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株デイトレードとは?初心者が難しい理由はデイトレーダーの質にある

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デイトレードとはどんな投資方法?

株式投資の投資期間については大きく分けると、デイトレード・スイングトレード・短期投資・中期投資・長期投資に分けることができます。

 

デイトレードとスイングトレードは短期投資に含めることができるのですが、大きく分けるとこの5つです。

 

今日はこの中のデイトレードをテーマに話をしたいと思います。

 

皆さんはデイトレードで取引をする事が多いでしょうか?

 

私は基本的にはデイトレードをしないのですが、全くしないということではなく、ある条件が揃えばデイトレードをします。

 

これは次回書きますので、まずその前にデイトレードとはどのようなトレードかということの話をしたいと思います。

 

名前を見たらすぐに分かると思うのですが「デイ」で「トレード」をするということですね。

 

つまり買い方で考えると株を購入したその日のうちに売却するということです。

 

その日に買ってその日に売るトレードですね。

 

 

デイトレードのメリット

では、このデイトレードにはどのようなメリットがあるのでしょうか。

 

最大のメリットは、株を翌日以降に持ち越さないため、政治的リスク・経済的リスク・地政学的リスクやその企業のファンダメンタルズに関するリスクなどあらゆるリスクを回避することができます。

 

このリスク回避は極めて重要で、例えば輸出企業であれば円高によって株価が下落しますが、デイトレードの場合は自分が株を保有していない間に急激な円高になったとしても株を持っていないためリスクがありません。

 

株を持ち越さないため取引のない時間帯に政治的なリスクや地政学的なリスクが起きたとしても含み損(評価損)になることがないわけです。

 

また取引時間終了後に良くない材料の IR(投資家向け広報)が出たとしても、これもまた影響がないわけです。

 

このように翌日以降に株を持ち越さないというのは取引時間終了後に起こるあらゆるリスクを避けることができるということです。

 

特に急激な下落であれば、朝寄り付きの価格が一気に5%以上下降することもありますので、そのようなリスクを背負う必要がないというのは非常に良い面があります。

 

 

また、毎日現金化しますので資金効率が良く購入したい株があった場合に保有している株を売却しないと購入資金が足りないというようなこともないわけですので機動性が高いといえるのではないでしょうか。

 

一気に注目を集め人気が出た銘柄があったとしても、保有している株に資金を取られていては購入ができませんよね。

 

デイトレードであれば常に購入資金がある状態ですので朝一番で狙い目の株を見つけて取引をするということが可能です。

 

何度も売り買いを繰り返して資金を効率的に利用することでお金が眠っている時間が極めて短いのはデイトレードの魅力の一つではあります。

 

 

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デイトレードのデメリット

当然ですがメリットだけではなくデメリットもあります。

 

デメリットとしてはどんなにファンダメンタルズやテクニカルが良い銘柄であったとしても、その日1日の数時間の間に株価が値上がりするか、値下がりするかというのは全くわからないわけです。

 

人気のある銘柄で企業業績が良く長期的にみると株価が上昇するだろうなーと思ったとしても、今日株価が上がるかどうかというのは正直なところわからないわけです。

 

このように考えるとデイトレードというのは相当経験があってテクニカル的な分析ができないと結構リスクが高い投資方法だといえるのかもしれません。

 

特に初心者であればあるほどリスクは高まります。

 

また、デイトレードの場合は時間的な拘束が長いというのも問題点の一つではないでしょうか。

 

つまり、買い時と売り時が中長期投資に比べてはるかに重要になってきますので、1ティックの値段の違いで利益が出るか損失が出るかということにもなりますので、できるだけ安い価格帯で購入し高い価格帯で売ることを考えると、買うタイミングと売るタイミングを最良のものにするためには、結果的に株価チャートや板で値動きを見続けなければ、なかなか儲かることはできません。

 

相当長い間パソコンなどとにらめっこしていないといけないということです。

 

もちろん証券会社によっては指定した価格になったら音が鳴ったり、通知が来る設定もできますので絶対画面を見続けなければならないわけでもないのですが・・・

 

ある程度チャートや板を見続けなければならないのであれば、それが可能な人というのは結構限られてきますよね。

 

例えば専業で株取引をしている人、たまたま休日だった人などが主に取引できる人になるわけで、会社員で出勤日の人や家事に忙しい主婦などはなかなか取引できないですよね。

 

そう考えると私としてはデイトレードをやっている人達というのは、かなりこの取引に慣れた人たちが中心になっているんだろうと思っています。

 

つまり全員とはいいませんが、デイトレーダーは専業の人がかなり多いと思います。

 

デイトレードを除く短期投資や中長期投資は働きながらでも可能ですが、デイトレードは週に1回しか取引できないような、あまり時間が取れない人が勝つのはなかなか難しいため結果的に専業が増えていくのだと思います。

 

だからといってデイトレードで勝てないわけではありません。

 

現在、専業でやっている投資家も初めは初心者だったのですから。

 

だからこそ質の高い専業デイトレーダーに初心者が勝つためには相当なテクニカルに関する基礎知識や勉強が必要ですし、自分自身も専業でやっていけるだけの能力が必要になることから、このような勉強を怠るとデイトレードで勝つことはできないのではないでしょうか。

 

また、デメリットとして精神的な負担が大きいということもいえます。

 

長期投資であれば保有している株が一時的に下落したとしても良い買い増しのタイミングだと捉えることもでき、それほど精神的な負担になることはないのですが、デイトレードであればその日のうちに売買を終わらせるため、一時的であれ値下がりは精神的に大きな負担となりますし、狼狽売りやパニック売りでナイアガラ的な下落になればなおさら負担になります。

 

一般的に値下がりに対しての精神的な影響は運用できる期間が長ければ長いほど負担に感じにくいので、デイトレーダーはストレスに強い人でないとなかなか難しいかもしれません。

 

株式投資の成績には心理的な面が大きな影響を及ぼすということも聞きますので、ストレスに強い人かどうかも株で儲かるテクニックであり、勝つためのコツの一つではないでしょうか。

 

時には5連敗とか連続で取引に失敗し損失を被ることもあると思いますので、その時にぶれることなくアルゴリズムのように機械的に自動売買できるくらいの精神が必要なのかもしれません。

 

 

また、デイトレーダーは長期保有者よりも損切りラインの徹底したルールが必要です。

 

自分の損切りラインに到達したら、仮に評価額がマイナス2万円だろうと大損しないために厳格な損切りが求められます。

 

感情に流されない精神を持っていて時間的に取引可能な投資家であれば、簡単ではありませんがしっかり練習し勝ち方を習得できたらデイトレードを検討してみていいのかもしれませんし、逆にいうとそのような人でなければおすすめできない取引なのだと思います。

 

初心者の人でこれからこの取引を行おうと思っている人は、デイトレードという取引は短期的な大儲けも狙えますが損切りを徹底しないと大損することもあるという認識を持っておくことが大切です。

 

それでは最後に本日のまとめです。

本日のまとめ

  • デイトレードとは株を購入したその日に売却すること(買いの場合)
  • デイトレードは取引時間終了後に起こるあらゆるリスクを回避することができる
  • 資金効率がよく機動性が高い
  • その日に値上がりするか値下がりするかはわからない
  • テクニカル的な分析ができないとリスクが高い
  • 時間的な拘束が長い
  • 長期投資よりも精神的な負担が大きくストレスに強くないと難しい
  • ルールに則った厳格な損切りが必要

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