ストップ高の株を買いたい人は多い
ストップ高は買い方側の投資家にとって、うれしい値動きの一つですよね。
保有株がストップ高になることでわくわくする人も多いと思います。
私も保有株のストップ高は経験していますが、銘柄によってはニヤニヤしてしまいます。
しかしながら、以前も書きましたが、銘柄によってはストップ高にならない方がいいと思ったりもしますので、複雑な心境の場合もあります・・・
毎日のように何らかの株がストップ高になっているものの、現実的には自分が保有している株がストップ高になる可能性は極めて低いです。
ストップ高になる銘柄は、「買っていない銘柄」であることがほとんどなのは、みなさんも経験上よくわかるのではないでしょうか。
そもそもストップ高銘柄が人気がある理由というのは、説明しなくてもわかると思いますが、翌日以降も値上がりする可能性が高いと考える投資家達がいるからですよね。
もちろん翌日以降の株価が本当に値上がりするかはわからないわけですが・・・
まぁ~思惑や願望であれ、そのような理由からストップ高銘柄を買いたいという考えになるわけです。
ストップ高の株を買えない
しかしながら、ストップ高の株を買えないという話もよく聞きます。
買いたいのに買えないわけですね。
板が普通の状態であれば、成行注文ですぐに買うことができますが、ストップ高に張り付いている場合にはそう簡単に買えません。
ストップ高で考えると、買いの注文が大量にあるわけですので、わかりやすく言えば売りと買いのバランスが悪い状態です。
そうなると、買いたいのに買えない人が出てきますね。
買えるようになるためには、約定できるだけの売り注文が出る必要があります。
PTSに注文をだす
それでも、ストップ高に張り付いている時点で、どうしても買いたいという人もいます。
確実に買えるというわけではありませんが、買う方法が何もないのかというとそういうことでもありません。
話を引っ張って、もったいぶるほどの技でもありません。
どうしても買いたいのであれば、単純にPTSに買い注文を出せばいいわけです。
私設取引システムのことですね。
全ての証券会社で使えるわけではありませんが・・・
特に、ストップ高に張り付いた直後は、値幅制限いっぱいで早く売りたいと考える投資家もいることから、PTSにストップ高価格で売り注文を出す人もいます。
ストップ高に張り付いている時間が長くなればなるほど、売り注文が出にくくなるのが一般的ではないでしょうか。
特に、大引け付近までストップ高を維持できていれば、売り注文をキャンセルする投資家もでてきますからね。
なぜなら、大引け後のPTSや翌営業日のザラバで売った方がいいと考える人が増えてくるからです。
成功することも失敗することも
昨日の話ですが、ある銘柄がストップ高になりました。
ちょうどストップ高になる瞬間を見ていたので、すぐにPTSに切り替えたら、PTSでもストップ高の価格で約定していました。
その後、剥がれたりしていましたが、最終的にはストップ高でした。
今日どうだったのかというと、始値や前場の早い段階で売却していれば、それなりの利益を取れたと思います。
PTSでストップ高の価格で購入して成功した事例と言えるのではないでしょうか。
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しかしながら、PTSで買えたからといって必ず成功するわけでもありませんからね。
一時ストップ高で、結果的には剥がれるということもよくあります。
ストップ高で買えないから、PTSに注文を出すという手法も知識として知っておいて損はないと思います。
ただし、剥がれそうな銘柄であれば、損する可能性も高まりますので、ストップ高で引けるような材料があるのかの見極めが大切なのではないでしょうか。