投資方法

株式投資は予想で株を買うより銘柄の一般的な一生の動きを知って買う

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株の1サイクルとは

みなさんは一つの銘柄の1サイクル(一生)がどのような動きを示すのかというのをご存知でしょうか。

 

絶対にこのような動きをするということまでは断言できないのですが、ある程度1サイクルの動きには典型的なパターンというのが存在します。

 

つまり、株式投資を予想や勘に頼るより、このパターンを知っておくほうが安定的に利益を狙える可能性もあります。

 

この1サイクルの動きというのを、その銘柄の相場の一生ということもあります。

 

この1サイクルは短期的なものから、中期的なもの、また長期的なものまであります。

 

この一連の流れが終えたからといって、その銘柄自体が駄目になってしまうということではなく、一連の流れを終えると新たな一連の流れが始まるという値動きになるのが一般的です。

 

さて、この「銘柄の一生」に関わりを持つのが何かというと、それは出来高と株価です。

 

以前もこのブログでお話ししましたが、出来高と株価には非常に深い関係があります。

 

詳しくは出来高から株価が値上がりする可能性のある銘柄を早く見つける方法をご覧ください。

 

本日は、一つの銘柄の1サイクルを知るために出来高と株価から描かれる、テクニカル分析でよく使う逆ウォッチ曲線をテーマに、相場の始まりから終わりまでの一連の流れの話をしたいと思います。

 

 

逆ウォッチ曲線とは

まず逆ウォッチ曲線とは何かと言うと、縦軸に株価をとり、 横軸に出来高をとったものであり、基本的には反時計回りに回転しながら線を描いていく、テクニカル分析でよく使われるグラフです。

 

なぜ逆ウォッチ曲線というのかと言うと、時計(ウォッチ)が反時計回りに回っていく様子に似ていることからこの名がついているようです。

 

さて、それでは具体的に逆ウォッチ曲線の概略を見ていただきたいと思います。

 

下の図は逆ウォッチ曲線のイメージを表したものです。

 

 

縦軸が株価を示しており、下が低く上に行くほど株価が高いということです。

 

横軸は出来高を示しており、左が少なく右に行くほど出来高が多いということです。

 

なお、あくまでもこれは逆ウォッチ曲線のイメージですので、実際にこのように「カクカク」した動きで推移していくわけではありませんので、その点はお気を付けください。

 

先日このブログでも書きましたが、株価が上がっていくということは、まず出来高が増えていくというところから始まります。

 

逆ウォッチ曲線の図で言うと、

 

1の段階は、株価自体は大して上がらないのですが、出来高が増えていきます。

 

2の段階は、出来高が増えながら株価も高くなっていくことになります。

 

3の段階は、出来高自体はあまり変わらないものの、株価はさらに高くなっていきます。

 

4の段階は、出来高は減るものの株価は上昇します。

 

5の段階は、株価は変わらないものの、出来高が少なくなってきます。

 

6の段階は、株価が低くなり出来高も少なくなり始めます。

 

7の段階は、株価は低くなりますが、出来高はあまり変わりません。

 

8の段階は、株価は低くなるものの、出来高が多くなってきます。

 

これが株の一般的な1サイクルの動きになります。

 

 

あくまでも一般的な動きですので、これとは全く違う動きをする銘柄ももちろんありますので、その点も十分注意しておいてください。

 

まぁ~言われてみれば、ある意味当たり前のような動きなんですけど、買いたい人が多くて出来高が増えていけば、株価は上がっていきますよね。

 

反対に、買いたいと思っている人たちが概ね買い終えると、利益確定売りなどの売却も出てくるため、価格が下がってきますよね。

 

すると、買いたい人が少なくなってくるということですので、当然出来高も少なくなってきますよね。

 

そうして、その銘柄の値段が、買ってもいいかなと思えるところまで下落すると、再び出来高が多くなり始め、新たなサイクルに突入するということです。

 

