投資方法

デイトレードで1日に数万円失って知った利益を得やすい指標とは?

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VWAP(ブイワップ:出来高加重平均価格)で高値掴みを回避

株取引をしているみなさんはホールドしている銘柄を売るとき・買い増しする時、新たな銘柄を購入する時など、どのような価格で売り買いしているでしょうか。

 

株式投資の初心者や投資経験の浅い人などのなかには、なんとなくの価格で売買している人も多いようです。

 

実は、私自身も株取引を始めた最初の頃は、なんとなく売ったり買ったりしていました。

 

その結果、私の金銭感覚からいうと一日のマイナスとしては大きい損失をデイトレードで被ってしまいました。

 

しかしながら、株取引の勉強をしていくと、簡単な指標を見るだけで、その日の高値掴みを回避することができるということを知りました。

 

その指標というのは、VWAP(ブイワップ:出来高加重平均価格)といわれるものです。

 

本日は、私がデイトレードで失敗した事例を踏まえながら、VWAP(出来高加重平均価格)を利用した売り買いについてをテーマに話をしたいと思います。

 

まず、私が大損した銘柄ですが「サイバーステップ」という銘柄で、一時期大きな注目を集め人気が出た銘柄ですので、知っている人もいるかもしれませんね。

 

株取引方法に関する基礎知識やテクニック、儲かるコツにも乏しい段階でのデイトレードへの挑戦でしたので、はっきり言って単純に価格が上がっているから勝てるんじゃないかという感じで購入しました。

 

この銘柄はかなりの急騰銘柄で、2017年4月の初めに1000円ぐらいの株価だったのが、6月末には最高値である7980円をつけました。

 

その当時は、「おーすごいなー」と思っていましたが、今見てもこの上昇の仕方はかなりの急騰だと感じます。

 

「そりゃーここまで急騰したら後は、大幅値下がりになる可能性が高いですよね」と言わんばかりのチャートです。

 

下のチャートは、2017年4月から2017年9月の株価の推移です。

 

今回の記事のテーマとしては、こんなに長いチャートを表示する必要はなかったのですが、デイトレード以外の取引をされる投資家もこの記事を見るかもしれませんので、その後の株価推移も見てもらうためにとりあえず9月の価格までグラフにしてみました。

 

ちょっと話はずれますが、このチャートは3ヶ月弱で8倍ぐらいの値段になってるんですよね~ うらやましい。

 

かなりびっくりな銘柄で、私の浅い経験ではありますが、そう簡単にはお目にかかれないような株でした。

 

ちなみにこの株を上回るスピードで最近上昇(2018年8月29日現在)したのが、エクストリームという株です。

 

2018年7月から8月中旬の約1ヶ月半の間に9倍以上になりました。

 

もうすぐテンバガーというレベルです。

 

8月からで考えても半月で7倍以上になりました。

 

びっくりです。

 

 

 

VWAP(ブイワップ:出来高加重平均価格)とは?

それでは本題です。

 

6月後半に、この勢いのあるサイバーステップでデイトレードをしようと思い、株価約5800円で購入しました。

 

今思うと、ほとんどデイトレードの経験がないのに、いきなりこんな高い金額でデイトレードしようと思ったのか謎です。

 

「一体何考えてんだ!」と昔の私に文句を言いたい気持ちです。

 

勢いがある銘柄だったので、単純に勝てると思ったのかな~お金に目がくらんだんでしょうね。

 

ダメな私です。

 

では、この5800円という値段に何か戦略的な意味があったのかと言うと、そんなのは一切ありません。

 

とりあえず上がってるから買うという考えのみです。

 

株取引の初心者や投資経験の浅い方の中には、当時の私と同じような考えで売り買いしている人がかなり多いと思います。

 

そのような考えでのデイトレードですので、結果はどうだったかと言うと、みなさんご想像のとおりの大損です。

 

このブログでも以前書きましたが、デイトレードをしているトレーダーは常にザラ場の板やチャートを見ておかなければならないので、勝っているトレーダーのなかには、かなり専業トレーダーが多いということです。

 

テクニカル分析を用いて、戦略的な取引をしてくるトレーダーになんとなくで購入した私のようなデイトレード初心者が勝てるはずありませんよね。

 

では、私がこのサイバーステップでいくら負けたのかと言うと、約3万8千円です。

 

