株取引でデイトレードを検討する人も多い
投資家によって株取引の手法というのは当然違いますよね。
その中でも、多くの投資家が検討する手法の一つにデイトレードがあります。
デイトレードに関しては、投資家による「向き不向き」よりも、まずは「できるかできないか」というポイントがあります。
毎日のように頻繁に売り買いしますので、仕事をしながらという方や家事をしながら、学業をしながらという人たちは、なかなか難しい面があるかもしれません。
デイトレードは、翌営業日へ株の持ち越しをしないため、取引時間外の悪い面でのあらゆる材料に対して、気にしなくていいというメリットがあります。
取引時間中はチャートや板をしっかり見なければならず、精神的にも大変な面があるわけですが、取引時間が終了してしまえば、現金で保有するため精神的には楽になるのではないでしょうか。
また、資金が拘束されている時間が短いため、売り買いを頻繁に行うことで資金効率を良くすることも可能です。
しかしながら、長期間で見れば右肩上がりで株価が変動するような好業績な銘柄であっても、非常に短期間で見ると、値下がりすることもあるわけです。
しかも、わずか1日で取引を終えるトレードですので、その日に株価が上がるのか下がるのかを判断しなければならないのは、正直なところ簡単ではないのも事実です。
他の人が難しいと思ってもあなたは難しいと思わないかもしれない
また、いろいろな情報で、デイトレードはリスクが高いとか、儲かりにくいというような話を聞くこともあると思います。
もちろんそのような面もあるため、簡単にデイトレードをおすすめできるわけではありません。
しかしながら、平均的に見てリスクが高いとか、儲かりにくいということだったとしても、あなたが利益を出しづらいかどうかは、また別の話です。
例えば、みんなが儲かりやすい取引手法だからといって、あなたも利益を出せるとは限らないですよね。
それと同じで、みんなが難しいと思っても、あなたが難しいと感じるかどうかは別の話だということです。
株取引で大きく成功した人の中には、最初の段階では非常に短期のトレードで利益を得て、投資資金を大きくしていった人もいるようですので、一概にデイトレードはやめたほうがいい取引手法だとも言えないわけです。
むしろデイトレードで儲かる人から言わせると、翌営業日以降に株を保有し続けるほうがリスクが高く、デイトレードの方がリスクが少ないという人もいます。
最初にも言いましたが、デイトレードは、あなたの生活環境から考えて「できるかできないか」というポイントが最初にあり、その次のポイントが「向き不向き」です。
もしこのブログを見ている人たちが、デイトレードが可能な生活環境であれば、その中のある程度の割合の人達は、一般的に言ってデイトレードで利益を得られる可能性がある人たちだと考えることもできます。
ただし、これがどの程度の割合の人達なのかは分かりません。
5人に1人なのか、10人に1人なのか、20人に1人なのか全くわかりませんが、デイトレードをしたことがない人たちの中にも、デイトレードに向く人はいるわけです。
つまり、リスクがあるだろうとか、自分には向いていないだろうという理由で、デイトレードをしたことがない人たちの中に、実はデイトレードで成功する人もいるということです。
実際にトレードしてみないと向き不向きはわからない
それでは、自分がデイトレードに向いているのかどうかというのが最も重要なポイントですが、それが分かる方法としては、実際にデイトレードをしてみるしかありません。
もちろん最初から元手を使ってデイトレードすれば、基礎知識がない場合には、かなり負ける割合が増えると思いますので、まずはお金を使わずに、板やチャートを見ながらトレードしたつもりにするのがいいのではないでしょうか。
そこである程度利益を狙えるという自信が出れば、実際に資金を投入してトレードするということになります。
もし、お金を投入しないこの時点で、利益が取れないようであれば、デイトレードは厳しいかもしれません。
そこそこの利益が狙えるという場合でも、自分がデイトレードに向いているのかどうか確認したいという意味での取引であれば、投資資金はかなり少なくする方がいいと思います。
例えば5万円は損してもいいとか、資金的に余裕があれば10万円は損してもいいというように、前もって損失額を決めておけばリスクも抑えやすくなりますし、精神的にも多少は楽になると思います。
とりあえず、向き不向きの検証ですので、比較的安い価格の銘柄で取引したほうがいいのかもしれませんね。
デイトレードで良い売買タイミングが見つからずに、損失が多くなり10万円のマイナスになれば、とりあえずデイトレードには向いていないのかな~と考えることもできるのではないでしょうか。
例えば、平均で1日1000円の損失が出たとしても、10万円だと100回分ですからね。
実際には100トレード連続で損するというような、まれなことは起こらないでしょうから、損が多かったとしても、それなりに利益も得られることを考えると、実際の取引回数は100回以上になるわけです。
勉強しながら、100回以上トレードして、利益を得やすい「これといったやり方」が見つからないのであれば、とりあえずその手法からは、いったん撤退した方がいいのかもしれません。
10万円だとかなり損失額が大きく、人によっては厳しいという人もいるかもしれません。
いくらの損失まで耐えることができるのかは、それぞれの投資資金で判断すればいいと思います。
自分は5万円まで大丈夫という人もいれば、3万円しか無理だという人もいるかもしれませんね。
5万円や3万円だとしても、平均で1日1000円の損失だと考えると、ずっと損失が出続けたとしても数十回はトレードできるわけです。
自分がデイトレードに向くのか、それとも自分はやっぱりデイトレードが苦手だと感じるのかの、ある程度の検証には役立つのではないでしょうか。
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考え方一つですが、「もしかすると自分はデイトレードをしていれば大儲けできたかもしれない」、「だけどデイトレードは失敗しやすいとも聞くからなかなか取引に踏み切れない」と考えるのであれば、とりあえず数万円のお金を使って、自分の中で結論を出してみるのも良いのではないでしょうか。
もし失敗する結果になったとしても、今後デイトレードについては考えなくていいということになりますので、ある意味その結論を数万円で買うと考えることもできるのかもしれませんね。