投資方法

日経平均株価が上昇しても自分の保有株が値上がりしないのはなぜか?

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日経平均株価が上昇しても自分の保有株はなぜ上がらない

日経平均株価が上がっているのに、私の保有株は上がらないんですけど・・・

 

このように思っている人も多いのではないでしょうか。

 

特に、日経平均株価が大幅下落後に上昇したのに、自分の株は安値から大した値動きがなければ、「何で?」と思ってしまいますよね。

 

株式投資は保有株が値上がりしたり、値下がりしたりしながら、どちらかの方向に動くのがよくある値動きですね。

 

この値動きは、その銘柄の企業などに関する材料によって変動することもあれば、国内外の政治や経済的な材料によって変動することもあります。

 

国内外の政治や経済的な材料によって値動きがある場合には、市場全体が大きく売られたり買われたりしやすくなります。

 

日経平均株価が大きく売り込まれた後、その材料に対する見通しが改善した場合や、短期的に売られすぎた反動から、株価が回復することがよくあります。

 

株価は一方向にだけ動くわけではありませんので、売られれば買われるというのは、基本的な値動きと言えるでしょう。

 

しかしながら、日経平均株価が回復したとしても、自分の持株が上昇するとは限りません。

 

私も昔は、日経平均株価が安値から急回復してるのに、何で自分の保有銘柄は大して上がらないのと「残念な気持ち」になっていました。

 

それでは今はどうなのかと言うと、まぁ~今も保有株で日経平均株価にあまり連動しない銘柄は値上がりしないわけですが、それはそれで理解して購入しているので特に何とも思いません。

 

一緒に上昇してくれればありがたいという気持ちはもちろんありますが・・・

 

逆に言えば下がるときにもあまり連動しないわけですので、下落局面ではこの銘柄で良かったと思うようなこともあります。

 

 

日経平均株価はあくまでも225銘柄の株価指標

さて、多くの銘柄が日経平均株価の上昇下降の影響を多少なりとも受けるのは、基本的に間違いないのだと思います。

 

しかしながら、そもそも日経平均株価とは225銘柄の株価指標であるわけですので、日経平均株価が上昇したからといって、自分の保有銘柄が確実に上昇するとは言えないわけです。

 

特に高値から値下がりした場合だと、含み損を抱えた投資家が多く出ることから、多少値上がりしたぐらいでは「やれやれ売り」も出やすいですし、 戻り売りを考える投資家もいますからね。

 

そう考えると株価を上昇させるには、それなりの買い圧力が必要になるということです。

 

日経平均株価に連動する指数の銘柄であれば、225銘柄全体に投資していることになりますし、東証株価指数(TOPIX)に連動する指数の銘柄であれば、東証1部銘柄に投資していることになりますので、特定の銘柄ではなく全体的に見てプラスになるのかマイナスになるのかということになります。

 

しかしながら特定の銘柄で勝負するのであれば、その株の価格が値上がりしない限り、上昇はないわけです。

 

ただし、日経平均株価と連動しないからと言って個別銘柄が良くないわけではありません。

 

なぜなら、日経平均株価が下落中だった場合、日経平均株価に連動する指数の銘柄であれば、どんどんマイナスになっていくわけですが、個別銘柄の場合にはその銘柄に良い材料が出たり、決算発表で業績が良かったりするなどすれば、株価は大きく上昇することもあるからです。

 

 

日経平均株価に連動する指数の銘柄を購入する

そうは言っても、例えば東証一部上場銘柄を保有していれば、日経平均株価と東証株価指数(TOPIX)も概ね同じように動くわけですので、自分のホールドしている株が反対に下がったりすると気分が落ち込むこともあるのではないでしょうか。

 

まぁ~そのような気持ちをこれまで私も経験してきましたので、私としては日経平均株価がある程度大きな下落になった場合や、それこそ大暴落になった場合などは、日経平均株価に連動する指数の銘柄も購入するようにしています。

 

これだったら日経平均株価が上昇すれば当然値上がりするわけですからね。

 

しかしながら、これも良い面ばかりではありません。

 

購入する銘柄によっては、減価するものもあるため、値上がり値下がりを繰り返すと、保有しているだけで、プラスにしにくくなる可能性があります。

 

非常にざっくり言うと、例えば日経平均株価2万円の時にその銘柄を購入し、日経平均株価が上昇・下降を繰り返し、再び2万円になったとしても、減価しており、その銘柄の買値に届いておらず、含み損になってしまう可能性があるということです。

 

上昇下降を繰り返すと減価してしまう銘柄もあることから、そのような銘柄の場合は長期保有すればするほど、購入した時の日経平均株価よりも、さらに高い日経平均株価にならないと利益が得られないことになってしまいます。

 

そのようなことから、減価がある銘柄なのか、ない銘柄なのかや、保有期間についてはよく検討しなければなりません。

 

また最悪の場合には損切りも検討しなければなりません。

 

 

元手があれば寄与度の高い銘柄を買うやり方もあるが・・・

また、日経平均株価の225銘柄の中でも寄与度は異なりますので、日経平均株価を上昇させたい場合には、影響力の大きい銘柄を上げていった方が早いと考えることができるのではないでしょうか。

 

もちろん個人でできる技ではありませんが・・・

 

個人では無理ですが、大きな資金が影響力の高い銘柄に入ることで、日経平均株価がどんどん上昇していくこともあります。

 

そうなると日経平均株価は上昇しているのに、自分の保有株は全然上昇しないと余計に感じてしまうかもしれません。

 

状況によってはどうしても日経平均株価を上げたいという人たちもいるということです。

 

この辺りを利用した銘柄の選び方、つまり日経平均株価の回復時(急上昇時)に寄与度の高い銘柄を買うというやり方もあるわけですが、 値がさ株になってしまうので資金的な問題があるのでなかなか難しいです・・・

 

 

β(ベータ)値も見てみては

いろいろと考えると最終的にはバランスを考えてホールドする株を決めるのが大事だと思います。

 

日経平均株価と同じような値動きをする銘柄ばかりになってしまうと、値下り中は苦しい立場になるかもしれませんので、ある程度は連動しにくい銘柄も必要なのかもしれませんね。

 

また過去の、値下がりからの上昇幅が大きかった銘柄を前もって探しておくと、利益を狙いやすいかもしれません。

 

 

なお、値嵩株は資金的に無理だけど、どうしても個別銘柄がいいということであれば、株価指数に対する値動きがわかる、β(ベータ)値を見てみるのも良いのではないでしょうか。

 

ただし、β(ベータ)値はあくまでも過去のデータであり、未来がどうなるのかはまったくわからないので、これまでと同じような値動きになるとは限りませんが・・・

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