投資方法

株のデイトレード風取引は日銀ETF買いのおかげで儲かる可能性も?

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デイトレード風取引とは

前回デイトレードとはどのような投資方法であるのかを説明しました。

その中で話をしたように私はデイトレードはあまりしませんが全くしないということではありません。

それではどのようなやり方でやっているのかというのを本日はお話ししたいと思います。

 

私の取引の仕方は厳密にいうとデイトレードではなくデイトレード風取引と言った方がいいのかもしれません。

さて、そのやり方ですが投資家であれば皆さん自分の中での狙い目の銘柄というのをいくつか持っていると思います。

 

もちろん私もいくつかあるわけですが、その株を買って最悪の場合、すぐには株価が上がらなかったとしてもファンダメンタルズやテクニカルから考えて数か月くらい持っておけば価格も上昇するかなというような短期投資に向きそうな銘柄をいくつかピックアップします。

 

できれば1~2ヶ月程度の短期投資で利益を上げられるものがいいのですが、最悪の場合に備えて数か月ぐらいで持つことも可能な銘柄を複数探します。

後は簡単なのですが、通常通りその銘柄でデイトレードをします。

 

このやり方だと結果的に持ち続けることになり塩漬けになるんじゃないの?と思われるかもしれませんが条件はこれだけではないので、この先もご覧ください。

私もこれだけだと怖いです・・・

 

このやり方だけだと少し心もとないのでもうひとつの条件をつけています。

それは日銀のETFの買い支えを期待するということです。

 

前日に比べ当日の前場が「ある一定程度」値下がりすると、急激に下がらないように日銀が買い支えることで一時的ではありますが株価が上昇しやすくなります。

 

この株価上昇を有効利用してデイトレード風取引をします。

なんちゃってデイトレーダーみたいな感じです。

 

 

日銀のETF買い支えとは

日銀のETF買い支えを期待するのですが、先に話をしておきますとどのような条件で日銀がETF買いをするのかは厳密にはわかっていませんし、もちろん私も分かりません。

 

ただなんとなくで言われていることがあります。

 

前場のTOPIXの終値が前日の終値と比べてマイナスであればETF買いがあると言われたりしますし、TOPIX だけではなく日経平均株価も関係があると言われることもあります。

 

ただマイナス0.1%程度でETF買いがある場合もあればマイナス0.3%でETF買い支えがない場合もあります。

つまり正直なところ厳密なルールは発表されていないので分かりません。

 

ただ「前場終値ー前日終値」がマイナスで、その割合が大きくなればETF買い支えがあるのは何となくわかりますので、この「デイトレード風」の取引をするであれば前場終値が前日終値より下落しているのを確認して、後場が始まって相場を確認したうえで買えるようであれば1時くらいまでの間に購入するようにしています。

 

なぜかというと、これも経験上なのですが一般的に日銀のETF買い支えは午後から入るといわれているので、後場寄り付きで急落の可能性もあるので、すぐには買わずに株価が落ち着いているのを確認してから買うようにしています。

 

どのタイミングで買うのか、このあたりの時間の加減はその日のチャートの動きを見て経験上の勘で対応しています。

ただし前場の終わりに買うのは、おすすめできません。

 

なぜなら、昼休みで取引がない時間帯に国内や海外市場で急落する外的要因などの変化があれば、後場寄り付きで前場終値より株価が急落することがあるため、私としては必ず後場になってから購入するようにしています。

 

あとは購入後の株価の推移を見ていくのですが、大体2時から2時半ぐらいの間で買いが終了して、その後はもみ合いか下落することが多いので、このデイトレード風の取引をする場合には大体2時から2時半ぐらいの間には売却するようにしています。

 

また、このやり方だとボラティリティの高い値動きのある銘柄を買っているわけではないので大きな値幅は狙いません。

例えば値段が10万円の株であれば1000円ぐらいを狙うというやり方です。

 

大体1%ぐらいが取れればいいと思っていますが、もし勢いのある上昇だともう少し取れると思いますし、相場的に厳しいようであればもっと小さな利益で売却します。

 

ただし、この取引の場合いくら最悪の場合を備えて数か月先の投資まで可能な銘柄を選んでいるとはいえ、できるだけデイトレードで終わらせることがいいためあまり無理はしないようにしています。

 

 

もし、もう少し値幅を取りたいのであれば、さらに値上がりするのを待ってから売却するか、もう一つのやり方としては購入口数を増やして、例えば2単元買って1単元あたり1000円の利益で合計2000円の利益にするということも可能です。

 

ただし最悪の場合は損切りしないでスイングトレード、短期投資に持っていくということを考えるとあまり購入口数を増やすというのは良い方法だとは思いませんのでその点は十分に注意してください。

 

1000円と聞くと大した金額ではないと思うかもしれませんが、日銀のETF買い支えは年間6兆円、買い支え1日あたり700億円程度ともいわれており、年間何度もあるため1回あたりで大きな値幅は狙わないほうがいいと思います。

 

平均して月に7回前後あると仮定すると、そのうち3回が1000円の利益で残り4回が損失が出ないギリギリだったとしても月に3000円になり、年間36000円の利益になります。

 

100万円の投資で36000円ということは3.6%ですので全体でみるとけっこう大きいです。

 

実際の私の成績はどうなのかというと、この取引をしたときは、ほぼデイトレード風の取引1日だけで小さいながら利益を上げていますので、現実的にはスイングトレードや短期投資まで持ち越すことは今のところそれほど多くないです。

 

もちろん持ち越すこともありますが・・・今のところ4回中3回は大丈夫かな?

