投資方法

株で逆指値売り注文を以前は設定したが現在は設定しない理由

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株で逆指値売り注文を設定していますか?

みなさんは保有株の逆指値売り注文をしているでしょうか。

 

まずは、逆指値の意味についてです。

 

逆指値注文とは指値注文とは違って、株価が指定した価格以上になったら買う注文(逆指値買い注文)と株価が指定した価格以下になったら売る注文(逆指値売り注文)のことをいいます。

 

逆指値の意味としては、このような内容なのですが、もう少しわかりやすくメリットをいうと、逆指値買い注文は、例えば「ある価格帯」をブレイクしたら、さらに株価の上昇が期待できるような時に使います。

 

例えば、年初来高値が500円であれば、株価が501円になったら買おうと思って、逆指値の買い注文を「市場価格が501円になったら501円で指値注文」としたり、すぐに買いたいときには「市場価格が501円になったら成行注文」にしたりしますね。

 

売りの逆指値のメリットとしては、大損を防ぐという意味合いや、最低限の利益を確定したいということなどですね。

 

逆指値売りというのは、例えば現在の株価が1000円の時に株価が950円まで値下がりしたら売却するというような注文ですね。

 

自分が設定した株価になったら売るわけですね。

 

成り行きで売る場合や指値で売る場合もあると思います。

 

つまり株価の暴落や急落に対応できる手法ですね。

 

そのようなことから、損切りしてでも大損を避けるために売るという人もいれば、含み益であるため、株価が下落した場合でも利益を確保するために設定している人もいると思います。

 

サラリーマンや主婦、学生など時間がなかなか取れずに板を見ることができない人にとっては便利な機能であるとも言えます。

 

私も以前は逆指値売り注文を設定していましたが現在は設定していません。

 

なぜ注文しなくなったのかというと、先ほども話した通りメリットはあるのですが、やはりデメリットもあるからです。

 

私としては現時点において、逆指値売り注文はしていないわけですが、今回の記事についても、あくまでも「そのような投資家もいるんだなぁ~」という程度でご覧ください。

 

現在、逆指値売り注文をしている投資家に対して、その設定を外すことをおすすめしているわけではありません。

 

投資は自己責任ですので、あらゆることについてメリットとデメリットを考慮して自分で判断する必要があります。

 

今回の記事も気楽にご覧いただければと思います。

 

 

株の売買で負けやすい理由の一つとは

さて、個人投資家の多くが株取引で負けると言われているのを聞いたことがある人も多いかもしれませんね。

 

まぁ~あくまでも一般論ですが・・・

 

とはいえ、私のイメージとしても個人投資家は負けている割合が高いと思います。

 

私が思う、個人投資家が負けやすい理由の一つとして、「教えられたことや、言われたことに忠実な行動をする」からというのがあるのだと思っています。

 

これはメリットもあるものの、デメリットになる場合もあると思っています。

 

逆指値売りで考えてみたいと思います。

 

大損しないために逆指値売り注文を設定しておくのはいいのですが、その設定の仕方が似たようなものになっている場合も多いです。

 

似たような逆指値の注文になっているのであれば、その逆指値が狙われることもあり得るかもしれませんよね。

 

株価を下げれば、逆指値の注文が執行されて、結果的に刈られるということにもなりかねません。

 

 

損切りラインは何%の含み損?

みなさんは損切りラインを何%の含み損で考えているでしょうか。

 

もちろん損切りしないという人もいるでしょうが、損切りする場合にはマイナス5%やマイナス10%とかになると損失覚悟で売るという人がけっこう多いのではないかと思います。

 

これは私がアンケートをとったわけでも、何かの統計データを見たわけでもなく、基本的には私のイメージです。

 

では、なぜそのように思うのかというと、大損を避けるために、これぐらいの含み損になったら損切りした方がいいということを株の初心者向けの入門本やネット情報などでよく言われているからです。

 

だからといって本やネットの情報が良くないというわけではありません。

 

大きな失敗を防ぐためにも早い段階で損切りすることが必要な場合もあるわけですから。

 

