売り時が難しい理由
株の売り時って難しいですよね。
一般的に、買い時よりもはるかに売り時の方が難しいと言われています。
私も感覚的に昔からそのように感じています。
なぜ売り時が難しいのかと考えると、人間ですので、どうしても欲が出るからということなのではないでしょうか。
今、含み益だけど、相場状況も良さそうだから、もう少し上がるんじゃないかなと考えたり、テクニカルチャート的には、もう少し値上がりするような気がするんだけどな、と考えたりしたことはないでしょうか。
自分で想定している通りに株価が上昇してくれれば、何も言うことはないのですが、そう簡単にはいきません。
思ってもいないようなタイミングで、突然の急落ということもよくある話です。
含み益が短期間で含み損になってしまうこともあります。
だからこそ、いったいどれぐらいで利益確定の売却をすれば良いのか悩むのではないでしょうか。
機械的に売却してみては?
近い未来であったとしても、その銘柄の値動きがどうなるのかは誰にも分からないわけです。
そうであるならば、売るタイミングをあまり悩むのではなく、もっと機械的に売却して、そのぶん別なところに力を注ぐという考えもあるのではないでしょうか。
売り時をどうすれば利益が得られやすいのかと考えると、しっかりとした勉強が必要になります。
そうなると当然ですが、時間が必要になります。
しかしながら、買い方側で考えると、売り時を勉強する前に、買い時を勉強しなければならないわけです。
買い時にも、当然ですがしっかりとした勉強が必要になり、時間がかかるわけです。
株式投資の経験が少なければ少ないほど、買い時も売り時もどちらも悩むのではないでしょうか。
そうであるならば、とりあえず、ある程度の自信と経験がつくまで、勉強は買うタイミングに集中して、売るタイミングは機械的にしてもいいのではないかと思うようになってきました。
例えて言うなら、もし売り時がどうしても分からないのであれば、どんな銘柄でも、どんな相場状況でも、売り時は5%の含み益になった時とか、7%の含み益になった時とか、そういった形にしてもいいのではないでしょうか。
このメリットは、売り時を悩まないということです。
機械的に何%といった形にするわけですので、悩む必要がありません。
もっと早い段階で、利益確定売りしたいのであれば、3%にしたりするなど、自分の取引に合うように調整すれば良いのではないでしょうか。
そうすることで、売り時に関する勉強の時間を、買い時にあてることができます。
まず買い時を優先して勉強するのも一つの手法
私としては、もし買い時と売り時のどちらか一つしか勉強することができないと言われたら、買い時を勉強します。
まぁ~そんなこと言われることはないのですが・・・
まず株取引で大切なことは、買い時だと思います。
どんなに売り時を勉強していたとしても、買うタイミングがめちゃくちゃだったら、うまく利益は出せないかもしれません。
仮に利益が出せたとしても、買い時が悪ければ保有期間が長くなるかもしれません。
逆に、買い時をしっかり勉強していれば、安く買えるということですので、今回の記事のように機械的に売却したとすると、利益は少ないかもしれませんが、損益をプラスには持って行きやすい可能性があるのではないでしょうか。
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株式投資は勉強しなければならないことが多いですよね。
始めたばかりの頃は、勉強しなければならないことが多すぎて、どれも中途半端になりがちです。
そうであるならば、まずは優先して勉強すべき買い時をしっかりと勉強し、売り時については適当でいいとまでは言いませんが、利益が出る範囲で、あまり考えずに売却するという選択肢を取るのも一つの手法ではないかと思います。
売り時を悩んでどうしようもないという方であれば、一度分かりやすい取引にしてみるのもいいのかもしれませんね。
そして、買い時に自信が持てるようになったら、次は売り時を研究してみてはいかがでしょうか。