PTSのメリット・デメリット
PTSのメリット・デメリットって何だろう?
証券会社によって使えたり使えなかったりするものの、PTSを利用する方も結構いらっしゃるのではないでしょうか。
私もそこそこ利用しています。
PTSのメリット・デメリットはいろいろとあると思います。
例えば、メリットであれば、ザラバで取引できないような投資家でも、夜間に売買することができるなどが言えますよね。
まぁ~、いろいろとあるわけですが、私の中での最大のメリット・デメリットは価格が「オーバーシュート」しやすいということです。
個人的にはこれが最大のポイントであり、メリットとデメリットは表裏一体だと思っています。
PTSで急騰・急落
PTSの取引って、「本当にその株価で買うんですか?」と思ってしまう注文が出ることがあります。
みなさんの中にもそのような取引を見たことがある人が多いのではないでしょうか。
このような取引は決算発表や何らかのIRが出た時に見ることがありますよね。
そこまで良い内容にも見えないのに、PTSで急騰しているとか、そんな安値で売らなくてもいいような内容なのにPTSで急落とかもあります。
もちろん、翌営業日にならないとザラバでどのような取引になるのかわかりませんので、もしかすると、そのPTSの価格が正しい場合もあるのですが、感覚的にはオーバーシュートが多いイメージです。
だからこそ、株価が急騰した時にはPTSで売る人も多いですし、株価が急落した時にはPTSで買う人も多いですよね。
今回の記事は、検証していないので、今のところ感覚的にしか言えないです。
今後PTSを活用したいと思っている人は、ストップ高になった銘柄のPTS(夜間)での高値と、翌日ザラバの高値のどちらが高くなるか、ストップ安になった銘柄のPTS(夜間)での安値と、翌日ザラバの安値のどちらが安くなるか。
また、PTSとザラバのVWAPを比べてみるのもいいのではないでしょうか。
少ない銘柄数であれば、結果にばらつきがあるかもしれませんが、多くの銘柄で検証することで、有利な取引手法が見つかるかもしれませんね。
PTSの不思議
ちなみに、PTSの取引で「なぜだろう?」と思う売買もあります。
先日もあったのですが、ザラバ(9時から15時の間)で買える時間帯なのに、PTS(日中)でザラバでの売りの最安値よりも高い価格で約定していることがあります。
例えて言うなら、今、ある銘柄の東証での売りの最安値が500円だとします。
500円で買える状況なのに、PTSで501円以上で買うみたいな感じです。
え?
それなら、「東証で買った方が安く買えませんか?」と思ったりします。
どういうことなんだろう?
もしかすると、私には到底理解できないような何か高度な戦略があるのでしょうか?
もしくは、単純に誤発注でしょうか?
よくわからないですね。
こちらの記事もどうぞ
こんな場合もありますね。
例えばPTS(夜間)で売りの最安値が1000円、買いの最高値が990円だとします。
こんな場合に、995円で買い注文が入ったりすることがありますよね。
買いの先頭になりたいのであれば、991円で注文してもいいわけですが、なぜかそれよりも高値である場合があります。
これについては理解できる面もあるんですよね。
991円で注文を出しても、買えないかもしれないから、「売ってもらえそうな値段を考えると、995円ではないか」と、その投資家が判断したということではないでしょうか。
PTSってなかなか不思議な値動きになることがあるので、値動きがある日のPTSを見てみると、いろいろとメリット・デメリットが見えてくるのではないでしょうか。