投資方法

株取引を1単元と複数単元で売買するときのメリット・デメリットとは

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1単元で売買するか複数単元で売買するか

みなさん株を購入する時に何単元で購入しているでしょうか。

 

1銘柄に対して、1単元しか買わない投資家もいれば、1銘柄に対して複数単元買う投資家もいると思います。

 

またこれは、投資方針によっても結構違いがあると思います。

 

例えば、株主優待を中心に取引している方であれば、銘柄によっては複数単元を保有していても、優待内容に違いがない場合もあります。

 

そのような銘柄であれば、複数単元保有していてもメリットがないと考えて、1単元しか保有しない場合も当然あります。

 

また、専業でデイトレードをして生活しているような方であれば、1単元だけで売買し、うまく利益を得られたとしても、その利益額は小さいことが考えられるため、大きな利益を狙うために、複数単元でトレードすることが多いのではないでしょうか。

 

株式投資の成績には、どれぐらいの単元で売り買いするのかというのが、結構影響があると思っています。

 

本日は、株取引の単元についてをテーマに話をしたいと思います。

 

 

単元とは

まず最初に、単元について少し説明したいと思います。

 

株は、基本的には100株ごとに売買することが多いです。

 

もちろん基本的にはということですので、銘柄によっては100株以外で売り買いする株もあります。

 

この売り買いする株数のことを単位と言います。

 

例えば、A銘柄は100株単位だとか、B銘柄は1株単位だというような感じです。

 

単元とは株取引の売買単位のことであり、100株で売買する銘柄であれば、この100株のことを1単元といい、1株で売買する銘柄であれば、この1株のことを1単元と言います。

 

 

1単元で売り買いするメリット・デメリット

それでは最初に、私の中での結論を話したいと思います。

 

株取引は1単元で売買するのが良いのか、それとも複数単元で売買するのが良いのかと言われると、私としては大きな意味で言えば複数単元で取引する方が良いと思います。

 

ただし、複数単元の購入・売却方法についてはポイントがありますので、その点については後程話をしたいと思います。

 

まず、1単元しか買わない場合のデメリットについてです。

 

もしあなたがどのような銘柄であったとしても、1単元しか買わないというマイルールを設定しているのであれば、購入後に含み損になってしまった場合には、損切りするか含み益になるのをただ待っているしか方法がないことになります。

 

つまり、1単元だけの売買であれば、購入後に積極的に何らかの対策をとるということはできないということになってしまいます。

 

これが1単元しか買わない場合のデメリットです。

 

もしこのやり方で取引するのであれば、買った後にある程度早い段階で株価が上昇するという場合でなければ、損切りしないまでも資金の拘束期間が長くなってしまう可能性があります。

 

1単元で取引する場合のメリットとしては、最初にも言いましたが、複数銘柄を購入することで、多くの株主優待を得ることができる場合もあります。

 

また資金的に余裕のある方であれば、多くの個別銘柄を購入することで、株だけの分散投資をすることも可能です。

 

もちろん十分な分散投資をするためには、株だけではなく他の商品にも分散させる必要がありますが・・・

 

 

 

複数単元で売り買いするメリット・デメリット

次に複数単元購入する場合のメリットについてです。

 

複数単元購入するとどのようなメリットがあるのかと言うと、それは「買う機会」も「売る機会」も複数にわけることができるということです。

 

先ほどの1単元であれば、買う機会も売る機会(分割を除く)も一回しかないわけですので、一発勝負になってしまいます。

 

しかしながら、複数単元であればチャートや相場状況を見ながら複数回で購入したり売却することができますので、その点でリスク分散をすることができます。

 

これが最初に言った、複数単元の購入・売却方法のポイントです。

 

投資家によっては、株価が大きく下がって底を打ったと考えた場合に、かなり多くの単元数で買う人がいます。

 

そのポイントが本当に底であれば、大きく儲かる可能性がありますが、誰にも未来はわかりませんので、本当にそのポイントが底(安値)なのかどうかは結果論でしかわかりません。

 

私は慎重派な方ですので、この辺りが底で、トレンド転換するかなと思ったとしても、大きく勝負することはしません。

 

もしかすると、「大きく勝負することはしません」と言うか、性格的に「大きく勝負することはできません」なのかもしれませんが・・・

 

まぁ~ある程度の利益を積み重ねていく方が向いているのかなという感じです。

 

私の複数単元の購入の仕方としては、例えば100株単位の銘柄を10単元購入する場合には、最初に3単元300株ぐらいを購入するイメージだと思います。

 

そこから順調に株価が上昇した場合には、さらに株を買い増していくということを考えます。

 

なお、買い増しについてはこちらに書いていますので、詳しくは株の買い増しはタイミング次第!データで見る失敗しにくいやり方とはをご覧ください。

 

もしかすると、最初に購入した後に株価が下落してしまう可能性もあります。

 

だからこそ一度に購入してしまうのはリスクがあるため、私としては複数回にわけて購入するようにしています。

 

また複数回にわけると、利益確定売りも色々な選択ができるようになります。

 

例えば、保有している銘柄がストップ高などで想定以上に大きく値上がりした場合には、全てを一気に売却する可能性もあります。

 

もちろん、なぜストップ高になったのかの材料次第ですが・・・

 

ある程度の利益が出ている段階であれば、例えば10単元1000株ホールドしているのであれば、半分の5単元500株だけ売却して、残りはさらなる利益を狙うというやり方ももちろん可能です。

 

また株価が十分上がった場合には、9単元900株だけ売却して、1単元100株を恩株にするという選択肢もあります。

 

なお、恩株について詳しく知りたい方は株取引で安定した利益を得たければ恩株の長期保有を検討してみては?をご覧ください。

 

 

このように複数単元購入することで、買う場合にも売る場合にも色々な選択肢を取ることができます。

 

もちろんいいことばかりではなくデメリットもあります。

 

それは複数単元購入した後に株価が値下がりした場合です。

 

ホールドしている株数が多いため、含み損になってしまうと、その金額もどんどん大きくなってしまいます。

 

だからこそ、このデメリットを少しでも減らすために、複数単元保有する場合には複数回にわけて購入することを心がけることが大切だと思います。

 

今がチャンスだと思って一気に購入するやり方ももちろんありますが、できるだけリスクを減らす投資方法も検討してみてはいかがでしょうか。

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