ギャップアップしやすいのは何曜日?
日経平均株価で、前日終値より当日始値が上回りやすい曜日は一体何曜日でしょうか。
前日終値より当日始値の方が株価が高いということですので、一般的に言って、買い方側の投資家にとってはうれしい値動きですね。
さて、一般的にギャップアップと言われるのかもしれませんが、ギャップアップの意味というのは、前日終値より当日の始値が高値で寄り付くということだと思いますので、厳密に言えばその差はいくらでも構わないのかなと思っています。
しかしながら、寄り付きで前日終値より株価がある程度大きく上昇するのがギャップアップだと思っている人も結構多いような気がしなくはありませんが・・・
ということで、今回の記事ではプラスになっていればギャップアップと考えます。
木曜日は寄り付きでギャップアップしやすい
さて、日経平均株価で、前日終値より当日始値が値上がりしやすい曜日というのがあるのでしょうか。
2014年から2019年9月19日までの5年数ヶ月間を検証したところ、そのような曜日があることはありました。
しかしながら、先に言っておきたいのは、その曜日がわかったからといって、それで投資成績が大きく上昇するというようなことはないと思っていた方が良いということです。
あくまでも過去の話ですし、株取引はそんなに簡単ではありませんからね。
それでは、寄り付きでギャップアップしやすいのが何曜日かということですが、それは木曜日です。
他の曜日と比べて、木曜日が群を抜いてギャップアップしやすいでした。
なお、何曜日が下落しやすいのかについて知りたい方は金曜日は株価が下落しやすい?いいえ他の曜日の方が下がりやすいですをご覧ください。
例えば、前日終値が20000円だった場合に、当日始値が20100円だったとすると、100円上昇したということになります。
このようにして、2014年から2019年9月19日までを計算すると、木曜日は285営業日で合計5280.71でした。
その次に高かったのが、水曜日の2318.47ですので、断トツで木曜日が高いのが分かるのではないでしょうか。
プラスとマイナスの回数や年別は?
ちなみに、回数で言うと285営業日中、プラスになったのが159営業日、マイナスになったのが126営業日でした。
率にして約56%がプラスという結果になりました。
56%ぐらいで一番なので、実はそれほどギャップアップしやすい曜日というのはないと捉えることもできるかもしれませんが、考え方は人それぞれあるのではないでしょうか。
まぁ~私としては、最近の日経平均株価の値動きの基礎知識として知っておいて損はないものの、先ほども言いましたが、これを知っているからといって、特に損益に大きな影響は与えないのかなと思っています。
ちなみに、年別で見てみるとマイナスになったのは、この期間中でいえば暫定の数値である2019年だけです。
この記事を書いている本日が、2019年9月22日ですので、2019年については現時点で暫定の数値になります。
それ以外の2014年、2015年、2016年、2017年、2018年はプラスになっていますので、そう考えるとやっぱり木曜日は、総合的に見れば結構ギャップアップしやすいのかな~などと思ったりもしますが・・・
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まぁ~このあたりはそれぞれの考え方次第でしょうね。
興味のある方は曜日別で色々と調べてみると、結構面白いデータが取れたりすることもありますので、検証してみてはいかがでしょうか。