個人投資家は勉強時間が少ない?
みなさん株式投資で利益を上げることを目標に日々頑張っているのではないでしょうか。
一般的に個人投資家は負ける人の割合が多いと言われていますね。
それにはいくつか理由があるのでしょうが、その中の大きな原因の一つとして株取引の勉強があるのではないでしょうか。
ほぼ全ての方が高校受験や大学受験、就職試験などで試験勉強をしてきたと思います。
1日数時間ぐらいの勉強をしていたという人も多いのかもしれませんね。
しかしながら株取引になると、儲かりたいという気持ちはあるものの、どうしても仕事や家事、学業などとの両立になる人が多いため、勉強時間が少なくなってしまいます。
一般的に個人投資家は、それほど勉強していないと言われています。
1日に何時間も株に関して勉強している人がどれだけいるのでしょうか。
正直なところ、私も毎日何時間も勉強しているかと言われると、さすがにそこまではしていません。
何時間も勉強する日もあれば、勉強しない日もありますので、それなりに勉強しているぐらいのレベルかなと思います。
逆に言うならば、勉強していない人が多いと言われているため、それなりに時間をかけて取り組めば利益は得やすくなると言えるのかもしれませんね。
株取引を理解することが必要
例えば、学生時代を振り返ってみると、どんな人が勉強ができたでしょうか。
私としては友達に勉強を教えられるような人は成績が良かったというイメージがあります。
なぜそのような人が成績が良いのかと言うと、人に教えるということは、自分自身がそのことについて理解していなければ教えられないからです。
例えば学校の先生なんかも同じですよね。
学生に対して教えるわけですので、基本的にはその分野のことを理解できているはずでしょうから、専門分野のテストを先生が受けた場合には、100点とは言わないまでも、それなりの点数が取れるわけです。
みなさんの仕事も同じではないでしょうか。
何らかの質問を受けたら回答ができるでしょうし、自分の仕事のポイントや問題点など後任や後輩に説明することもできると思います。
それはあなたがその仕事を理解しているからです。
株も基本的には同じですね。
そのように考えると実際に教えることはなくても、人に教えられるほどの勉強ができれば、株取引でそれなりの利益をあげることができるんじゃないかな~とも思います。
売り買いの根拠を自問自答してみる
他人に聞かれたという想定で、自分の頭の中で自問自答してみることです。
「なんで今、この銘柄を買うの?」という質問に、例えば「今この銘柄は、株価がどんどん上がってきて、ボリンジャーバンドを見ても、バンドウォークしているから株価の上昇が期待できるんだよ」というような自問自答ができるかどうかというのは非常に大切です。
「この銘柄は今は買わない方がいいの?」という質問に、例えば「この銘柄は株価が大きく上昇して高値圏にあって、非常に長い上ひげ陰線が出ているから、株価下落のリスクがあるので今は買わない方がいいかも」というような自問自答です。
自分の頭の中で自分に対して質問して、自分で回答してみると、非常に良い株の勉強になります。
「なぜ今この銘柄を買うのか?」という質問に対して、明確な回答ができないのであれば、本当に今買うべきかどうか、もう一度考えてみる必要があるかもしれません。
「なんとなく株価が上がりそうな気がする」というような勘は、株で相当利益をあげ、経験がある人であれば、当たる可能性もありますが、そうでない人であれば、勘ではなく勉強をして、しっかりとした根拠を持つのが良いのではないでしょうか。
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なんとなくで売買して利益を得るのはかなり難しいと思います。
一般的に言われているように本当に個人投資家がそれほど勉強していないのであれば、勉強時間を今までよりも増やすだけで、何らかの効果が出てくるかもしれません。
投資信託などではなく、自分で行う売り買いで儲けたいのであれば、やはりそれなりの勉強時間は必要になってくるのではないでしょうか。