こちらの記事もどうぞ

あなたの株取引にとって役に立つかもしれない投資方法や取引の知識を書いていますので、気になる方はこちらの投資方法からご覧ください。

 

 

週足チャートで逆ウォッチ曲線を確認

それでは、実際の銘柄で逆ウォッチ曲線がどのような線を描くのかについて見ていただきたいと思います。

 

先ほどの逆ウォッチ曲線の図は、あくまでもイメージですので、実際にはもっと「ぐちゃぐちゃ」した線を描くことになります。

 

下のチャートは、2017年から2018年の富士ピーエスの週足です。

 

下のチャートは、2017年から2018年までの富士ピーエスの週足で、逆ウォッチ曲線を描いたものです。

 

逆ウォッチ曲線を見てどのように感じるでしょうか。

 

私も色々と逆ウォッチ曲線を見ることがあるのですが、この富士ピーエスの曲線は割と綺麗な方だと思います。

 

もっとぐちゃぐちゃしている曲線もありますので、すごく綺麗な形ではないものの、かなりイメージしやすい曲線になっていると思います。

 

逆ウォッチ曲線は移動平均を使って描いていますので、この富士ピーエスの例でいうと週足ですので、各週の終値を25週合計して25で割って、平均値を出します。

 

同様に、出来高も25週合計して25で割って平均値を出します。

 

それらの数値で描かれたのが、先ほどの逆ウォッチ曲線ということになります。

 

 

 

どの位置で売るのがいい?

それでは実際に売る場合には、逆ウォッチ曲線のイメージで言うところの、5の段階で売ればいいのかなと思うかもしれませんが、そううまくはいきません。

 

今回の例でいうと、週足を見てもらうとわかる通り一番株価が高いのは赤丸の箇所です。

 

それでは株価が最も高い赤丸の箇所は、逆ウォッチ曲線のどこにあたるのかというと、以下の赤丸で示している箇所になります。

 

逆ウォッチ曲線のイメージでいうところの3の段階ぐらいでしょうか。

 

逆ウォッチ曲線のイメージでいう5の段階は、富士ピーエスの逆ウォッチ曲線の緑丸で示した箇所あたりです。

 

それでは、その箇所は先ほどの週足でいうと、どこなのかというとこちらも緑丸で示したところです。

 

週足を見てもらうとわかる通り緑丸の位置だと、すでにピークを越えて下落していますよね。

 

逆ウォッチ曲線は、日足であれば25日、週足であれば25週など(個人の好みで変えることもありますが・・・)を使うことが一般的ですので、あくまでも移動平均であることから、実際とずれが生じることは当然あります。

 

なお、必ずしもすべての銘柄が、今回例にした富士ピーエスの逆ウォッチ曲線の位置で、株価のピークを迎えるわけではありませんので、気をつけてください。

 

この辺りを理解しながら、逆ウォッチ曲線を使えれば非常に使い勝手の良いテクニカル分析手法なのではないでしょうか。

 

もちろん、逆ウォッチ曲線だけで売買を決めるのはリスクがありますので、目安の1つとし、他のテクニカル分析も合わせて判断するべきですが・・・

 

 

実際には、終値や出来高を25日や25週、月足であれば25月などの合計を出して、25で割るといった計算をしなくても、証券会社のテクニカル分析の中に、逆ウォッチ曲線が入っているところが多いと思います。

 

まずはあなたが取引している証券会社のテクニカル分析の中に、逆ウォッチ曲線が入っているか確認してみてはいかがでしょうか。

 

多くの銘柄でどのような曲線を描くのかを見て、株価と出来高がどのような関係になっているのかを調べてみるといいと思います。

 

そうすると、例えば逆ウォッチ曲線の株価がピークになるよりも前に、早めに売る方が良いとか投資家それぞれの判断材料ができると思います。

 

このテクニカル分析が使えると思った場合には、あなたの取引手法の一つとして採用してみてはいかがでしょうか。

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