買い時

日経平均株価の急落時に値下がりしやすい銘柄かを知る目安の一つとは

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外国人投資家が株価に与える影響は非常に大きい

この記事を書いている本日は2018年10月23日です。

 

2018年10月に入ってから、日経平均株価は暴落ともいえるような大きな株価の値下がりを示しています。

 

買い方側の投資家であれば、非常に辛い日々を過ごしているのではないでしょうか。

 

日経平均株価自体は急落しているものの、個別に銘柄を見ていくとその値動きはそれぞれに違いがあります。

 

今回の値下がりに対してなんとか耐えている銘柄もあれば、大きな下落になってしまっている銘柄もあります。

 

この違いは、それぞれの銘柄の人気や注目度、最近の決算内容などのファンダメンタルズやテクニカル的な株価の値動き空売りの関係によっても異なるため一概には言えません。

 

日経平均株価が上昇・下降するというのは、国内の問題以外に海外の市場の値動きや経済、外交などあらゆる影響を受け株価に反映されることになります。

 

つまり現在の株というのは、大なり小なり世界中の影響を受けるということです。

 

そのような中で、ぜひ知ってもらいたいことは、日本企業の株を買っているのは日本人だけではないということです。

 

もちろん、既にご存知の方も多いのではないでしょうか。

 

一般的に、日本の市場の値動きには外国人投資家の影響が極めて大きいと言われています。

 

外国人投資家が多くの株を買えば、そのぶん株価も値上がりしやすくなります。

 

外国人投資家が多くの株を売れば、そのぶん株価も値下がりしやすくなります。

 

今回の大きな値下がりのような状況には、外国人投資家の動向が非常に大きく関わってきます。

 

そうであれば、今回のような値下がりに対応するためにも、外国人持株比率については知っておいた方が、今後の取引のためになるのではないかと考えて、今回記事にすることにしました。

 

本日は、株価の大幅な値下がりにつながるかもしれない一つの目安として、外国人投資家の持株比率について確認することの重要性についてをテーマに話をしたいと思います。

 

 

外国人持株比率は絶対的なものではない

先ほども言いましたが、日経平均株価が値下がりした時に、それぞれの銘柄が大きく値下がりするか、そうでもないのかというのは一概には言えないという話をしました。

 

外国人持ち株比率は、大きく値下がりするかもしれないという可能性を知るための一つの目安であり、この比率が高いからといって、暴落時に必ず大きく値下がりするというわけでもありませんし、この比率が低いからといって暴落時に大して値下がりしないわけでもありません。

 

外国人持ち株比率が絶対的な指標であれば取引もしやすいですし、どの銘柄を保有するのかというのも判断しやすいのですが、実際の価格の値動きは多くの要因が絡むため簡単にわかるものではありません。

 

とはいえ、基礎知識も増えるため知っていた方が良いのは間違いないです。

 

ただ、絶対的な指標ではないため、なんとな~くそんな感じなんだな~ぐらいの軽い気持ちで見ていただけるとありがたいです。

 

 

 

チャートで具体的に確認

最初にチャートを見てもらった方がわかりやすいかもしれませんね。

 

下のチャートは、日経平均株価の2018年8月から10月の日足の株価推移です。

 

10月に入って株価が大きく下落していますので、ピークである10月2日(赤丸)から10月22日(赤丸)までの期間で検討してみることにします。

 

外国人持ち株比率は銘柄によって全然違いますので、今回は一桁%台、十%台、二十%台、三十%台、四十%台の5銘柄を見ていただきたいと思います。

 

なお、これらの外国人持ち株比率は2018年9月時点のものです。

 

まずは外国人持ち株比率が一桁%台のニッポン高度紙工業の10月の下落をご覧ください。

 

10月2日始値が2854円で、10月22日終値が2805円で、値下がり率は1.7%です。

 

日経平均株価のチャートと比べてみてもわかるとおり、この期間でそれほど値下がりしていませんね。

 

