います。
ただし、勉強などはあくまでも自分で銘柄選定をし、売り買いの判断をするために必要なのであって、投資信託などであれば意味合いが異なってきます。
投資信託などであれば、投資信託の仕組みやどこを選ぶのかといったことが大切ですね。
もちろんこれらを調べるのも勉強といえば勉強ですが・・・
しかしながら、自分で売買するのと比べると勉強時間が少なくなるとは思います。
どちらにしても何らかの勉強は必要になると思いますので、自分の生活の中で、どの程度の勉強時間が取れるのかによって考え方が変わってくるかもしれませんね。
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ちなみに、自分で銘柄選びをするために検証するのであれば、まずあなたの年間損益がマイナスであれば、プラスに持っていけるようなやり方を見つけることです。
これが見つかれば、当面はそのやり方で取引しながら、それよりもさらに良い成績を残せる取引手法がないかを検証することです。
基本的には、これを繰り返すことになります。
良い手法が見つかれば、それを実践し、さらに良い手法を探すということです。
まぁ~多くの人が、ある程度のところで満足し、そのやり方で延々と取引を繰り返すということになるのではないでしょうか。
株で成功している人の勝ち方は、最初から確立されたものではなく、多くの検証を行い、試行錯誤しながら現在のやり方に落ち着いたのだと思います。
なかなか株で勝てないということであれば、まずは「こんなやり方だったら勝てるのではないか」とアイデアを出すところから始めてみてはいかがでしょうか。