人によってはな~んだ3万8千円かという人もいるでしょうし、それは大きな損失だだな~と思う人もいると思います。

 

この3万8千円の損失ですが、もし私がこの取引をするより前に出来高加重平均価格であるvwap( ブイワップ)という指標があることを知っていれば、この損失を被ることはなく、むしろ利益を得ることができたかもしれません。

 

デイトレードをする人は、この指標は絶対に知っておかなければならないものであり、vwapを知らないでデイトレードで勝つというのは無理とまでは言えませんが、かなり難しいのではないかと思います。

 

それほど重要な指標だと私は思っています。

 

またこのvwapは、デイトレードだけに使えるというものではなく、スイングトレードでも、その他の短期投資でも中長期投資でも株を売り買いする場合にはどのような方法を取るにしても使えるテクニックです。

 

それでは 、出来高加重平均価格であるvwap(ブイワップ)について説明したいと思います。

 

vwapというのは、売買金額を出来高で加重平均するということです。

 

文章で書くと分かりにくいので具体例で言うと、株価100円で1000株、115円で500株売買されたとします。

 

すると出来高加重平均価格は、全体の売買金額÷全体の出来高ですので(100×1000+115×500)÷(1000+500)=105円になります。

 

100円と115円の価格の単純な平均ではなく、それぞれの価格で約定した株数が何株だったのかというのも考慮に入れて金額を算出したものが、出来高加重平均価格です。

 

つまり、この例でいうと115円で購入した株数よりも100円で購入した株数の方が多いので、結果としてはどちらかというと100円に近い価格になるということです。

 

今回の結果でいうと、出来高加重平均価格は105円ですので、115円よりも100円の方が近いですよね。

 

つまり100円で買った人は、この日のvwapが105円であることから、平均よりも安い価格で買うことができたということであり、115円で購入した人は平均よりも高い価格で購入したということがいえます。

 

このVWAPは取引が行われるごとに当然価格も変わってきますが、現在の株価がこのVWAPより上にあるのか、下にあるのかというのは極めて重要なポイントです。

 

なぜかというと、VWAPは出来高加重平均価格ですので、この価格より現在の株価が上にあるということは、平均よりも高いということであり、今日の取引で保有したままであれば、含み益(評価益)の株が多く、プラスの割合のほうが多いといえるからです。

 

逆にVWAPより現在の株価が低ければ、平均よりも低いということですので、今日の取引で保有したままであれば含み損(評価損)の株が多く、マイナスの割合のほうが多いといえます。

 

文章だと分かりにくいので、下の概略図をご覧ください。

 

例えば1日の取引でいうと、その日に約定した安値から高値までのどこかに出来高加重平均価格であるvwapは来るわけですが、単純な金額の平均ではありませんので高値と安値を足して2で割るというようなものではなく、先ほど計算例をあげたようなやり方で平均価格を出します。

 

現在の価格がvwapより上にあれば、図に示すように含み益(評価益)になっている株が多い(保有したままの場合)ということです。

 

そして現在の価格より高い株価で購入した人で、そのまま保有していれば含み損(評価損)になっているということです。

 

反対に現在の価格がvwapより下にあれば、図に示すように含み損(評価損)になっている株が多い(保有したままの場合)ということです。

 

そして現在の価格より安い価格で購入した人で、そのまま保有していれば含み益(評価益)になっているということです。

 

図を見るとわかるとおり、vwapより現在の価格が上にあればあるほどプラスになっている株が多いということであり、vwapより現在の価格が下にあればあるほどマイナスになっている株が多いということです。

 

これってすごく大事なことで、vwapより現在の株価が上にあるということは、含み損(評価損)よりも含み益(評価益)の割合が多いということですので、利益確定売りはあるものの、損切りの割合が少なくなるため、一般的に株価がVWAPより下に下がりにくいといわれています。

 

みなさんも株取引をしていれば経験があると思いますが、自分がホールドしている株がプラスであればすぐに売ろうというよりも、もう少し保有してさらに利益が乗らないかなと考えますよね。

 

売りが少なくなれば、どうしてもその銘柄を買いたい人はさらに高い値段で買わないといけなくなりますので、株価は上昇します。

 

上手くいけば株価が大きく上昇することで、多くの投資家の注目を集めさらに株価が値上がりすることになります。

 

反対にvwapより現在の株価が下にあるということは、含み益(評価益)よりも含み損(評価損)の割合が多いということですので、損切りの割合が多く なるため、一般的に株価がVWAPより上に上がりにくいといわれています。

