投資方法

株は材料通りに動くとは限らない|織り込み済みかどうかがポイント

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株の材料は単純なものではない

株価は上がったり下がったりするものです。

 

ずっと値上がりし続ける株もありませんし、ずっと値下がりし続ける株もないわけです。

 

トレンドの転換を繰り返しながら、いずれはどちらかのトレンドに進んでいくということなのでしょう。

 

この記事を書いている本日は2020年3月12日です。

 

今現在は日経平均株価だけではなく、世界中の市場が買い方側にとって厳しい状況になっているところです。

 

さて、今回の記事は株の材料についてです。

 

株式投資を始めてそれなりの年数が経ったのですが、株価変動の理由付けは後付けが多いと思うことがよくあります。

 

初心者の頃は、いい材料が出れば株価は上がるだろうとか、悪い材料が出れば株価は下がるだろうと思っていたわけですが、そう単純なものではありませんでした。

 

そのようなことから株の材料はちょっと気を付けて見ておかないといけないと思っています。

 

 

株価に織り込まれているのか織り込まれていないのか

基本的に何らかの材料が出た時に株価が上昇下降しやすいのはサプライズの材料です。

 

だれも考えていなかったような材料が出た時には、その内容によって急騰したり急落したりしますね。

 

重要なのはサプライズです。

 

そのようなことから、どんなにいい内容だったとしても、それほど株価上昇につながらなかったりする材料もあります。

 

材料の考え方が難しいのは、その材料がすでに株価に織り込まれているのかどうかがわからない場合があるということです。

 

何らかの好材料が発表されて、その後に株価が上がることになれば、その材料は織り込まれていなかったということになりますし、株価が上がることがなければ、その材料は織り込み済みであったということになります。

 

場合によっては出尽くしで売られることもあります。

 

すでにその材料が株価に織り込まれていれば、株価はそのぶん上がっているということですので、他に材料がなければ下がることもあり得ます。

 

逆に悪い材料が発表されて、その後株価が下がることになれば織り込まれていなかったということになりますね。

 

また、悪い材料が発表された後に株価が上昇することもあります。

 

これはその悪材料が織り込み済みで、悪材料出尽くしととられて上昇したと考えることもできます。

 

これ以上悪い材料が出ないというような場合ですね。

 

しかしながらすべては結果論です。

 

 

誰が材料を株価に織り込む?

材料は、株価に織り込まれていたり、織り込まれていなかったりするわけですね。

 

一体だれが株価に織り込んだり、織り込まなかったりするの・・・と言いたくなりますが。

 

結果的には、その後の株価の値動きで織り込んでいたとか、織り込んでいなかったということになるのでしょう。

 

いわゆる後付けです。

 

だれが織り込むということではなく、その後の推移を見ると「織り込んでいたね」とか「織り込んでいなかったね」ということなのではないでしょうか。

 

まぁ~あえて言うのであれば、私としては材料を織り込むか織り込まないかに影響を与えるのは個人投資家ではないのだと思っています。

 

私のような投資家はその流れに逆らうことはできません。

 

 

市場全体のトレンド転換には材料が必要

何らかの材料から急に株価が反転することもあります。

 

材料の中身としては急反転するようなものでもないのにそうなることもあります。

 

結局は、トレンドが変わるためには何らかの材料を必要としているということなのでしょう。

 

特に市場全体のトレンドが変わるような場合には、何らかの材料が必要ですね。

 

そんなに下落するかな~というような材料で下がったりすることもあります。

 

逆もありますね。

 

売りだけではなく買いもですが、何らかの材料でトレンドを変えたいということなのかもしれませんね。

 

 

下げられる余地と上げられる余地

最初にも言いましたが、この記事を書いている本日は2020年3月12日です。

 

世界中の株式市場は混乱していますが、一体いつ落ち着くのでしょうか。

 

さすがに、この材料は株価が落ちますよね~というようなものでしたね。

 

まぁ~結果論ですが。

 

私も後付けしてみました・・・

 

ここまで一方的な下落になるのもすごいのですが・・・

 

・・・と言いながら、買い向かったりしている銘柄もある私です。

 

投資は自己責任ですね。

 

何らかの好材料が出て株価が短期的にでも回復に向かうのか、それとも悪材料が出尽くすところまでとことん下げるのか、まったくわかりませんね。

 

下げられる余地がほとんどなければ、上げてくるかもしれませんし、まだ下げられる余地があれば下げてくるかもしれませんね。

 

誰がそのかじ取りをするのかということなのでしょう。

 

個人投資家ではないでしょうね・・・

 

 

今回の材料に限らずあらゆる材料についてですが、市場全体であれ、個別銘柄であれ、材料通りに動く場合もあれば、動かない場合もあるのではないでしょうか。

 

好材料なのに下落したり、悪材料なのに上昇したりすることもあるので、株式投資は難しいですね。

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