次は、外国人持ち株比率が十%台の日本冶金工です。

 

10月2日始値が333で、10月22日終値が323円で、値下がり率は3.0%です。

 

この期間 、 陽線が多いのがわかるのではないでしょうか。

 

次は、外国人持ち株比率が二十%台の東海カーボンです。

 

10月2日始値が2338円で、10月22日終値が2040円で、値下がり率は12.7%です。

 

12.7%値下がりすると、けっこう下がってるなという気がしますね。

 

次は、外国人持ち株比率が三十%台の三菱ケミカルホールディングスです。

 

10月2日始値が1105円で、10月22日終値が928円20銭で、値下がり率が16.0%です。

 

これぐらい値下がり率が大きくなると、窓を開けて下落しているのがチャート上でもよくわかると思います。

 

最後は、外国人持ち株比率が四十%台のフジシールインターナショナルです。

 

10月2日始値が4045円で、10月22日終値が3335円で、値下がり率が 17.6%です。

 

こちらも窓を開けて値下がりしているのがよくわかりますね。

 

 

持ち株比率を参考程度に見るべき理由

さて、これらの銘柄は出来高にもけっこう違いがあります。

 

ニッポン高度紙工業とフジシールインターナショナルは、日頃の出来高はそれほど多くはありません。

 

一方で、日本冶金工・東海カーボン・三菱ケミカルホールディングスは、かなり日頃の出来高が多いです。

 

ニッポン高度紙工業とフジシールインターナショナルで、どちらも日頃の出来高がそれほど多くはないのに、下落率に大きな差が出ていますので、単純に出来高が多いか少ないかということで、下落率が高いか低いかは言えないというのがわかると思います。

 

外国人投資家の持ち株比率が高いからといって、下落率が必ず大きくなるとも言えませんし、外国人投資家の持ち株比率が低いからといって、下落率が必ず小さくなるとも言えません。

 

必ずとまでは言えませんが、少なからず影響はあるんだろうな~というのは何となくわかります。

 

今回この5銘柄を選びましたが、時間をかけて多くの銘柄の中から、外国人持ち株比率が高い銘柄が値下がり率が大きくなるように選んだというわけではありません。

 

私が複数のシートに登録してある銘柄のうち、ある一つのシートの中にあった34銘柄の中からこの5銘柄を選んでいます。

 

持ち株比率でシート分けしているわけでもない34銘柄の中の5銘柄が、割と順番よく外国人投資家持ち株比率が高い方が値下がり率も高いという結果になりましたので、ある程度はその傾向があるのではないかと思います。

 

ただし、今回の記事はなんとな~くという感じでご覧くださいとお伝えしたとおり、その34銘柄の中にも、例えば外国人持ち株比率が三十%台なのにあまり値下がりしていない銘柄もありますし、一桁%台なのに値下がり率が大きい銘柄もあります。

 

繰り返しになりますが、参考にはなるものの絶対的なものではないということです。

 

最初に話したとおり、銘柄の人気や注目度、決算内容、テクニカル、空売りなどによって違いが出るという部分です。

 

 

外国人投資家とリスクオン・リスクオフの関係

そもそも外国人持ち株比率が高いと、今回のような非常に弱気な相場になった時に、なぜ値下がりしやすいのかという疑問を持つ人もいると思います。

 

一般的に言われていることは、外国人投資家は相場に対してリスクオンとリスクオフの切り替えをしやすい傾向があるということです。

 

相場が暴落しそうな兆候があらわれると、外国人投資家はリスクオフの状態になり、保有している銘柄を売却しキャッシュ(現金)や安全資産にして、できるだけリスクを減らそうとするからです。

 

外国人持ち株比率が高い銘柄は、そのような投資家が多い可能性があるため、リスクオフ(リスク回避)の状態になると、非常に大きな下落になることもあるということです。

 

