投資方法

スイングトレードで利益を確保しさらに株価の値上がりを狙うやり方

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スイングトレードとは

今日は短期投資の一つであるスイングトレードについてをテーマに話をしたいと思います。

私の過去の投資経験でいうとスイングトレードは割と成績がいいことが多いです。

 

もしかするとスイングトレードが成績が良いというよりも、それぐらいの期間でプラスになっていることから手仕舞いして利益が出ているのかもしれません。

つまり結果論なのかなと思うこともあります。

 

さて、スイングトレードの投資期間ですがデイトレード以外は定義が結構バラバラで本やブログ、サイトなどによって違いがあるため明確にどれぐらい保有するのがスイングトレードというのはわからないのですが、なんとなくでいうと数日から1、2週間程度とか長くても3週間程度ぐらいのことを指すことが多いようです。

 

私のこれまで経験してきた結果でいうと株を購入してから一度も含み益(評価益)が出ることなく、そのまま含み損(評価損)になったということはほとんどありません。

 

特に購入後すぐから数日ではプラスになることが多く、小さな利益例えば500円前後とかぐらいのこともありますし、もう少し期間が長ければ10%や大きいときは20%以上の含み益(評価益)なることもあります。

 

しかしながら、そのまま中長期保有をしていて結果的に急落に巻き込まれたりして含み損になってしまっているものもあります。

 

ただ先ほど言ったとおりどの銘柄であっても最初の段階は少なくとも多少の含み益にはなっていることが多いということです。

 

そう考えるとあまり保有期間を長くするのではなく含み益になっている段階で大きな利益ではないものの、例えば1%や2%の利益でも株を売却する事の方が実はいいのかなと最近思うこともあります。

 

例えば10万円の購入価格だったとして2%株価が値上がりすると2000円の含み益ですので、ここから手数料と税金20.315%を差し引いても1500円近い利益になります。

 

証券会社によっては10万円未満は手数料が無料のところもありますので場合によってはもう少し利益が増えるかもしれませんね。

 

一週間で2%の利益だったとしたら結構大きい利益だと思いますが、毎回毎回勝つわけではありませんので1ヶ月に平均して3%の利益を出せれば年間36%ですのでそれは相当大きなものです。

まぁ~そう簡単にはそのような利益は出ませんが・・・

 

しっかり練習してやり方さえマスターできれば投資金額を増やしていくだけですので、10万円ではなく100万円投資して1ヶ月に3%の利益をあげられれば手数料と税金を考慮したとしても手取りで2万円以上の利益になります。

 

300万円投資できるのであれば手取りで6万円以上ということですね。

あくまでも計算上ですが・・・

 

 

購入した銘柄が長期的にどうなるかは分かりませんがスイングトレードの場合はテクニカルなどを見て買うタイミングを間違えなければ2~3日ぐらいの短期で儲かるのは簡単とは言いませんが初心者が手に負えないほど可能性のない難しい取引だとは思いません。

 

むしろ初心者にもおすすめできるかもしれません。

 

ただし先ほども言ったとおり大きな利益を狙わないことです。

 

しっかりとしたルールを設けて2%の利益が取れたら次の銘柄に乗り換えるとか 、値段で3000円儲かったら撤退するというようにあなた自身が最もやりやすいスタイルを見つけることが大事です。

 

・・・と言いたいところですが、人間ですのでなかなかこのような機械的な取引が難しいんですよね。

 

私も、もう少し利益が出るんじゃないかと思って持ち続けて結果的に利益がほとんどない買値に近い株価で売却したことが何度もあります。

 

これまで利益確定した後にさらに株価が値上がりした経験があるから、まだ上がるんじゃないかと思うのですが、まだ上昇するかもと思った頃が実は短期の天井でそこから値下がりすることも多いです。

 

なんであの時売らなかったの!!売っときゃよかった!!なんてこともありますね。

 

 

 

スイングトレードには逆指値を設定

では、その辺りを踏まえて現実的にはどういう取引をしたらいいのだろうと考えていたところ一番いい方法はやっぱりオーソドックスに自分のルールに則って機械的な売買をすることなのだと思いますが、それだともう今回のテーマは終了してしまうのでできるだけ利益を増やしながらトレードするためにはどうすればいいのか考えたいと思います。

 

いろいろ考えた結果、やっぱり逆指値を入れるのが1番ではないでしょうか。

ここからの話では税金と手数料については考慮しないことにします。

 

つまり、例えば1株1000円で購入した株価が1002円になった段階で、市場価格が1001円以下になったら成行売りの執行条件を設定するということです。

 

この場合だと絶対とは言い切れませんが、市場価格が1001円になった瞬間に執行されるため1001円で購入したい投資家がいることから、その金額で売却されます。

 

ようするに損しないということです。

 

ただし、この場合気をつけておかないといけないのは成行売りですので、もしかすると瞬間的にさらに株価が値下がりし購入価格の1000円未満になってしまう可能性もありますのでその点は頭に入れておいたほうがいいと思います。

 

逆指値を入れておくと出来高が多い場合には自分が想定している金額でほぼ約定しますので、今回の場合だと少なくとも損することがないということです。

 

もしそのまま株価が上昇し、例えば1010円まで上がって行ったとしたら、この時点で1%の利益なのですがあえて売却しない方法を取るのであれば先ほど設定した逆指値をもう少し高い位置に設定し直して市場価格が1005円以下成行売りなどにします。