 

 

こちらの記事もどうぞ

あなたの株取引にとって役に立つかもしれない投資方法や取引の知識を書いていますので、気になる方はこちらの投資方法からご覧ください。

 

なぜかというと、前場で下落しているので握力が弱い人はその時点で株を手放している人がそれなりに多いことと、日経平均株価やTOPIXから見て買い支えが予想されるため、後場が前場よりも一時的に売られにくくなるからです。

 

気を付けていただきたいのは、いくら前場が下降しているからといって、あまり大きな金額の下げになると売り圧力が大きすぎるため買い支えが入っても売り方優勢になり、後場にさらなる値下がりになることがありますので、この点は極めて重要なポイントです。

 

もちろんこのような大きな下げの状況で私はデイトレード風取引はしません。

 

下がれば毎回購入するという考えでは痛い目に合う可能性がありますので、いくらまでの値下がりだったら購入するとか相場の動きとかを経験値として持ってから取引するようにしましょう。

 

実際の取引について

私としては経験上0.1%未満の下げだと買い支えが入るか微妙というか、むしろ入らない割合の方が高いと思っていますので、この場合には取引しませんし、逆に1.5%以上の下げになると買い方よりも売り方の圧力が強すぎるのでこの場合も取引しません。

 

ただし微妙なのが0.1~0.2%ぐらいの小さなマイナスと1.0~1.5%ぐらいのマイナスの時です。

 

まぁ~実際のところはその日の相場の雰囲気が大きく影響しますし、前日も下げだったのかとか、何日も下げているのか、それとも前日は上げていたのか、トレンドはどうなのかなど総合的に判断しています。

 

なお、先ほども言ったとおり厳密なルールが発表されてはいないため、何%の値下がりだから確実に買い支えが入るというわけではないことに十分注意してください。

 

また、日経平均株価やTOPIXが前場である程度値下がりしたのに、あまり株価が下落していない銘柄はその日に関しては握力が強い可能性がありますので、このような場合、日銀買いで株価が上昇する可能性も高まる印象です。

 

前場が下落した場合でも上がり下がりを繰り返しながら下がっていくため、その一時的な日経平均株価やTOPIXの上昇で株価が上がらない銘柄は、その日は弱い可能性がありますので買い支えがあってもあまり値上がりしない場合も多い印象です。

 

もしデイトレードで利益が出ればそのまま売却して通常のデイトレードとして終了、ただし損失が出る場合にはその日は売却しないで翌日以降に持ち越します。

つまりこの時点でデイトレードではないわけですね。

 

これまで純粋なデイトレードをして損切りをしたこともあったのですが、翌日になると私の購入額以上に上昇していることが結構あったのでこのような取引方法に方針転換しました。

 

もし損失が出た場合には損切りして評価損を確定させるのではなく翌日以降に持ち越す、つまりスイングトレードにするということです。

 

 

もし翌日に自分で満足のいく利益が得られれば、その時点で売却することになりますし、相場環境があまりよくないと考えられれば、損失が出ないギリギリの値段ででも売却します。

 

だからこそ重要なことは銘柄選びであり、デイトレードで利益が大きく狙えそうなボラティリティの高い銘柄ではなく、もし損失が出た場合に損切りしなくていいようにスイングトレードや短期投資、最悪の場合はもう少し長い期間まで保有して購入した株を売るようにしています。

 

なお、ETF買い支えがあればすべての銘柄が値上がりするわけではありませんので、日経平均株価(日経225)や東証株価指数(TOPIX)に連動するETFを買うという手もあります。

 

もしこの方法が参考になるようであれば分足などで前場と後場が買い支えで、どのように動くのかを1回だけではなく、複数の日で確認してもらい、大丈夫だと考えられれば取引することを検討すればいいのではないのでしょうか。

 

またご自身でもこのやり方を改良した手法などを考えて株取引をしていただければいいと思います。

それでは本日のまとめです。

本日のまとめ

  • デイトレード風取引は日銀のETF買い支えを利用する
  • ETF買い条件は正確にはわからない
  • マイナスの割合が大きくなれば入る可能性が高まる
  • 午後から買いが入る可能性が高いため前場では買わない
  • 2時から2時半ぐらいには売却する
  • デイトレードで終わらせるため無理せず小さな利益で売却する
  • 値下がり割合や相場の動きなどを経験値として持ってから取引する
  • 相場環境が良くなければ損失が出ないギリギリの価格で売却する

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