逆に株価の値下がりが底を打って、相場環境が良くなり外国人投資家がリスクオンになると株価が急激に値上がりしてくることもあります。

 

外国人投資家の持株比率が低い銘柄よりもハイリスク・ハイリターンといえるのかもしれません。

 

外国人持ち株比率が高い銘柄と低い銘柄のどちらがいいのかというのは、投資家それぞれの判断で異なってくると思います。

 

そもそも外国人投資家だけに関わらず、どのような投資家であっても株を購入した後からは、その銘柄にとっての売り圧力に変わります。

 

もしあなたがデイトレードをしている投資家であれば、あなた自身が毎日、買い圧力であり売り圧力になっているわけです。

 

長期保有をするにしても、買った株は基本的には後々売ることになりますので、買った瞬間から将来の売り圧力です。

 

外国人持ち株比率が高い銘柄というのは、低い銘柄よりも相場環境が悪くなった場合に、短期間で急激な売り圧力がかかりやすい可能性があるといえるのではないでしょうか。

 

 

こちらの記事もどうぞ

あなたの株取引にとって役に立つかもしれない投資方法や取引の知識を書いていますので、気になる方はこちらの投資方法からご覧ください。

 

 

外国人投資家持ち株比率を大幅値下がりの目安の一つにする

外国人持ち株比率が低い銘柄というのは、大きくいえば外国人投資家から興味を持たれていない銘柄か、まだあまり気づかれていない銘柄である可能性があります。

 

もし、外国人投資家からあまり気づかれていない銘柄であれば、上手くいけば将来的に株価を伸ばし、大きな利益を得られる可能性もあります。

 

また、多くの外国人投資家が購入するようになると、株価が上昇し始めることから、それに気づいた国内の投資家も買うようになり、さらに値段が上がっていくということもあります。

 

外国人持ち株比率が高い銘柄を保有しているのであれば、もし悪い結果になった場合に大きな値下がりにつながるようなイベントがある時には、一旦ポジションを外すことも検討しておいた方がいいかもしれません。

 

また外国人投資家は、長期の休みの前もリスクを避けるために、一旦売却するという人が割と多いようですので、あなたが保有している銘柄の外国人投資家持ち株比率が高い場合には、過去のチャートを見て長期休暇の前後で、株価がどのような値動きになっているのかも確認しておくのもおすすめです。

 

また、持株比率が高い銘柄は特に為替の動向にも十分注意しておく必要があります。

 

 

この持ち株比率をどうやって確認するのかということですが、持ち株比率は会社四季報で確認することができます。

 

また他にも投信、浮動株、特定株の割合もわかりますので、投資する銘柄の選定に役立つと思います。

 

絶対的な指標ではないものの、知っていれば何かと役に立つ比率ですし、暴落などで地合い(相場状況)が悪いときに大きく値下がりしやすいのかどうかの目安の一つにはなると思いますので、まずはあなたがホールドしている銘柄の持ち株比率を確認して、今後の取引の参考にしてみてはいかがでしょうか。

 

それでは本日のまとめです。

本日のまとめ

  • 日経平均株価が急落しても個別の銘柄の値動きはそれぞれ異なる
  • 株の値動きは国内の影響だけを受けるのではなく外国の影響も非常に大きい
  • 外国人投資家の影響が大きいため、各銘柄の外国人持株比率を知ることは重要である
  • 外国人持ち株比率が高いから低いからといって、急落時に必ず値下がりしやすいとか値下がりしにくいということではない
  • 持株比率は参考にはなるが絶対的なものではない
  • 外国人投資家は相場に対してリスクオンとリスクオフを切り替えやすい
  • リスクオフの状態になると非常に大きな下落になることもある
  • 外国人投資家の持ち株比率が高い銘柄がいいか低い銘柄がいいかは、投資家それぞれの判断で異なる
  • 外国人投資家持株比率は暴落などで地合い(相場状況)が悪いときに大きく値下がりしやすいのかどうかの目安の一つにはなる

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