投資方法

長期保有で利益をとる3つの基礎知識とチャートで見る買い時とは?

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長期保有は精神的な負担が少ない取引方法

株式投資で株価が値上がりしても値下がりしても精神的に動じない人というのは利益を得やすい投資家です。

 

とはいえ、できるだけ利益を上げて資産を増やしていきたいからこそ株取引をしているわけですよね。

 

しかしながら受給関係がある以上、買った株が上昇したり下降したりするのは当然のことです。

 

それでは、そのことを理解しながらできるだけ一喜一憂しない(買値を下回る場合を除く)ような投資方法にはどのようなものがあるのかというと、それは株の長期保有です。

 

本日は長期保有を成功させるための3つの基礎知識についてをテーマに話をしたいと思います。

 

長期投資というやり方は、そのホールド期間に明確な定義がないのですが、一般的には年単位で保有していることを指す場合が多いです。

 

短期間でも数年、長期間であれば10年や20年以上を指す場合もあるようです。

 

まぁ~明確な定義がないのでバラバラといえばバラバラです。

 

先ほども言いましたが、長期保有が株価の値上がりや値下がりに一喜一憂しないでいいというのは、短期間での利益を狙わないからです。

 

投資期間が短い取引でいうと、デイトレードやスイングトレードなどが有名ですよね。

 

デイトレードの場合は、その日一日で利益を得ないといけないため、買い時を失敗してしまうと儲かることは難しいですし、損切りしなければならない可能性が高くなりますよね。

 

スイングトレードの場合でも数日での勝負になりますので、デイトレードまでではないものの、ほぼ同程度の買い時売り時の慎重さが求められます。

 

また、株価が値下がりする時の精神的な負担はデイトレードやスイングトレードではかなり大きなものがあります。

 

しかしながら、数週間から数ヶ月単位の短期投資や中期投資、長期投資と投資期間が長くなるごとに株価が下がることに対しての精神的な負担は減っていきます。

 

その点でいうと最も優れているのが長期投資です。

 

この長期投資を成功させることができるかどうかは、3つのポイントをクリアできるかどうかにかかっていると思います。

 

とはいっても、どれも大して難しいレベルのものではありません。

 

 

長期保有は年齢が重要

まず1つ目のポイントとしては、あなたの年齢です。

 

あなたはいったい何歳でしょうか?

 

年単位での長期間の投資をすることになりますので、年齢的な面は極めて重要な要素になります。

 

あなたが20代から50代ぐらいであれば何の問題もないでしょうし、長期保有としてはベストといえると思います。

 

未成年でも取引が可能な状況であればもちろん長期保有に向きます。

 

もし60代であったとしても10年~15年程度の長期保有であれば現実問題として特に支障はないと思います。

 

年齢ですので変えようがないことですが、十数年程度の取引で考えるのであれば、このブログを見ているほとんどの人たちが問題なく取引することができるのではないでしょうか。

 

 

 

購入銘柄は有名企業がおすすめ

2つ目のポイントは、どの銘柄を購入するのかということです。

 

以前、このブログの中でも銘柄選定について書いたことがあるのですが、その中でも私がもっともおすすめするのは、誰もが名前を知っている有名企業を 買うということです。

 

なぜこれをもっともおすすめするのかというと、将来的に売却して利益を得るわけですので、途中で不測の事態が起こるリスクはできるだけ排除したいという考えが働くからです。

 

長期保有はホールド期間が相当長いため、このようなリスクは極力減らすことが大切です。

 

もちろんどのような企業であっても将来を約束されているわけではありませんので、各分野のトップクラスの企業であったとしても倒産する可能性はゼロではないのですが、過去の実績や決算内容がしっかりしている誰もが名前を知っているような有名企業であれば少しでもそのリスクを減らすことが可能だからです。

 

そもそも消費者のニーズに応えるだけの商品やサービスを提供しているからこそ長い年月にわたって第一線で活躍しているのだと思いますし、だからこそ多くの人たちが名前を知っている企業なのだと思います。

 

しっかりした商品やサービスを提供しないのであれば自然と企業間競争に負けていきますからね。

 

もう一つ、有名企業がいい理由としては株価が値下がりしたり、多少大きな下落があったとしても、時間はある程度かかるかもしれませんが、株価が回復する可能性が高いということです。

 

例えば、トップクラスの企業の株価が半値になったとしたら、下落理由にもよりますが買いたいと思う投資家は非常に多いと思います。

 

状況によっては、もちろん私も買います。

 

そのような投資家が多いことで、下落しても回復が早い可能性が高くなります。

 

この2つ目も特に難しいことではないのだと思いますが、やや難しくなるとすれば資金的な面です。

 

このような各分野を代表するトップクラスの企業というのは、やっぱりそれなりに1株の単価が高いんですよね。

 

例えば、2018年8月31日現在でいうとアサヒグループホールディングスが約5000円、キリンHDが約2750円、日清食品HDが約7100円、ANA ホールディングスが約3850円、トヨタ自動車が約7000円、ユニチャームが約3600円など、まぁ~高いといえば高いですよね。

 

ここだけがちょっとネックになるかなという気もしますが・・・

 

株式投資は余裕資金でするのが鉄則ですよね。

 

投資方法の中でも長期投資は利確するまでの期間が相当長いことから資金の拘束期間もそのぶん長くなります。

 

ということは、この投資方法はすぐすぐ利益が出なくても大丈夫というような人たちが将来のことを考えて投資しているんじゃないのかなと思っています。

 

このような有名企業の株は平均的な株価よりもそこそこ高めなんですけど、そのような人たちであれば特に高いと思わないのかなーと考えたりするのですが・・・どうなのでしょうか?