 

これもみなさんの投資行動で考えるとわかると思います。

 

デイトレードで購入した銘柄が予想に反して値下がりしてきた場合には、できるだけダメージを抑えるために、早い段階で損失覚悟の損切りをしますよね。

 

損切りが多くなるということは、株価が下がりやすくなるため、その銘柄を購入しようと思う投資家がさらに少なくなることで余計に株価が下がることになります。

 

 

VWAPと株価の関係

現在の株価がvwapより上であれば、うまくいけば株価もどんどん上がるのですが、実際には買いたい人もいれば、売りたい人もいるわけですので、そう簡単にうまくはいきません。

 

需給関係があるのが株式投資ですからね。

 

株価がvwapより上にあったとしても、だんだん買いの勢いが弱まってきて、利益確定売りなどで株価が値下がりしvwapに近づいてきたりします。

 

しかしながら、vwapより上であればプラスの割合が多いということですので、株価がこのラインまで下がったとしても、まだ多くの損切りが出にくいため、この価格付近で反発することがよくあります。

 

このように損切りが出にくいため、この価格で反発するということもあるのですが、vwapは大きな節目であると考えられているため、このラインを割るのはそれなりの売り圧力が必要ということがいえます。

 

概略的な図はこのような形になります。

 

また、この株価付近で反発することが多いということを、この指標を使っている投資家は知っているため、再び上昇することになったり、この出来高加重平均価格を目標に買いを入れる個人投資家や大口投資家も多いため、この価格付近で反発パターンがよくあると言えるのかもしれません。

 

反対に株価がvwapより下にあった場合でも、買いの圧力が強くなれば株価は上昇します。

 

しかしながら、現在の株価がvwapより下にあるということは、マイナスの割合が多いということですので、株価が上がってきたとしても「やれやれ売り」や損切りが多く出るため、vwap付近まで近づくことはできても、結果的に再び株価が下落することも多いです。

 

概略的な図はこのような形になります。

 

こちらも同じことですが、このvwapが大きな節目であると考えられているということと、この指標を使っている投資家であればvwapを超えることができなければ再び値下がりすることが多いということを知っています。

 

もちろんvwapより上にある場合でも、下にある場合でも、買い圧力と売り圧力によってはこのラインを上抜けたり下抜けたりすることがあります。

 

そうなるとこれまでとは全く反対の動きになりますので注意が必要です。

 

これまでvwapより上にあった株価が下抜けた場合には、含み損(評価損)の割合が増えてくるということですので、損切りが多くなりますし、勢いも弱くなることで株価が値下がりしやすくなります。

 

vwapより下にあった株価が上抜けた場合には、含み益(評価益)の割合が増えてくるということですので、損切りが少なくなりますし、勢いが強くなることで株価が値上がりしやすくなります。

 

つまりこのvwapという出来高加重平均価格は、支持線になったり抵抗線になったりするということです。

 

なお、抵抗線や支持線といっても絶対的なものではありませんので買い圧力と売り圧力によっては、簡単にこのラインを突破することもありますので売り買いする時にはチャートを見ながら慎重に行うことをおすすめします。

 

また、VWAPを下から上に突き抜けたからといって、必ずしも株価がそのまま上昇していくとは限らず、また値下がりしていくこともありますし、上から下に突き抜けたからといって、必ずしも株価がそのまま下降していくとは限らず、また値上がりしていくこともありますので注意が必要です。

 

全てのテクニカルや指標に共通していることですが、どんなに役に立つものであっても絶対的なものではないということです。

 

それを承知したうえで、この指標を使うのであればものすごく利用価値があります。

 

証券会社などでも、このvwap取引を利用しているところもありますので、株式投資を行うのであればこの指標は絶対に知らなければならないテクニックの一つと言えるのかもしれません。

 

 

出来高加重平均価格を利用した買い方と売り方

それでは具体的にどのような買い方や売り方をすればいいのかということです。

 

まず、このvwapの最大のメリットは高値掴みをするリスクが減るということです。

 

買い時としては、vwapの価格もしくはその近辺の価格で購入しておけば、その時点での出来高加重平均価格またはそれに近い価格ですので、高い値段で買いすぎたということがないということです。

 

もちろん平均で買うということですので、その時点までの安い価格で買うことができたということもないわけですが・・・

 

