投資方法

株の暴落時に保有株を売るか売らないかの私の判断ポイント

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株の暴落が起こったら

株式投資をしていると買い方側の投資家にとって順調なトレンドばかりではなく、時には厳しい暴落になってしまうこともあります。

 

暴落や、時には大暴落とも言われる大幅な株価の下落は、やり方を間違ってしまうと大損してしまうことにもなりかねません。

 

日経平均株価の暴落などが起こった時に、どうすべきかというのは人によって異なるわけです。

 

例えば、投資家によってはすぐに損切りしたほうがいいという人もいるでしょうし、逆に損切りするのではなく保有し続けるほうがいいという人もいると思います。

 

これはどちらが間違いということでもなく、その時の状況によって異なるのだと思います。

 

今日は私の暴落に対しての現時点での考え方について話をしたいと思います。

 

 

損切りするか持ち続けるかのポイントは?

株価の暴落が起こった時に、損切りするか持ち続けるのかの重要なポイントの一つになるのが含み益があるのかどうかだと思っています。

 

その銘柄を購入し、予想した通りに株価が上昇していき、含み益があるのであれば、ある程度耐えることはできると思います。

 

もちろん、どの程度の暴落になるのかにもよりますが、日経平均株価が10%下がったとしても、含み益によっては耐えられますよね。

 

もし自分の買値を下回るような暴落になる場合でも、含み益があればプラスマイナスゼロで撤退するか、最初の暴落の時点で利益確定売りの売却をするという選択ができますね。

 

プラスマイナスゼロで売却するぐらいだったら、早めに利確した方が良いのではないかと思うかもしれませんが、それは結果論なのであって、もしかすると、さらに利益を伸ばせる可能性があるため、ギリギリまで粘るという選択肢もあります。

 

例えば、日経平均株価が10%下がったとしても、一時的なものであり、下降トレンドに転換するような材料でなければ、それはいい押し目になり、トレンドが再び上昇するのを確認した段階で、買い増しすることで、さらに利益を増やすこともできるからです。

 

つまり、暴落に対しては含み益があることで、すぐに売ることもできますし、ぎりぎりまで粘ることもできます。

 

一般的な右肩上がりの上昇トレンドでも、株価が上がっては下がり、また上がっては下がりを繰り返して、上値と下値を切り上げて行きますよね。

 

暴落も、この押し目がちょっと強烈になったレベルだと思っておけば良いのですが、ちょっとどころじゃなく、だいぶひどい暴落もありますが・・・・

 

その辺りは、どの程度の含み益なのかによって対応が変わるかもしれませんね。

 

本当のところで言えば、暴落になるのがわかっていれば早く売るのがいいわけです。

 

そして、下で買い直すのが最も効率がいいのですが、どうしても結果論でしか分からないので、どこまでホールドし続けるか、どこで売るかというのがポイントになるのだと思います。

 

すべては含み益がどの程度あるか次第と言えるのではないでしょうか。

 

 

含み益が少なかったら?

もちろんこれは、ある程度大きな含み益がある場合の話です。

 

場合によっては、含み益がほとんどない銘柄や、含み損になっている銘柄もありますよね。

 

私もそのような銘柄があります。

 

もし含み益がほとんどない銘柄であれば、大きな値下がりがあった時点で、私だったらすぐに売ります。

 

それはなぜかと言うと、自分自身が大きな値下がりがあると思っているわけですので、その含み益では耐えられず、含み損になるのは時間の問題だからです。

 

もちろん自分自身が大きな値下がりがあると思っている、その考えが正しければの話ですが、答えは結果論でしか分からないわけです。

 

しかし、自分がそう思うのであれば、含み益が少ない場合にはすぐに売るという選択を取らざるを得ないのではないでしょうか。

 

損してまで保有したくはないですからね。

 

 

含み損があったら?

一番悩むのは含み損がある銘柄ですね。

 

この含み損も一概には言えず、最終的な判断は程度によるのだと思います。

 

暴落があると思っている時点で、わずかな含み損であれば、私だったら売ると思います。

 

なぜかと言うと、一度暴落が起こってしまうと、狼狽売り(パニック売り)になってしまうこともあり、想像以上に株価が下落することもあるからです。

 

ちなみに、狼狽売り(パニック売り)の対策については株価のナイアガラ的値下がりで狼狽売りしない簡単な5つのテクニックをご覧ください。

 

つまり、一旦損切りすることで損失を被るわけですが、自分が注目している銘柄を安値で買えるチャンスが来るわけですので、わずかな損切りで済むのであれば、このようなやり方が場合によってはいいのかもしれません。

 

 

大きな含み損の場合

しかしながら、大きな含み損を抱えている場合にはちょっと考え方が違います。

 

大きな含み損を抱えていると、仮に損切りしたとしても、戻ってくるお金は限られています。

 

そう考えると、私としては暴落したからといって、安易に損切りするという判断はしないと思います。

 

株式投資の初心者の頃は、どうしても取引で含み損が出てしまいがちです。

 

また、すぐに損切りすることもできずに、さらに含み損が大きくなってしまうこともよくあります。

 

当然といっては変なのですが、初心者の頃は私もそのような取引をしていました。

 

そのようなことから、今現在でも一部過去の含み損になった銘柄をなんとか損失を少なくして売却できないかと考えているところです・・・

 

できればマイナスではなくプラスで売りたいのですが・・・

 

過去の私の経験としては、ある程度大きな含み損が出てしまった場合には、大きな下落時に買い増ししました。

 

いわゆる暴落株の買い時と考えたわけです。

 

一例で言えば、30%ぐらいの含み損の銘柄を安値で買い増すことで、ほとんど含み損を減らすことができました。

 

厳密に言えば、少しのマイナスでの損切りで撤退しました。

 

あ~昔の私がもう少しいい取引をしてくれていれば・・・と思いながら、そのおかげでかなり勉強したので、まぁ~ある意味よかったのかもしれませんが・・・

 

 

暴落時の買い増しは注意も必要

だからといってなんでも買い増しすればいいというわけでもありません。

 

買い増しのタイミングを間違ってしまうと大損することもありますからね。

 

特に、含み損の大きな銘柄には十分注意する必要があります。

 

配当金がある銘柄であれば、含み損の程度によっては、そのまま持ち続けることを検討しなければならない場合もありますし、他の銘柄の利益に対しての損出しとして使うことを検討しなければならないかもしれません。

 

大きな含み損であれば数年単位で考えなければならないことになりかねませんので、暴落した場合に買い増しするとしても、十分に注意して行わなければならないのではないでしょうか。

 

 

暴落しそうな時には、掲示板などでもいろいろなことが言われたりしますが、冷静になって市場全体を見渡すようにしてみてはいかがでしょうか。

 

保有銘柄については、それぞれの含み益や含み損に合わせて、どういった対応をするか、なんとなくでもいいので考えておくことが大切だと思います。

 

暴落は突然やってきますからね。

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