数学の問題を解くのにセンスや才能は必要か?

投稿日:

数学がわからない人の中には、自分は数学のセンスや才能がないから問題が理解できずに解けないと思っている方も多いのではないでしょうか。

 

数学の問題を解けるかどうかに、数学的センスや才能が関わっているのか、そもそもそのようなセンスや才能があるのか、あるとするとそれは親などからの遺伝なのか、それとも本人がおかれた環境なのかなどいろいろと人によって意見が分かれるところです。

 

私は5教科の中でも特に数学が好きであり得意でしたので、数学好きとして私の意見を述べてみたいと思います。

 

数学的なセンスや才能が、そもそもあるかないかと問われると、このような能力は実際にあるのだと思います。

 

少し勉強しただけですぐに理解できる人もいるわけです。

 

しかしながらこれは数学に限った話ではなく、あらゆる分野に対して、その分野のセンスや才能を持っている人はいます。

 

絵を描く能力や字のきれいさ、足の速さなどそれらに関する部活や習い事など一切していないのに非常に能力が高い人がいます。

 

つまり、そのような人たちはその分野における高いセンスや才能を持ち合わせているのでしょう。

 

そのようなことから、勉強だけに限らずあらゆる分野においてセンスや才能を持った人たちがいるのであろうというのが私の意見です。

 

ただし、このような話をすると、「自分には数学のセンスも才能もないから問題が解けないんだ」と思ってしまう人もいるかもしれませんが、そうではありません。

 

数学が苦手であれば、塾や家庭教師、予備校、通信教育などを利用したり、参考書や問題集を使ってレベルを高めたりするなど努力することで、センスや才能による成績との差を少なくすることはできるかもしれません。

 

また、受験において数学的なセンスや才能がないと厳しいという問題はほとんどないと言ってもいいのではないかと私は思います。

 

中学生であれば高校入試で数学を受験するために勉強している人が多いと思いますが、この問題は数学的センスや才能がないとなかなか厳しいなぁ~と思う問題は、私としては正解率が1%未満ぐらいの問題かなぁ~と思います。

 

もちろんこれは都道府県や受験者のレベルによって正解率が違うので一概に言えないんですけど・・・

 

先日ある問題を解いた時に、一つはいわゆる都市部の方の問題で正解率3%程度の問題、もう一つはいわゆる地方の正解率1%未満の問題でした。

 

どちらも解けたのですが、2つを比べると都市部の正解率3%程度の方が難しかったです。

 

まぁ~このように一概に言えないものではあるのですが、個人的には1%未満ぐらいが目安かなぁ~と思っています。

 

もう少し緩く言えば2%ぐらいまでですかね。

 

ではこのような問題が入試にたくさん出題されるかというと、あっても1問ぐらいでしょうし、ほとんどは、最も難しい問題の正解率は3%前後ぐらいなのではないでしょうか。

 

つまり、入試問題のほとんどは、トップレベルでの数学的センスや才能がなくても解ける問題になっているのではないかと思います。

 

また、例えばこのような問題、1+9+2+8+3+7を解いてもらった時に、前から順番に1と9を足して10、10に2を足して12、12に8を足して・・・とするのではなく、1と9を足して10、2と8を足して10、3と7を足して10、合わせて30と考えられる人の方が個人的には数学的センスを感じます。

 

もちろんこれぐらいの問題は、どちらで解いても大した違いはないと感じるかもしれませんが、簡単に解ける方法がないかと考えること自体にセンスを感じます。

 

数学的センスや才能があった方が問題は解きやすいのでしょうが、適切な勉強をしていれば、高校受験レベルの場合、そこまで気にする必要はないのではないでしょうか。

 

私としては、数学的センスや才能がないから問題が解けないのではなく、大きく言えば、勉強のやり方があなたに合っていない、または基礎ができていないことが理由なのではないかと思います。

 

  • B!