投資方法

PTSは参考にならないと思っている投資家のPTSの利用価値とは

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PTSを参考にしていますか?

株取引をするにあたってPTS(私設取引システム)を利用することがあるでしょうか。

 

サラリーマンのように仕事のある方や学生、主婦など日中に板やチャートを見ることが難しい人にとっては、夜間取引で売り買いすることもあるかもしれませんね。

 

しかしながら、PTSで言われることの一つにPTSは参考にならないという意見もあります。

 

これについては投資家それぞれの感じ方次第ということもあるため、参考になるのか参考にならないのかは一概に言えません。

 

売買できる多くの銘柄があることから、PTSでの取引でうまくいく時もあれば、うまくいかない時もあるわけです。

 

 

ザラ場とPTSの出来高の違いは大きい

一概に言えないからこそ、PTSで株価が上昇しているからといって、その銘柄をPTSで購入するのは注意しなければならないとも言えるのではないでしょうか。

 

私の中ではPTSで価格が上がっているから翌営業日のザラ場も価格が上昇するとか、PTSで価格が下がっているから翌営業日のザラ場も価格が下降するというような考えでは見ていません。

 

そのような意味で言えば、私はPTSを参考にしていないと言えるのかもしれません。

 

なぜ私がそのような考え方なのかというと、銘柄によってもちろん差があるものの、ザラ場での出来高とPTSでの出来高にはあまりにも大きな違いがあるからです。

 

PTSの出来高が少ないことを考えると、簡単に言えば板が薄いともいえますよね。

 

薄い板ですので、私としては、その値動きに一喜一憂はしないようにしています。

 

わずかな出来高であれば、値段が上がるにしても下がるにしても大きく動く可能性もありますので、翌営業日が本当にそのような変動を示すのかは当てにならないと考えることもできますね。

 

例えば、決算内容が良かったとしても、ザラ場で本当に値上がりするかはわかりません。

 

コンセンサスに未達ということで、逆に売られる可能性もあり得ます。

 

PTSだと決算内容が良かったということだけで、買われることもありますからね。

 

決算内容がいい場合だけではなく、悪い場合も同じですね。

 

決算内容が悪かったとしても、想定よりも良かったということで、逆に価格が上昇することもあり得ます。

 

夜間取引では売られていたとしてもです。

 

 

PTSの利用価値は?

それではPTSを参考にしていない場合にはどのような利用価値があるのでしょうか。

 

短期売買であれば、基本的にはPTSの株価が大きく上昇したら売却し、株価が大きく下落したら購入するというやり方です。

 

先ほども言いましたが、PTSの場合にはザラ場と比べてわずかな出来高であることから、値上がりするにしても値下がりするにしても大きくなってしまうこともよくあります。

 

特にストップ高の銘柄やストップ安の銘柄だと激しいです。

 

ザラ場でストップ高まで行かなくてもPTSで大きく上昇している場合や、ザラ場でストップ安まで行かなくてもPTSで大きく下落している場合もあります。

 

そのため、想像以上に高値で売れたり、安値で買えたりすることもあります。

 

特にPTSが始まった時間あたりの値動きは、ものすごく高かったり低かったりすることもあります。

 

なお、PTSの開始時間は証券会社によって違うので、一概に何時とはいえません。

 

そもそもPTSが利用できない証券会社もありますので、参加者が少なければなおさら値動きが激しくなりますね。

 

そのようなことから、PTSは参考にならないと考えている投資家はけっこういらっしゃるのではないかと思っています。

 

 

PTSの株価は翌日に影響がある?

私としては、PTSを使って高値で売ったりして利用することはあるのですが、基本的には参考にしていないというか、あてにならないと思っていますので、短期売買であれば高値だと思ったら、すぐに売るわけです。

 

それでは、PTSの株価が翌日に影響があると思っているのかどうかと聞かれると、ちょっと悩むところです。

 

参考にならないといっても、まったく正反対の値動きになるほどあてにならないかと言われると、そのような値動きはそれほど多くはないと思っています。

 

例えて言うなら、PTSで10%上昇しているのに、翌日ザラバで10%下落するような値動きですね。

 

先ほど例に挙げた、コンセンサスの未達などで、そのような値動きになることもなくはないのですが、極めて多いかというとそういうことでもないと思います。

 

結局のところは、翌日に影響があるかどうかというのは、PTSが上がっているとしても、「翌日に同程度の値上がりが期待できるかどうか」というところなのだと思います。

 

もちろん、PTSが下がっている場合も同じです。

 

私としては、株価が上昇するにしても下降するにしても、PTSはオーバーシュートしやすいのではないかと思っています。

 

 

誤発注に注意

また、PTSを参考にしている投資家も当然いることから、急落など大きく売られればPTSですぐに売却しようという人もいます。

 

時々、「本当にその値段で買いたいのですか?」という金額や、「あまりにも安く売りすぎていませんか?」というような金額で約定されているのを見ることもあります。

 

もしかすると誤発注なのかもしれませんが、株取引の世界ですので、あっという間に約定されてしまいます。

 

みなさんも誤発注には気を付けましょうね。

 

相場の世界は厳しいです。

 

 

まぁ~誤発注だと相手方のミスですので、その価格で約定したいとまでは思いませんが・・・

 

きれいごとでしょうか・・・

 

いろいろな銘柄の約定結果を見るとけっこういい金額で買えたり売れたりしていますので、PTSは参考にならないと思っている投資家でも、やり方次第では価値があるのかもしれませんね。

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