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株を始めるタイミングは大幅下落時がいいのか?

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株を始めるタイミングはいつがいい?

株を始めるタイミングはいつがいいのでしょうか。

 

株式投資を始めるにあたっては、資金が必要なわけですので、今回の記事は元手が貯まっているという前提で話をしたいと思います。

 

一般的に言って、株価が大きく下がってから株取引をするのがいいと言われていますね。

 

みなさんもなんとなく聞いたことがあるのではないでしょうか。

 

なぜこのように言われているのかというと、株は安く買って高く売るのが理想的だからなのでしょう。

 

この記事を書いている本日は、2020年3月28日です。

 

日経平均株価やダウなど世界中の株が大きく値下がりしています。

 

そのような状況だからなのでしょうか、今が株を始めるチャンスだという話もよく聞きます。

 

私としては、世界中の市場全体が大幅下落したタイミングに株を始めるのは、大きな意味で言えば悪くないと思います。

 

ただし、「今」なのかどうかはよく考える必要があると思います。

 

これから株の売り買いを始めようという方におすすめできるタイミングなのかと言われれば「そうです」とまでは言えません。

 

これは今回だけではなく、将来起こるであろう暴落時でも同じです。

 

つまり、大きな意味では株取引を開始するのは暴落してから、ただし、そのタイミングはしっかりと計らなければならないと思っています。

 

暴落しているということは、大きなチャンスでもあり、大きなピンチでもあります。

 

 

どこが底値かは誰にもわからない

例えば、あなたの考えている保有期間が1年だったとします。

 

もし、現時点で株を買った場合に、1年後は株価が今よりも上昇していると考えられるのであれば買う方が良いわけです。

 

長期保有であれば、今より10年後の株価が値上がりしているだろうと考えられれば、買ったほうがいいですよね。

 

短期投資であれ中期投資であれ、あなたが考える保有期間で、株価が上がると考えられれば、購入する方が儲かるわけです。

 

しかしながら、市場全体が暴落したときに、どこが底値になるのかは結果論でしかわからないわけです。

 

今が投資を始めるチャンスだと思っても、今現在が落ちる途中であるかもしれません。

 

むしろ株価が大きく下がっているということは、上げる力よりも下げる力の方が強いと考えていた方が無難だと思います。

 

多少上げても、やれやれ売りや戻り売りも出てきますので、なかなかトレンド転換に至らないことが多いです。

 

これから株式投資を始める方であれば、売り買いの経験がないわけですので、売り圧力が強い下落時に株を買って利益を出すのはそう簡単ではないですよね。

 

これから始めるのであれば、底値を確認してからでもいいのではないかと思います。

 

過去を振り返れば、2008年前後におけるリーマンショックなどの影響によって、日経平均株価は暴落しました。

 

その後、株価が本格的に上昇し始めたのは2013年です。

 

1度大きな下落になると、上昇に転じるまでに相応の期間が必要になる場合もあります。

 

もちろん、暴落の種類が違いますので、今起こっている下落や将来起こる下落も同じようになるとは言えません。

 

だからこそ、しっかりと見ておくことが大切です。

 

 

本当に買い時か?

もし私が、今の知識を持ったまま、これから株取引を始めるのであれば、底値を確認してから取引すると思います。

 

世界の雰囲気、市場の雰囲気、買いの勢い、ニュースなど総合的に考えれば、結果論としてどこが底値だったのかはわかると思います。

 

底値から上がり始めて、しばらくしてから買い始めたとしても利益は目指せるわけです。

 

底値を予想して買うのではなく、底値を確認してから買うのが、初めて取引する人には特に重要なのだと思います。

 

欲張って、あまりにも安いところを狙おうとするから、買っては下がる、ナンピンしては下がるということになるのではないでしょうか。

 

先ほど、「もし私が今の知識を持ったまま、これから株取引を始めるのであれば・・・」ということを言いましたが、これは現実的にはあり得ない話です。

 

過去には戻れませんし、今までの取引があったから、今の知識があるわけです。

 

これから株取引を始めるという初心者になることはできないわけですが、今後買う株については、底値を確認してからということは誰でもできますよね。

 

暴落はチャンスでもありますが、底値を打つまではピンチですので、その点は私も意識した取引を心がけたいと思います。

 

 

さて、最終的には株を始めるタイミングは本人次第です。

 

今が本当に買い時なのか、よく考えて取引を開始してみてはいかがでしょうか。

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