ブイワップより下の安い値段で買う方がいいんじゃないの?と思う人もいるかもしれませんが、デイトレードの場合はその日で手仕舞いするため、ブイワップより下だと損切りが多く上昇する勢いもないため、値下がりしやすいので損失が出る可能性が高まります。

 

なお、投資期間が長いなど投資方法によっては安くで買えた方がいい場合も多いので、ブイワップより下で購入するやり方もありかもしれませんね。

 

図でいう緑丸のような値段で買うと高値掴みを避けられやすくなります。

 

 

なお、VWAPを使った取引であれば、取引開始直後からしばらくはVWAPがどのような動きになるのか、まだはっきりしないので購入しないというのも一つのやり方です。

 

反対に売り時としては株価 がvwap より大きく上昇したところが狙い目になります。

 

もちろんその株価で売ったのがよかったのかどうかは1日の取引が終わってみないと、なんとも言えないわけですが、あなたの売るタイミングがvwapより高い株価であれば少なくともその時点では、その日の平均価格よりは高くで売ることができているということです。

 

図でいうオレンジ丸のような値段で売るとその時点での出来高加重平均価格より高く売ることができます。

 

特に株価がvwapより上にあり、さらに垂直上げで価格が上昇していき、ピークを越えその後値段が下がり始めた時点が売り時と考えることもできるのではないでしょうか。

 

 

こちらの記事もどうぞ

あなたの株取引にとって役に立つかもしれない投資方法や取引の知識を書いていますので、気になる方はこちらの投資方法からご覧ください。

 

 

私がデイトレードで損失を出した原因

それでは最初の話に戻って、なぜ私が3万8千円も損失を出したのかということですが、それはその時の株価とvwapの位置関係が株を購入すべきタイミングになかったということです。

 

私が購入した時点では、ブイワップよりも株価がかなり高い位置にあったのだと思います。

 

その当時を思い出すとかなり株価が急上昇していたため、たぶん垂直上げに近いような上昇をしていたのだと思います。

 

そこで私は購入したわけですので、急激な上昇であったことから利益確定売りもあり、株価がvwapに近づくような値動きになったのだと思います。

 

3万8千円の含み損に耐えられず、ホールドできずに損切りすることになりました。

 

その後の株価の値動きもしっかりと覚えており、損切り後に株価は上昇しています。

 

つまり私が損切りした後、vwapの出来高加重平均価格付近で反発して、再び値上がりしたのだと思います。

 

その日はめちゃくちゃがっかりしました。

 

概略図としては以下のような形です。

 

私が売り買いした悪い例です。

 

何で買ったら下がって、売ったら上がるの~と思いながら、数日間ショックを引きずりました。

 

とはいえ、今となっては非常に良い経験をしたと思っています。

 

その時の経験があったからこそ、しっかり勉強しないといけないんだということに気づきましたし、このブイワップも知ることができました。

 

儲かる取引よりも損する取引の方がためになることや気付かされることが多いですので、長く株取引をしていく上では良い失敗というのもあるのかなと思っています。

 

大損しない程度の失敗であれば勉強代だと思うようにしています。

 

まぁ~できるだけ失敗したくはないんですけど・・・

 

 

このブログを見たみなさんは、私と同じ失敗をしないように売り買いするときには、ブイワップを見るくせをつけておきましょう。

 

なお、このVWAPは証券会社のチャートで確認できるところが多いと思いますので、お使いの証券会社で使えるかご確認ください。

 

私は楽天証券を使っているのですが、楽天証券であれば個別チャートのティックを選べばブイワップを確認できます。

 

それでは 本日のまとめです。

本日のまとめ

  • VWAPを確認することでその日の高値づかみを回避することができる
  • デイトレード・スイングトレード・短期・中期・長期投資など投資方法に関わらずどのような売り買いでも利用できる
  • それぞれの価格で約定した株数まで考慮して計算したのがVWAP
  • 現在の株価がVWAPより上にあるか下にあるかが重要
  • 株価が出来高加重平均価格付近になると反発することが多い
  • 買い圧力・売り圧力が強ければVWAPを下抜け・上抜けすることがある
  • 支持線や抵抗線になる場合がある
  • 買うときはVWAP付近(デイトレードの場合)、売るときはVWAPから大きく上昇したところが狙い目
  • 売り買いするときには必ずブイワップを見る

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