 

だからといって短期投資の人たちがすぐ利益を求めている人達だっていうわけじゃないですからね。

 

そういう意味で言ってるんじゃないですからね~( 許してくだせ~そういう意味じゃないんです・・・)。

 

この2つ目のポイントは可能であればという程度で考えて、必ずしも有名企業を購入する必要はなく、投資資金的な面を考えて無理して株価の高い値嵩株(ねがさかぶ)を買う必要はありません。

 

これからの成長企業に投資したり、成長分野に投資するのもいいですよね。

 

 

買い増しができれば理想的

3つ目のポイントは必要に応じて買い増しするということです。

 

ここが長期投資の最大のポイントではないでしょうか。

 

長期投資がデイトレードなどと違い短期的な株価に一喜一憂しないで済むというのは、仮に株価が値下がりしても安くで買い増しすることができると思えるからです。

 

もちろん買値を下回らない場合ですけどね。

 

数年から十数年また長ければ数十年という長期間にかけての投資ですので、当然値段が上昇したり下降したり時には大きく下落することもあるわけです。

 

その時に買い増しをすることで、更なる利益が取れるということになります。

 

精神的な負担が少ない上に、利益も取りやすいので長期投資は初心者や投資経験の浅い投資家などにもおすすめできる投資方法の一つといえるのではないでしょうか。

 

なお、長期投資で株価が買値より値下がりした時にナンピンするのは、私としては基本的にあまりおすすめできません。

 

そもそも2つ目のポイントで誰もが会社名を知っているような有名企業の銘柄を購入するということを言いましたが、これは先ほども説明しましたがリスクを避けるためです。

 

ナンピン買いをするということは、上手くいけば値下がりする株価を購入することで、安くで多くの株を保有することができるようになりますので一気に大儲けすることも可能です。

 

しかしながら、そのまま株価が値下がりした場合には含み損(評価損)になっている株を多くホールドするというだけになってしまいますので、大損する可能性があります。

 

そのようなことから、ナンピンは相当慎重に行う必要があるため基本的にはしない方が無難です。

 

あくまで基本的にはですけど・・・(このような場合でない取引であれば、実は私「ナンピン」することがあるもので・・・)

 

それでは、どのようなタイミングで買い増しするのが一番いいのかというと、それはやはり押し目買いもしくは前回高値をブレイクした時点での購入です。

 

株価が値下がりして底を打ち再び上昇してきた段階で購入するというのが一番リスクが少なく利益を得やすいのではないでしょうか。

 

その後、株価が下がってきたらどうするの?と考えている人もいるかもしれませんね。

 

株を買ってからしばらくして株価が値下がりしてきたとします。

 

値下がりした原因がその企業の決算内容なのか、よくないIRなのか、それとも地合い(相場状況)による影響なのかなどを総合的に判断しなければなりませんが、いくら長期投資だといっても基本的に買値を下回る株を保有する必要性はありません。

 

もしそのような状況になる場合には、損失が出ない範囲で売却する方がいいです。

 

つまり手数料分を考えてギリギリ損失が出ない価格ですね。

 

もちろんもうちょっと利益のある段階で売ってもいいですし、大きく暴落する可能性があるようであれば、買値を下回っていても損切りを検討することも必要ですけど。

 

そのあたりはあなたの判断次第ですね。

 

ギリギリまで粘るメリットというのは、売却した後にすぐ上がる可能性もあるからです。

 

そうなるとかなりガッカリするので、もうほとんど利益がないのであれば、ギリギリまで粘るというのも一つのやり方です。

 

つまり精神的な面です。

 

そこまで待って上がらなかったら損失が出ないように一旦売って、さらに値下がりしたところで、ありがたく買わせていただいたほうがいいです。

 

結局、値上がりしなかったので利益は取れませんでしたが、値下がりしたことで、さらに安い買値で買えることになるので投資金額を抑えることができお得です。

 

安くで買えたので余ったお金を他の銘柄に回せますからね。

 

いくら長期保有といってもマイナスになる株を持っておくのは良くありません。

 

保有期間が長ければ長いほど利益が出るというわけではありません。

 

もしそうだったら、みんな何十年でも保有していますからね。

 

重要なのは買うタイミングと売るタイミングです。

 

