窓開けのトレンドに乗るか乗らないか
みなさんは株価チャートの窓開けを意識して取引をすることがあるでしょうか。
まぁ~私としてはある程度意識するというレベルだと思っています。
なぜかというと窓開けしたからといって必ず閉めるというものではないので、頭の中に入れながらほどほどに考えているというところです。
実際、多くの銘柄で、いまだに埋められていない過去の窓がありますから・・・
さて、窓開けや窓埋めの考え方については窓開け窓埋めの定義と株価チャートが値下がりし埋めやすい窓とは?をご覧ください。
特に難しい話ではないわけですが、投資家によって考え方に違いがあるようですので気になる方は見てみてはいかがでしょうか。
窓開けした場合に買うかどうかというのは投資方針次第だと思います。
買い方側で考えると、窓を開けて上昇した場合には、程度の差はあれ勢いがあるわけですのでその勢いに乗るのか、それともその銘柄を購入したいと思っても、いずれ窓埋めするだろうという考えからそのタイミングを待つのかということではないでしょうか。
窓開け後に窓埋めした例
窓開け後に窓埋めした例を見ていただきたいと思います。
下のチャートはニチレイの2019年10月から12月の日足チャートです。
11月6日に大きな窓を開けて値上がりしました。
しかしながら、そのまま株価が上昇するのではなく11月6日をピークにして11月18日にかけて値下がりしました。
その間の11月13日に11月5日から6日にかけて開けた窓は埋める結果になりました。
11月6日に上昇の勢いに乗って買った人も当然いるわけですが、残念ながら短期的には含み損になってしまったわけです。
一方で窓閉めするだろうという方針の投資家であれば、買うにしても窓閉め後ですので、このチャートで言えば含み損になった場合でもわずかな金額であり、短期間だったことがわかりますね。
まぁ~全て結果論ですので、後からだとどうとでもいえるわけですが・・・
先ほども言いましたが、投資方針がどちらなのかということ次第と言えるのかもしれませんね。
上昇の勢いに乗るのか、それとも高値掴みを避けるために窓埋めを待つのかなのではないでしょうか。
私はどういう投資方針なのかというと、過去の取引を振り返ると大きく窓を開けた時に買うことはほとんどありません。
大きく窓を開けた時というとどの程度なのかというのが難しいところですが・・・
例えば、前日の取引終了後に好材料のIRが出て、翌日ストップ高になって窓開けしたというような場合などでしょうか。
もちろんストップ高だけではなく、感覚的に上がりすぎだと思ったら買いません。
やっぱり、直近の株価から見て高値づかみになるのは失敗する売買になる可能性が上がりそうなので・・・
下降トレンド時には窓はポイントの一つ
勢いのあるトレンドであれば窓開けしたとしても、短期間においてはほとんど関係なく値上がりしていくこともありますし、材料によっては急騰することもあります。
しかしながら、トレンドが悪くなり下降トレンドになってしまうと、下落がどこで止まるのかという下げ止まりの価格が投資家の間で意識されるようになってきます。
そのとき注目されるポイントの一つが開いてしまった窓です。
下落し始めると、この窓は埋めるだろうとか、急落であればさらに下の窓も埋めるだろうといった考え方になってくることもあります。
買い時・急落・値下がり・安値 関連記事
勢いのある上昇トレンドの時には、窓開けしたとしても、それほど意識されないこともありますが、下降トレンドになったらどうしてもポイントの一つになってしまいます。
そのようなことから、購入日に近いところで窓開けしているのであれば、トレンド転換し値下がりすると、その窓を埋める可能性があることも意識したうえで、売却のタイミングを考えるのが、窓開け銘柄を売り買いするときのコツの一つなのかもしれません。
あなたの投資方針ではどのように考えるでしょうか。