株は負ける人が多い?
株取引で負ける人が多いと言われる理由はなぜでしょうか。
これにはいくつか理由があるのでしょうが、私が思うに株で勝つ人と負ける人の違いの一つに、リスクを背負えるかということと資金量があると思っています。
2018年以降の日経平均株価の日足チャートを見てもらうとよくわかるのですが、定期的にある程度大きな値下がりがあります。
これは、国内外の政治・経済的な問題や株価の調整などが影響している場合が多いのですが、その安値圏で購入していれば、ある程度の利益を得ることができたわけですので、年間の損益としてはプラスに持っていくことも十分に可能だったと思います。
しかしながら、どの程度の株価が安値圏なのかは、はっきり言って結果論でしか分かりません。
もちろん、全く値下がりラインがわからないということではなく、ピンポイントで当てることができないというだけですので、日経平均株価が値下がりしていく中で、段階的な反発ポイントというのはあるわけです。
ただし、多くの投資家は日経平均株価が大暴落や急落など大きな下落をすると、様子見になってしまい買うことができなくなるのではないでしょうか。
これは必ずしも悪いことではありません。
どこまで値下がりするかわからないわけですので、株価が反発してから買うというのも一つの手です。
なお、トレンドが悪ければ、ある程度の株価上昇後に再び下げることもありますので、短期的な高値掴みはしないように気をつけたほうがいいです。
リスクを背負った投資
ただし、このような状況でリスクを背負って購入できる人は、大儲けできる可能性があるのもまた事実です。
他の投資家が売りたいと思うような値動きの時に、あえて買うというのは勇気がいることですが、そのぶん上昇した場合には利益も大きくなります。
私はこのような取引方法を割とよくします。
考え方一つなのですが、順張りの場合でも購入した値段から株価が値下がりすれば損切りする場合がありますよね。
株価が大きく値下がりした時に、リスクを背負って購入した場合でも、自分が設定する損切りラインに到達すれば損切りするだけです。
株価が大きく下落したポイントで購入した時だけ損切りのリスクがあって、平穏な値動きであれば損切りのリスクがないのであれば、無理して下落時に買う必要はありませんが、そのようなことはなく、株取引をしている以上、どんな場合でも損切りのリスクはついてくるわけです。
そうであるならば、みんなが売りたいと思っているポイント、つまり安い価格で買える株価で購入するというのも、損切りさえ徹底していれば、他の取引と比べて極端にリスクがあるとまでは言えないんじゃないのかなと思っています。
そのようなことから、2019年8月の下落時にも割安だと思う銘柄については購入しましたし、利益を得ました。
だからといって、下落したタイミングでいつでも買っているわけではなく、先ほども言いましたが自分の中で大体の値下がりラインを考えてのことですので、何も考えずに購入するのは避けた方がいいと思います。
例えば、25日移動平均線、75日移動平均線、週足の移動平均線、月足の移動平均線、1/3押し、半値押し(1/2押し)、2/3押し、フィボナッチ、節目になる株価などいろいろなターゲットを考慮し、高値から順番に並べていけば、この価格で買うのはまだ早いとか、ここで打診買いすればある程度下がっても大丈夫かなとかなんとなくわかってくると思います。
大暴落したときに資金があるか?
もう一つ重要なことは資金量(元手)です。
これは、そもそもの資金量も大切ですが、私が思うに一番重要なのは、株価が大暴落した時にどれだけの資金量があるのかが大切だと思っています。
株取引で勝つ人は、株価が大暴落した時、例えばリーマンショック後の安値などで株を買ったりするわけです。
株価が値下がりしているので、安値で買えます。
しかしながら、多くの含み損を抱えたりしていると、最も良い買い時に買うことができないということになります。
そうなると、どうすることもできないということになってしまう可能性もありますので、常に一定の資金は現金で確保しておくことが株で勝つことにもつながるのではないでしょうか。
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私も株取引を始めた時は負ける取引が多かったです。
しかしながら、年に数回程度ある、大きな下落時に株を買うようにしてから成績はよくなりました。
株で負ける回数が多い人は、もう一度チャートを見直して、どのようなタイミングで買えば利益が取れるかということと、そのためにはどうすべきかということを考えてみてはいかがでしょうか。