失敗を減らすために買い時と売り時は重要
株で失敗を減らすために大切なこととは何でしょうか。
これがわかれば大きな損失を減らすことができるため、利益率を高めることができます。
株取引において重要なポイントはいくつかあるのですが、その中の一つが買い時と売り時です。
買い時を間違えて高値掴みしてしまったり、売り時を間違えて下落に巻き込まれると投資成績に直接的な影響があります。
株価の上昇・下降とは?
買い方側で考えると、株で利益を上げるためには、購入後に価格が値上がりしなければなりませんよね。
できるだけ安い価格で買うことも重要ですが、仮に最安値の価格帯でなくても、その後株価が値上がりしてくれれば、利益を得ることはできるわけです。
つまり、買い時は購入後に値上がりしやすいポイントで買うことが大切であり、その中でもできるだけ安値で買うことができるのが最も良いということです。
売り時について言うと、購入した株価の値段がどんどん上昇していき、高値に到達し値下がりし始めたらできるだけ早く売却した方が利益幅も大きいですよね。
そもそも株価が上昇する、下降するとはどういうことかというと、
株価が上がるということは、その株を購入したいという人が増えて、基本的には買い数量の方が売り数量を上回ってくる必要があります。
株価が下がるということは、その株を売りたいという人が増えて、基本的には売数量の方が買数量を上回ってくる必要があります。
保有し続けるかどうかの判断材料は?
みなさん自分の場合で考えていただきたいのですが、買った株を持ち続けるときと、売るときの判断材料は一体何でしょうか。
バイアンドホールドの方であれば、基本的に売るという選択肢がない(超長期)ためちょっと該当しないのですが、それ以外の投資家であれば基本的には買ったら売るという考えだと思います。
この中で、売るという選択肢には二つの意味があります。
一つは自分の中で満足する含み益が得られたため、利益確定売りとして売却するということ。
もう一つは含み損が大きくなってしまったため、損切りするということです。
もしあなたが買った銘柄の値段が、順調に上昇し含み益になっている場合、どのような行動をとるでしょうか。
自分が満足する値段になれば売るのでしょうが、そうでない場合は売却しない人が多いのではないでしょうか。
つまり、含み益になっている投資家が多い場合には、その銘柄は売られにくくなる傾向があります。
売られにくくなる傾向があるということは、株価が上がりやすくなるということであり、買いたいと思う投資家が増え、さらに株価の上昇に弾みがつくことになります。
また反対に、あなたが買った銘柄の値段が下落し、含み損になっている場合、どのような行動をとるでしょうか。
もしあなたが設定している損切りラインに到達していないのであれば、保有し続けるでしょうが、損切りラインに到達した時点で売ってしまうのではないでしょうか。
つまり、含み損になっている投資家が多い場合には、その銘柄は売られやすくなる傾向があります。
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売られやすくなる傾向があるということは、株価が下がりやすくなるということであり、買いたいと思う投資家も減り、更に値下がりしやすくなります。
要するに、あなたが買いたいと思う時点において、含み益の投資家が多いのか、含み損の投資家が多いのかを知ることが、できるだけ失敗しない株の銘柄選びのやり方の一つであると言えます。