株価が上昇している銘柄に後から気づいたら・・・
株取引をしていると、ちょっと見ない間にいつのまにか株価が上昇トレンドになっている銘柄とか、掲示板などですごく株価が上昇しているという情報を聞いて、値動きに気づいたりすることがありますよね。
ずっと注目していれば、値上がりの初動にうまく乗ることができたのかもしれませんが、残念ながら後で気づくこともあるのではないでしょうか。
私自身、何度もそのようなことはあります。
さて、すでに価格が上昇している時に取る選択肢としては、基本的に三つのやり方があるのではないかと思います。
一つ目は「買う」、二つ目は「静観する」、三つ目は「買わない」です。
基本的にはこの三つだと思いますが、二つ目の静観するについては、最終的に一つ目の「買う」か三つ目の「買わない」になってしまうわけです。
株の値段が少し上がっていくときに、すぐに飛び乗れないのに、しばらく静観している間に、さらに株価が上昇した後であれば、その銘柄を購入できるという人もいます。
そのトレンドがしっかりとしたトレンドであるかどうかを確認するために、しばらく静観するという考えもあるのでしょう。
ただし、期間の短いトレンドである可能性もあるため、買う場合には素早い判断が求められるのではないでしょうか。
逆に、静観中に株価が下落した場合は、買わずに見送りが多いのではないかと思います。
状況によっては、「初押しは買い」という考え方もあるため、当然買う人もいます。
しかしながら、場合によってはその値下がりでトレンドが終了の可能性もあるため、下落中の株を買うという人はそれほど多くないのではないかと思います。
どのような理由で株価が値上がりしたのかにもよりますが、そのように考えると、最終的には買うか買わないかに行き着くのではないでしょうか。
私だったらどうするか?
株価の上昇を知ったのが、しばらくしてからであれば、私の経験上では、三つ目の選択肢である「買わない」を選ぶことが多いです。
なぜこれを選ぶのかと言うと、他にいくらでも銘柄があるからです。
これが買えなかったとしても、値上がりする株はまた出てくるからです。
もしかすると、すぐに買っていれば利益を得られたかもしれませんが、高値で購入後に、急落に巻き込まれるリスクもあるため、買わない選択肢を取ることが多いです。
利益よりも損失を重視します。
私の経験上で言えば、上昇した株は結構値下がりしてくることが多いです。
場合によっては、値下がりが暴落に近いものもあります。
株価の下落をチャートで確認
下のチャートは、中村超硬の月足チャートです。
2017年から株価が上昇し始め、年末に高値をつけます。
しかしながら、2018年にかけて急落し、結局2017年1月の株価より値下がりしてしまうことになりました。
この銘柄は1年間株価が上昇したわけですが、銘柄によってはもっと短いものもあるため、買う場合には売り時が非常に大切になってきます。
やり方を間違ってしまうと、大きな含み損を抱え、損切りになってしまうかもしれません。
上昇トレンドに気づいた時点で、一つ目の選択肢である「買う」という方法を選ぶ人も、もちろんいると思います。
この場合に気をつけておきたいのは、損切りの徹底です。
上昇しているということは、すでに移動平均線からプラス乖離が大きくなっている可能性もあります。
買った後に、すぐ下降トレンドになる可能性もなくはないため、このような購入方法を取る場合、損切りは非常に重要になります。
値下がりが強烈だと、上昇したぶんの株価全てを戻すこともあります。
急騰後の全戻しです。
ひどい場合だと、急騰前の株価よりも、さらに値下がりすることがありますので注意しなければなりません。
先ほどの、中村超硬の株価もそのような値動きですね。
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注目していなかった銘柄が、いつのまにか上昇しているというのはよくある話です。
だからこそ、そのような銘柄には、どういった対応をするのかということを、前もってマイルールとして決めておくといいですね。
また、狙い目の銘柄については、値動きをしっかりと見ておくようにすると良いのではないでしょうか。