だからこそ株価が上昇していくと考えられるポイントで購入することが儲かるコツでありテクニックです。

 

基本的に、買い増しするのであれば株価が順調に上昇しある程度の含み益が出てから株価が値下がりし、 底を打ち再度上昇するポイントが狙い目です。

 

 

こちらの記事もどうぞ

あなたの株取引にとって役に立つかもしれない投資方法や取引の知識を書いていますので、気になる方はこちらの投資方法からご覧ください。

 

 

月足の株価チャートで具体的に確認

それでは2007年1月から2018年8月までのアサヒグループホールディングスの月足の株価チャートを見ながら具体的に考えてみたいと思います。

 

なお、長期投資をするのであれば、まずは月足を確認してみましょう。

 

基本的に綺麗な右肩上がりの上昇トレンドです。

 

この11年8ヶ月の間に株価は約2.5倍に上昇していますね。

 

早いタイミングで購入する人であれば、株価が底を打った後の購入候補1辺りで買うというのも良いのではないでしょうか。

 

この購入候補1で買った場合、ポイントとしては前回高値Bを超えることができるかどうかということと、購入価格を下回らないかということです。

 

結果的に、このあたりで購入しておけば購入価格を下回ることはなく、前回高値Bを超えて行きましたので、順調な投資ができたということになります。

 

もう一つの買い時は、購入候補2です。

 

前回の高値であるBを超えたタイミングで買うというやり方です。

 

さて、この購入候補1と2のどちらがいいとお考えでしょうか。

 

安い価格で購入できるから購入候補1の方がいいと考えることも出来るのですが、実際にこのアサヒグループホールディングスの株価が大きく上昇するのは購入候補2からですので、購入候補1で買うと2009年から2013年前半ぐらいまでは、あまり大きな株価の上昇はしていません。

 

それはなぜかというと、多くの投資家が前回高値であるBのポイントを超えるのを待っていたからというのが大きな要因の一つです。

 

もちろんその他の影響もあるかもしれないのですが、この値段を超えることができたというのは株価の上昇に大きな弾みをつけることになりました。

 

同じことがAと買い増し候補2でもいえます。

 

 

直近高値であるAを株価が上回るところが買い増し候補2であり、このAを超えたことでまだ買いの勢いがあることがわかったため、一気に株価が上昇しています。

 

買い増し候補としては株価Aから値下がりして底を打ち再び上昇した買い増し候補1か、前回高値である A の株価を超えた買い増し候補2が良いのではないかと思います。

 

 

具体的な買い増しの効果はこのようになります。

 

購入候補1(例えば1300円)で買い、そのまま2018年8月末(株価5000円)まで保有していれば、9年間で3700円(37万円)のプラスです。

 

購入候補1(例えば1300円)で買い、買い増し候補1(例えば3800円)で買い増しし、そのまま2018年8月末(株価5000円)まで保有していれば、9年間で4900円(49万円)のプラスです。

 

2013年2月ごろ購入候補2(例えば2200円)で買い、そのまま2018年8月末(株価5000円)まで保有していれば、5年6ヶ月間で2800円(28万円)のプラスです。

 

2013年2月ごろ購入候補2(例えば2200円)で買い、買い増し候補1(例えば3800円)で買い増しし、そのまま2018年8月末(株価5000円)まで保有していれば、5年6ヶ月間で4000円(40万円)のプラスです。

 

買い増し候補2で買い増しするパターンもありますので、よかったら概算でいいので計算してみてください。

 

どのパターンがお好みでしょうか?

 

金額だけを考えるのであれば、購入候補1で買うのがいいのですが、年数が長くなります。

 

購入候補2の場合は、金額は少し落ちるものの、購入候補1より年数が短くなりますので効率の良い投資になりますし、結果論でいうと、この9年と5年6ヶ月間の差である3年6ヶ月間、他の銘柄に投資することもできたわけです。

 

どのような判断をするかはあなた次第です。

 

なお、その他の有名企業としてキリンHD、日清食品HD、ANAホールディングス、トヨタ自動車、ユニチャームについてアサヒグループホールディングスと同じ月足チャートで長期保有の買い時と買い増しタイミングを書いていますので、よかったら長期保有は意外と難しいのが有名企業の月足チャートを見るとわかるをご覧ください。

 

このように長期保有は、年数は長くかかるものの精神的にも安定した状態で利益を望めますので、良い投資方法の一つといえるのではないでしょうか。

 

あなたに合う投資方法か検討してみてはいかがでしょうか。

 

それでは本日のまとめです。

本日のまとめ

  • 精神的に動じない人は利益を得やすい
  • 長期保有は他の投資方法よりも精神的な負担が少ない
  • 長期保有に明確な定義はなく、数年から十数年以上の場合もある
  • 年齢が重要である
  • 有名企業を買うのがおすすめ
  • 買い増しができれば理想的である
  • 買値を下回る場合は一旦売る
  • 買い増しは押し目買いもしくは前回高値をブレイクした時点で購入する

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