 

そうすると流動性が低い銘柄で板がスカスカのような株ではなく出来高がそれなりにあれば、株価が下落しても基本的には1005円で売却できますので利益を確保しながらさらに上を目指すことができます。

 

後は同じ手順で株価が上がっていけばそのぶん逆指値の執行条件も上げていくという形になります。

 

ただし気をつけないといけないのは現在の株価と逆指値の執行条件があまりにも近い場合にはすぐにその条件で執行されてしまって利益ではあるものの売却になってしまうということです。

 

具体的にいうと1010円になった時に1009円で逆指値を入れると1円下がった段階で市場に執行されてしまいますのであまりにも近すぎるということです。

 

これが何円ぐらいの差であればいいのかというのは、その銘柄の動きによって違いますのでボラティリティが高い銘柄であれば激しく上下しますし、逆にボラティリティが低い銘柄であればあまり動きませんので銘柄ごとの動きを見ないと正直なんともいえません。

 

自分が狙っている銘柄がどのような動きをしているかというのをよく見ておけばどれぐらいの金額で逆指値を設定しておけばいいのかというのもだいたいわかってきますが地合い(相場の状況のこと)の影響もありますのでその点も考慮しなければいけません。

 

スイングトレードで扱うような銘柄だと株価が急上昇急下降することも多いですので板やチャートを見ることができない状況であれば、思わぬ値下がりに巻き込まれてしまうことになりかねません。

 

そうなると損失は避けられませんので、逆指値を設定しておくことで不測の事態を回避することができる可能性が高まります。

 

ではスイングトレードで利益を取るのに最も重要なのは何かというと、それはやはりテクニカル的な分析だと思います。

長期保有をするわけではありませんので2~3日から1週間が勝負というところです。

 

当然その辺りを注目して集まってくる投資家もいますので買い時と売り時を間違えないことが最も大切です。

 

では、その買い時は一体いつがいいのかというとテクニカルの種類によって色々ありますので一概にはいえないのですが割と無難なのはやはり右肩上がりの上昇トレンドの押し目買いではないでしょうか。

 

買い時としては押し目で谷になっているところからやや上昇したポイントが現実的に購入しやすい所ですので、そのあたりを意識して買えば短期的に大きく儲かるということはなくても小さな利益を狙い目にした取引ができると思います。

 

売り時としては山になっているピークからやや下降したポイントが現実的な一つのポイントなのですが、利益を確保するのが第一なので状況によってはもう少し早く売ってもいいのではないでしょうか。

 

 

こちらの記事もどうぞ

あなたの株取引にとって役に立つかもしれない投資方法や取引の知識を書いていますので、気になる方はこちらの投資方法からご覧ください。

 

後はやり方を覚えればテクニカル的に取引が可能そうな銘柄に次から次に乗り換えて行くことになります。

 

このような投資方法ですので資金効率が非常に良いこともスイングトレードのメリットの一つです。

 

スイングトレードの注意点

ただし気をつけないといけないのはスイングトレードですのであまりにも長く保有してはいけないということです。

 

そうなると短期保有や中長期保有のようになってしまう可能性もあります。

それでもいいという人は構いませんが・・・

 

実は私もどちらかといえば特定の投資方法には縛られない人ですので、「スイングトレードで取引します!」と証券会社に登録しているわけでもありませんので、購入した日に3~4%上がればデイトレードで売るかもしれませんし、1週間ぐらい持っておこうかなと思った銘柄を状況を見てさらに長期保有で持ち続けることもありますので、自分としては良くいえば柔軟、悪くいえば方針が定まっていないのでしょう。

柔軟だと思いたいです。

 

 

ただ、長く持てば必ずしも含み益になるわけではありませんので売却益が出そうな場合には機械的に売るか、逆指値を入れてある程度まで引っ張るか考えなければいけません。

 

もし損失が出る場合にはスイングトレードであれば損切りすることも当然ですが考えておかなければいけません。

損切りについても自分の中でのルールを作っておきましょう。

 

なお、逆指値の注意点としては、仮に現在の株価が1010円で1005円以下成行売りの逆指値を入れて、そのまま大引けになり取引時間が終了した場合、翌日以降もその条件を入れていたとしても朝一番の寄り付きが一気に値下がりして950円など1000円未満になっている可能性もありますので、そうなってしまうとその時点で含み損(評価損)です。

 

逆指値を入れていても日をまたいだ場合には株価は一気に値下がりのリスクがありますので逆指値を入れているから絶対大丈夫だと思うのではなく、後から悔やむことがないようにスイングトレードの場合はできるだけ利益が出ている段階で早く売却することをおすすめします。

 

それでは本日のまとめです。

本日のまとめ

  • スイングトレードは数日から1,2週間長くても3週間程度での取引
  • 期間が短いため大きな利益を狙わない
  • 利益確保のために逆指値を設定する
  • 株価が値上がりすれば逆指値の執行条件も上げる
  • テクニカル分析が必要
  • スイングトレードは損切りも必要
  • 逆指値を設定していても日をまたげば寄り付きで急落の可能性もある
  • まだ上昇するかもと思った時が実は短期の天井の可能性もあるので売却は早めに

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