投資方法

株でストップ高は売った方がいいのか売らない方がいいのか

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ストップ高で悩むこと

株式投資をある程度の期間行っていると自分が保有している銘柄がストップ高になることがありますよね。

 

買い方側の投資家にとってはラッキーな値動きですし、売り方側の投資家にとっては残念な値動きということになりますね。

 

私もストップ高の経験は何度もあるわけですが悩むこともあります。

 

何に悩むのかと言うと、ストップ高は売った方がいいのかということです。

 

ストップ高になったらどうするべきか・・・

 

明日以降もまだ上がるのか、それとも今日のうちに売るべきか、売るのは逆指値設定か、PTSまで粘れそうかなど考えるといろいろとあるわけです。

 

この記事を見ているということはみなさんも悩んでいるということではないでしょうか。

 

なお、今回の記事ではストップ高になった時点で含み益になっているものとして話をしたいと思います。

 

 

翌営業日にならないとわからない

はっきり言えばストップ高になった翌営業日にさらに株価が上昇する銘柄もあれば、下降する銘柄もあります。

 

つまりどのような変動になるかは翌営業日になってみないと分からないと言えるのではないでしょうか。

 

ストップ高になった銘柄のチャートを載せることは簡単にできますが、今言った通り翌営業日にどっちに転ぶかははっきり言ってわかりません。

 

そのようなことから、チャートを載せる意味はそれほどないのかなぁ~と思います。

 

どちらのパターンも起こり得ますし、どちらが多いとも言えませんので。

 

さて、そうなったらストップ高は売ったほうがいい?それとも売らない方がいい?ということで余計に悩んでしまいますね。

 

私としては、大きく分けると基本的には二つのポイントがあると思います。

 

 

その銘柄の投資方針は?

まず一つ目は、その銘柄の投資方針です。

 

大きく言えば、短期的な保有なのか、それとも長期的に持ち続けるのかによって、私としては考え方を変えています。

 

短期的にしかホールドしないのであれば、売る方を選ぶ可能性が高いです。

 

なぜかと言うと、元々が短期保有で考えているということは、近い将来に売るわけですので、人気があって買いたいと思う人が多く、株価が上昇しているタイミングで売却し、確実に利益を得ようと思うからです。

 

ただし、売るタイミングはPTSまで引っ張る可能性もあります。

 

ストップ高で引ければ、日中に購入できなかった投資家がさらに値上がりするかもしれないと考えて、夜間取引時にさらなる高値で指値注文してくる可能性もありますからね。

 

私が思うに、株の売買で大切なことは損失を減らし、確実に利益を得るということだと考えています。

 

もしかするとストップ高で人気が出て、二日連続でストップ高になったり、値上がり値下がりを繰り返しながら右肩上がりで上昇する可能性もあるかもしれません。

 

しかしながら、それは買い方側の投資家の願望であり、現実的にはそのような動向にはならず、ストップ高になったことで、銘柄によっては売り方側の投資家が売りを仕掛けてきて、結果的に「あの日のストップ高で利益確定売りしていれば良かった」ということもよくある話です。

 

連日にわたって大きく上昇するようであれば、窓を開けて上昇していることもあるでしょうから、短期売買の人は窓埋めも意識しながら売りのタイミングを考えていかないといけませんよね。

 

なお、窓についてご存じない方は窓開け窓埋めの定義と株価チャートが値下がりし埋めやすい窓とは?をご覧ください。

 

まぁ~全てどうなるかは翌営業日以降にならないと分からないわけですので、私としてはやっぱり売りを選択するかな~という感じです。

 

なお、テクニカル分析もある程度は参考にして売り時は考えますが・・・

 

もし長期保有するのであれば、ストップ高になったからといってその時点で売ることはありません。

 

なぜかと言うと、長期保有で考えているからです。

 

長期投資の場合で言えば、ストップ高とは言ってもホールドしている期間においての一つの出来事に過ぎないと考えているからです。

 

保有期間が長くなると、いつもの上昇より多少大きめの値上がり程度と言う感覚になってしまいます。

 

ストップ高で株価が急上昇することも嬉しいのですが、長期的に考えているわけですので、むしろそのストップ高で、その後株価が大きく下落することがないようにステージを一つ上げてくれる方が嬉しいです。

 

あまりにも急上昇すると急落が待っていることもよくありますからね。

 

 

ストップ高になった材料は?

もう一つはストップ高になった材料の違いです。

 

ストップ高とはいっても、どのような理由でストップ高になったのかで、その後の値動きにも影響がありますよね。

 

一言で言うならば、その材料が短期間で終わるものであるのか、その企業にとって長期的に影響があるものなのかの違いは非常に大きいと思います。

 

つまり私としては、投資家にとってその材料のインパクトがそれほど大きくなく、短期的な値動きしか起こさないような材料であると考えられれば、ストップ高で売る選択をします。

 

逆に、企業にとって長期的な利益をもたらしてくれるような材料であると考えられれば、ストップ高から一時的に下落したとしても、それなりの期間を経ることでストップ高の株価以上になる可能性があるのでホールドします。

 

私の過去の経験で言えば、増配や株主優待などの材料では株価の上昇は長続きしませんでした。

 

もちろん過去の話であり、未来も同様とは限りませんので注意してください。

 

投資は自己責任です。

 

また、このレベルの材料ではストップ高になることもなかなかないと思いますが・・・

 

それではどのような材料がストップ高になりやすいのかと言うと、なかなか一概に言えない面がありますので、過去にストップ高になった銘柄の材料を調べてみて傾向をつかむのが手っ取り早いと思います。

 

ストップ高になる銘柄は毎日のようにあるものの、それほどの数はありませんので、材料も比較的調べやすいと思います。

 

ネットで調べればすぐにわかるのではないでしょうか。

 

ストップ高は売った方がいいのか悩むと思いますが、「自分の投資方針」と「なぜストップ高になったのかの材料」を見たうえで、テクニカル分析も利用すれば、どうすべきかの方向性が見えやすくなるのではないでしょうか。

 

 

売るか売らないか悩んだら

私としては、もしどちらにするか悩んだ場合には、売って利益を取る選択をします。

 

もし、売却後に価格が上昇したとしても、損失が出たわけではないので、問題ないと考えています。

 

ちょっと残念には思うでしょうが・・・

 

 

株式投資のコツは失敗を少なくし、損失を減らすことだと思っています。

 

ストップ高になった時点で含み益であれば、利益確定売りができますからね。

 

利益確定の売却をした時点で、その売り買いにおいて損失になることを防いだわけです。

 

さて、みなさんはストップ高は売った方がいいと考えますか、それとも売らない方がいいと考えますか。

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