いろいろな情報にはしっかりとした価値があったとしても、その損切りラインの数値が似ていれば、結果的に狙われてしまうこともあり得ます。

 

それが一般的に言われる「逆指値狩り」です。

 

含み損が5%や10%になったら多くの売りがでるだろうということがわかっていれば、どういう考えが浮かぶでしょうか。

 

株価が下がって、多くの逆指値売りが発注される価格帯になれば、さらに株価が下落する可能性もありますよね。

 

とはいうものの、買った値段が人によって異なるので、5%や10%の含み損には違いが出るんじゃないのと思う人もいると思います。

 

確かにその通りです。

 

しかしながら、何らかの材料がでたり、決算が良かったりなどして、株価が出来高を伴って急上昇する場合がありますよね。

 

このような特定の日の場合にはどれぐらいの価格帯で買った人が多いのかというのがわかりやすいので、狙い目になりやすかったりします。

 

まして、出来高も多いわけですから。

 

株価が急上昇した場合には、その後一時的を含めて株価が急落する場合があるというのを日足チャートなどで見たことがある人もいるのではないでしょうか。

 

この急落には利益確定売りの人もいますが、逆指値売りが発動して損切りになってしまった人もかなりいると考えることもできます。

 

逆指値売りのデメリットは、まさにこれですね。

 

自分で設定するわけですので、その注文が執行されてもかまわないという考えなのだと思いますが、それが狙われているかもしれないという意識も持っていた方がいいと思います。

 

特に、値動きの激しい銘柄はその傾向がありますね。

 

逆指値売りを設定するから、下落した場合に、余計に売りが発動してしまうのかもしれませんが・・・

 

・・・とはいえ、値動きが激しければ大損しないために、逆指値の設定をしておくメリットがあるのも事実です。

 

つまり、「逆指値はメリットもデメリットもある」という中途半端な結論になってしまうわけです。

 

それでは、私はどうしているのかについては、この後に書いていますが、よく考えたらタイトルにも書いていました。

 

まぁ~お時間があったら、もう少し読み進めてください。

 

 

逆指値注文の注意点

私の注文について話をする前に、逆指値注文での注意点について少しお話したいと思います。

 

私も1度だけミスをしてしまったことがあるのですが、本当は逆指値の買い注文を入れたかった場面がありました。

 

例えば、現在の株価が500円で510円になったら買い注文というような感じですね。

 

逆指値の買い注文を入れたと思ったのですが、間違って通常の指値注文を510円で入れてしまっていて、結局現在の株価の500円で約定しました。

 

逆指値売りのミスをしたことはないのですが、これをミスって指値注文にしてしまうと、すぐに売れてしまいますからね。

 

逆指値注文だと頭の中では思っていても、急いで注文すると、間違って指値注文になってしまうこともあると思いますので、そこは注意が必要ですね。

 

ストップ安での価格の逆指値売り設定なら・・・

先日、私が保有している銘柄でも株価が急落しました。

 

パニック売り的な注文が続いたものの、その後は急速に株価を戻し、終値で見ればその日は長い下髭のローソク足でした。

 

短期的に売り込まれたものの、結果的には株価が回復するというパターンでした。

 

これってよく見るパターンといえるのかもしれませんね。安値を狙っている投資家もいますから・・・

 

このような一時的な急落で逆指値にかかると、すごく残念な気持ちになると思います。

 

だからこそ、私は逆指値売りを設定しなくなりました。

 

ただし、逆指値売り注文を設定してもいいかなぁ~と思う株価もあります。

 

それは何かというと、ストップ安での価格です。

 

株価が寄り付き後にストップ安まで値下がりした場合には、一時のストップ安であれ、弱さがある場合が多いと思います。

 

ストップ安になってしまうと翌日以降も株価が下落する可能性があるため、ストップ安の価格であれば設定してもいいかなぁ~という感じです。

 

 

投資家によって、取引のやり方に違いがでるのは当然のことだと思います。

 

また、自分がよりよいと思う手法に変わっていくこともあると思います。

 

投資は自分のことだけではなく、他の投資家がどのような考えを持っているのかというのを意識しておくことも必要なのかもしれません。

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