株で退場しないために投資資金には注意
株で退場しないために大切なことはいくつもあります。
特に、大暴落とも言えるような大きな値下がりになると、そのポイントや退場しないためのコツというのも見えてきます。
世界全体に渡る株価の大暴落によって、多くの銘柄が安くなったため、株式投資を始めようと思い立った人もいると思います。
また、始めたばかりで間もないという人もいるでしょう。
始めるタイミングはいろいろとあるわけですが、初心者の方は儲かることよりも、まずは退場しないことに重きを置いた取引をするのがいいのではないでしょうか。
さて、どんな人が退場しやすいのかというと、まずは投資資金をかけすぎている人です。
投資に使える元手が100万円あるとし、この100万円すべてを使って取引すると、相場状況が良い場合には大きな利益も得られるわけですが、大幅下落になった場合には、あっという間に大きな含み損になります。
下落の内容によっては半値以下になることもありますよね。
100万円だったものが50万円以下です。
特に投資を始めたばかりで、このような損失を被ると、株式投資は非常に怖いものだと思って、もうやめようという結論に至ってしまうこともあるわけです。
ある一定額は現金保有
基本的にどのような相場状況であれ、ある一定の現金を保有しておくことは非常に重要です。
トレンドが悪くなればなるほど、現金比率を高める必要があるのではないでしょうか。
また退場しないために大切なこととしては、市場全体の価格が上昇すればするほど、保有株数を減らしていき、できるだけ現金化していく方がいいのだと私としては思います。
2013年以降日経平均株価は上昇してきました。
まだ市場全体が低い段階であれば、ある程度大きな資金を使って投資する選択肢もなくはないわけですが、何年間も上昇を続けた場合には短期的なバブルになっている可能性もありますので、大きな調整が来るかもしれないということは意識しておいた方が良いのだと思います。
上がったらまったく買わないということではなく、リスクを考えた上での取引をするということです。
過去の経験上、大きな暴落はある程度のスパンで起こっていますので注意すべきポイントなのだと思います。
何となくのイメージとしては、風船みたいなものだと思います。
最初のうちはそこそこ多めの空気(資金)を入れても大丈夫ですが、大きく膨らんでから、さらに空気(資金)を入れ続けると、あるタイミングでドカーンということになってしまうかもしれません。
まだまだ上がりそうと思う気持ちをちょっと抑えて、そろそろ現金化しておいた方がいいのではないかと考えることも退場しないためのコツだと思います。
調整を待つことも大事なことです。
大暴落時はテクニカル分析が通用しないこともある
またテクニカル分析にも注意が必要です。
非常に大きな暴落になってしまうとテクニカル分析は通用しなくなることもあるわけです。
あまりにも売られすぎているため、買いシグナルが出ることがありますが、そのシグナルを信じて買ったものの、さらに大幅下落になることもあります。
通常であれば、そのシグナルが出れば上昇するのにそうならない、それが大暴落なのだと思います。
テクニカル分析は株の売り買いにおいて役に立つものだと思っていますが、それは常識的な値動きをするであろうという範囲内においてなのだと思います。
常識的な動きをしない大暴落になると、どこで反転するのかはまったくわからないわけです。
そのようなことから、買うにしても一度に買うのではなく、打診買いすることが大切だと思います。
今が底だろうという予想で大量に購入してしまうと、最悪の場合には大きな含み損になり、退場という結末になるかもしれません。
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私も多くのことを学びました。
長く投資をするためにも、儲かることだけを考えるのではなく、退場しないような取引を考えていかないといけないのではないでしょうか。