売り時の判断は難しい
株式投資において売り時の判断は非常に難しいと思っています。
買い時と比較すると数段レベルが高いと思います。
先日も購入した銘柄が短期間でそれなりの含み益になったわけですが、結果論で言えば売り時に関してはちょっと失敗だったかなとか思っています。
このブログは、一記事完結で書いていることがほとんどですが、今日はちょっと続き物を書いてみたいと思います。
昨日の記事で、株式投資の勉強によって、購入後5日間で含み益が18%ぐらいになったという話をしました。
昨日の記事をご覧になっていない方は、こちらの株式投資の勉強によって5日間で約18%の含み益になった銘柄などのコツとポイントをご覧ください。
今日は、2点についての説明です。
一つ目は、5日間で含み益が18%ぐらいになった銘柄の売却までについてです。
二つ目は、売り時の判断が難しい理由やその対策について書いてみたいと思います。
今回の含み益銘柄の売り方はちょっと失敗
5日間で含み益が18%ぐらいになったわけですが、その後は少し値下がりしたものの、再び上昇し、含み益が同じく18%ぐらいになりました。
ちょっとした調整を挟んだ関係で、このまま値上がりしていくのではないかという気持ちもあったわけですが、市場全体の下落に巻き込まれてしまいました。
この記事を書いている本日は、2020年1月30日ですが、みなさんの保有株もこの数日間でけっこう値下がりしたり、場合によっては急落したりしたのではないでしょうか。
私が保有していたこの銘柄は、最近決算発表があったので、その期待もあって含み益ではあったものの利益確定はせずに持ち続けることにしました。
以前のブログでも話をしましたが、私は保有期間を長くしようと考えている銘柄については決算を持ち越すことにしていますので、この銘柄についてもそのような判断です。
逆に短期ホールドで考えている場合には、もちろん決算をまたぐことはありません。
この決算に関しては、また別の記事で書きたいと思います。
さて、そのようなことで決算を持ち越したわけですが、結果論で言えば決算の持ち越しは成功でした。
ただし、市場のトレンドに逆行して上昇していくほどの力はなく、その後数日間で大きく値下がりしました。
決算発表を持ち越すという判断までは良かったのですが、その後の売り方についての判断はちょっと失敗だったと反省しています。
決算発表の翌営業日は、その内容によって大きな値動きになることがありますよね。
その次の日には私が保有していた銘柄は、市場全体の値下がりに巻き込まれた関係で、株価がけっこう下がったので、売却した方がいいというシグナルが出ていました。
そのシグナルが出た翌営業日には、大陰線をつけての値下がりになりました。
さらにその翌日も大きな値下がりです。
さて、結果的にどうなったのかと言うと、含み益が18%ぐらいあったものの、利確は5%弱の含み益で売却しました。
もちろん5%弱の利益を得たわけですので、売買としては失敗ではないわけです。
損失が出たわけではなく、利益が出ていますので・・・
ただし振り返ってみると、もう少し儲けを出すことができたのではないかと思う点はあります。
売り時の判断が難しい理由
昨日の記事でも書きましたが、この銘柄はシステムトレードで買い時の判断をしました。
ちなみに、このシステムトレードは市販のものではなく自力です。
つまり、買い時は機械的に決めたわけです。
それでは売り時はどうなのかと言うと、売り時についても実は機械的に決まるわけですが、今回の銘柄は自分の感情を入れてしまいました。
なぜ「売り時の判断が難しいのか」というのがそこにあるのだと思います。
株価が値上がりして行くとしても、ずっと上昇し続けるわけではありません。
必ずどこかで調整を挟みます。
この調整には値幅調整や日柄調整があるわけですが、この銘柄の決算内容が良かった関係で、市場が多少値下がりしたとしても、そこまで大きな値幅調整にはならないのではないかと考えていました。
多少価格が下がるものの、どちらかと言うと日柄調整に近い形になるのではないかと思っていましたが甘かったです。
まだまだ勉強が足りません。
そもそも、この銘柄が5日間で18%ぐらいの含み益になっているわけですので、けっこうな急上昇をしています。
そこから考えると、我先にと利益確定売りや損切りをする人も多かったのだと思います。
対策としては心理面や感情を入れない売り買いがいい?
含み益が大きいのに、結果的に小さな含み益で売ってしまうのは、心理的な面が大きいのではないでしょうか。
例えば、株価1000円で買ったとします。
そこから値上がりし1200円になったとします。
ここから1100円まで下落したとすると、あの時の1200円で売っていればよかった、次1200円になったら売ろうというような考えや、もう少し上昇してから売ろうというような考えが出てきたりします。
これが売るタイミングを難しくしているポイントの一つなのだと思います。
売却のコツとしては、株を一番高値で売ることはできないと思っておくべきです。
偉そうなことを言っていますが、私も今後はしっかりとその点を意識しておきたいと思います。
1200円から1100円まで下落した場合に、市場全体のトレンドや、その銘柄の買い方側に勢いがあれば、再び1200円を目指す可能性はあるわけですが、トレンドが悪い場合には早めの売却を心がけて、できるだけ高いパーセントでの含み益を確保する方がいいのかもしれませんね。
私が購入した先ほどの銘柄を、感情を抜きにして機械的に売っていたとしたら、9%弱の含み益で売却できています。
結果的に自分の感情を入れたことで利益が半分ぐらいになってしまったということです。
その時の状況にもよりますが、もう少し待っていれば株価が反転するのではないかというような考え方は気をつけていた方がいいのかもしれません。
株の成功者は?
もしかすると、株の成功者は、自分の感情を入れずに、売却や損切りを機械的にしているのかもしれませんね。
自分の感情を入れないということが、売り時を判断する対策の一つになるのではないでしょうか。
どうしても、自分の感情には希望が入ってしまいますからね。
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私のことで言えば、買うタイミングは比較的悩まないです。
やっぱり売るタイミングも同じように機械的にしたほうがいいのでしょうか。
今回の結果を見ると、そう見えてしまいます。
もう少し検証して、最終的な判断を出したいと思います。