投資方法

株で負ける売り買いが多かった初心者の頃の私の取引から学んだこと

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負ける取引にあった私の特徴

株式投資は人それぞれ、買うタイミングと売るタイミングが異なるわけですが、私の経験上で言うと、「損してしまう」または、「利益があってもほんの少しである」という場合には、ある特徴がありました。

 

特に初心者の頃は、このような取引が多かったのですが、私だけではなく他の投資家の方でも、なかなか勝てない場合には、同じような取引方法をしている人が多いのではないかと思って、今回記事を書くことにしました。

 

売り時と買い時を少し変えるだけで、負ける取引を減らせる可能性もありますので、もしこのような取引をしている方であれば、見直してみるのも良いのかもしれません。

 

本日は私の経験上、株取引で負ける時に多かった取引のタイミングについてをテーマに話をしたいと思います。

 

 

買うタイミングが早いといいことは少ない

まず買うタイミングですが、私だけではなく株取引で負けることが多い人が行なっているかもしれないのが、買うタイミングが早いということです。

 

株の値段は上がったり下がったりするわけですが、株価が大きく下落した時に、「今が割安で買えるチャンスだ!」と思って、早い段階で買ってしまうことがあります。

 

私も昔は、大きく値下がりした今が株価の底だろうと考え、今買わないと価格がすぐに上がるのではないかと思ってしまい、早いタイミングで買ってしまったことが何度もあります。

 

もちろん、たまにはそのタイミングで成功することもありましたが、全体的に見ると失敗する方が多かったです。

 

その銘柄だけの値下がりであったとしても、私の経験上では、今が安値だろうと思っている株価から、さらにもう一段は値下がりがあるというイメージです。

 

これが日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)全体に及ぶような下落であれば、その値下がりはそう簡単に反転するものではありません。

 

年に数回は、国内外を含めた外交や経済問題などで、日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)が急落することがありますね。

 

数日間株価が値下がりした後に株価が上昇することはありますが、 この株価の上昇が、本格的な上昇トレンドにつながるということではなく、一時的な調整で価格が上がっているということも非常に多いです。

 

あくまでも短期的な調整であり、その後は再び大きな値下がりに突入していくということも多い印象があります。

 

 

日経平均株価の値動きで確認

例えば最近では、2018年12月の日経平均株価がそのような値動きを示していますね。

 

12月に入ってから、日経平均株価は値下がりを始めました。

 

 

その後一時的な底(安値)を打ち、12月中旬頃に、ある程度株価を戻したものの、そこから更に強烈な値下がりになりました。

 

12月11日の安値が、直近安値である10月26日の安値を下回らなかったため、12月中旬の値上がりでそのまま株価が回復すると思った人も多かったと思いますし、実際私もそう思っていました。

 

仮に12月11日の株価より値下がりしたとしても、そこまで下がらないんじゃないかなと思っていました。

 

しかしながら、実際の値動きは非常に強烈なものであり、数日間であっという間に急落し、安値が19000円を割るという値段にまでなりました。

 

まぁ~この2018年12月の値下がりは、数年に一度あるかないかと言われるような急落だったため、なかなか想定するのが難しかった人が多かったと思います。

 

もちろん私もその一人です。

 

ここまでの値下がりではなくても、一般的に今が安いと思って買ったものの、その後さらに値下がりしたという経験を持つ方はかなり多いのではないでしょうか。

 

その結果、損切りラインに引っかかってしまい、損失が確定してしまうことになりかねません。

 

つまり、負ける割合を減らすためにも、購入するタイミングが早くなることは、できるだけ避けるべきであり、しっかりとトレンドが反転したことを確認してからの方が良いのではないでしょうか。

 

もしかすると、自分が思ったタイミングが本当に株価の底である可能性もあります。

 

そうであれば、一番良いタイミングで購入できたということになるのですが、もし株価の底でなければ、そこからさらに下落する可能性が出てきますので、そうなると損失を被る可能性があります。

 

損切りしてしまえば、確実に損が確定ですが、儲ける金額が減ったからといって、それは損ではないわけです。

 

あまり早く購入せず、しっかりとテクニカルチャートやニュース、市場の雰囲気など総合的に判断して購入すると、ちょっと違った結果になるかもしれません。

 

とはいえ、すべての条件が良くなってから購入すると、あまりうまみがないのも事実です。

 

ある程度の段階では、多少のリスクを背負ってでも買わなければならない状況になるかもしれません。

 

もし買うとしても、万が一のことを考えて、最初は打診買いから始めるのが、できるだけリスクを抑えることにつながるのではないでしょうか。

 

 

 

利益があるうちに売る

もう一つは売るタイミングです。

 

売るタイミングについては、短期投資・中期投資・長期投資、また短期投資の中でも、デイトレードやスイングトレードのように、売るタイミングについてはそれぞれバラバラなわけです。

 

今回の記事では、短期投資ということで考えたいと思います。

 

私が負ける時が多かった時の売るタイミングとしては、一言で言えば売り時が遅いと思っています。

 

含み益になってくると、このまま保有していれば、さらに含み益が増えるのではないかと思ってしまうことがあります。

 

しかしながら、3ヶ月ごとに決算が絡んできますし、株価にとってマイナスに作用する国内外の外交や経済問題がいつ起こってくるかも分かりませんので、保有していれば、そのまま含み益が増えるとは限りません。

 

もちろん、うまく決算も乗り切ったり、株価にとってプラスになる外交や経済に関するニュースがあり、さらに株価が上がる可能性もあります。

 

これについては、投資家それぞれの判断で異なるところです。

 

長期投資であれば、「経済が発展していくだろう」という考えを考慮に入れ、持ち続けることで利益が増えることもありますが、わずか数週間から数ヶ月程度であれば、利益が増えるだろうということで、保有し続けるのではなく、あまり欲張らずに、ある程度の段階で売るというのも一つの手です。

 

利益がある段階で売れば、その銘柄については負けることがないわけです。

 

結果的には、そのまま保有していた方が良かったということになる可能性もあるものの、負けることが多い投資家であれば、まずは利益がある段階で売って、勝ちグセをつけるというのも良いのではないでしょうか。

 

私が負けることが多かった頃を振り返ると、結局のところあまり欲を出しすぎるといいことがないんだなということがわかりました。

 

 

今が割安だと思って、欲を出して早く買ってしまうより、儲かる割合が少し減ったとしても、しっかりとトレンド転換を見極めることも、買い時としては大切だと思います。

 

また、保有していればもっと株価が上がるだろうと欲を出して持ち続けること、つまり近い将来の不確定な株価にかけるのではなく、今現在で利益が取れるのだから、プラスの段階で売ることも売り時としては大切だと思います。

 

株取引の年間損益がマイナスで、いつも負けているのであれば、これまでとはちょっとタイミングをずらして取引するのを検討してみるのも良いのではないでしょうか。

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