株式投資の利益率の目標設定は重要
このブログをご覧になっているみなさんは株取引の経験が豊富な方から、最近始めたばかりの初心者の方までさまざまだと思います。
投資経験がさまざまであれば得られる利益や損失も人それぞれ大きく違うと思います。
だからと言って、投資経験が長期の方が短期の方より必ず儲かりやすいかというと、そいうわけでもないのが相場の世界です。
売り買いをしていると自分の損益だけではなく他人の成績も気になるものです。
人間ですから・・・
自分の儲けはどうなのだろう?と思う人も多いと思います。
他人の成績が気になることもあるでしょうが、知ることができたとしても一喜一憂することになるだけだと思いますし、それほどの意味はないのではないでしょうか。
むしろ、ある程度の経験があれば、他人の成績がどうのこうのより、自分の株式投資の利益率の目標をどれぐらいに設定するのかということの方が重要だと思います。
なぜなら利益率が低ければ別の手法の方が儲かる可能性があるわけですから。
売買での年間利益率は最低でも5%を目指す
私が思うに、ある程度の投資経験があって、売却益を狙い目にしているのであれば、株式投資の年間利益率の目標は最低でも5%以上を目指す必要があると思います。
株式投資の初心者の方は別ですので、もし初心者の方でこの記事を見ているのであれば、今後の参考ということでご覧いただければありがたいです。
なぜ5%なのかというと、年間損益がマイナスやプラスであったとしても1%、2%、3%程度の年間利益率であれば、売却益を狙わなくても配当金銘柄を購入することで、同様の利益率に持っていくことが可能な銘柄があるからです。
銘柄によっては、配当金の年間利回りが4%や5%以上のものもありますので、株式投資の利益率の目標(売買を主とする場合)としては最低でも5%以上を目指す必要があるのではないでしょうか。
買い時や売り時の勉強に長時間をかけて売り買いしたものの、結果的に配当金利回りを下回る損益率になるのは避けたいですよね。
もちろん配当金銘柄の選定にも勉強が必要ではあるわけですが、スクリーニングもありますし、売却益を狙うよりは勉強の時間も少なくなるのではないでしょうか。
ただし、当然ですが配当金を狙う場合にも含み損になる可能性はありますのでその点は注意が必要ですね。
できれば10%以上の利益率を狙う
さて、最低5%を目指したいという話をしましたが、これはあくまでも私が思う最低ラインです。
できれば株式投資の利益率の目標は10%以上を狙いたいところです。
なぜかというと、配当金の場合は企業が増配することがあるため、今現在が3%や4%程度だとしても、順調に配当金が増配されれば、ある程度の保有期間で、投資資金に対する年間配当利回りが5%を超えていくことがあるからです。
ただし、今現在の売り買いでの年間損益率が10%を超えていて、株の勉強や取引などに心理的な負担がかからない場合には、そのままのやり方でもいいのではないかと思います。
投資資金に対して配当利回りが10%を超えるのにはけっこう年数がかかりますからね。
どう勉強をしても年間利益率が5%程度であれば、場合によっては連続増配銘柄や高配当銘柄などを長期保有する方がいい場合もあります。
ただし確実に増配するとは限りません。
減配や無配のリスクも考えておく必要があります。
ちなみに、配当金が増える時の金額や、どの程度の期間で増配するかは企業によって全然違います。
気になる企業があれば有価証券報告書を見てみてはいかがでしょうか。
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株式投資の利益率の目標を立てることは非常に大切です。
しかしながら、目標値と実績があまりにもかけ離れたりしていることはないでしょうか。
現実的な目標を立て、場合によっては今のやり方を上回る利益率を出せる手法がないか検討してみてはいかがでしょうか。