得意な銘柄で売り買いするやり方が利益を取りやすい
みなさんは株取引をしていて、この銘柄は利益が出やすく相性がいい銘柄だなと思うことや、反対に損切りが多くて失敗しやすい銘柄だなと思うことがないでしょうか。
株式投資での必勝法とまではいえませんが、勝つコツの一つとして自分が得意な銘柄を売り買いして利益を増やすというやり方があります。
本日は、特定の銘柄で売り買いするのがおすすめであるということをテーマに話をしたいと思います。
株取引で損失が多く大損しやすい人ほど、次から次に銘柄を乗り換えて売り買いしている人が多いのではないでしょうか。
損しているのだから乗り換えるの自体は悪くはないんですけどね。
利益を何度も出している株がある場合に、他の銘柄に次から次に乗り換えるのは私としてはあまりおすすめしません。
利益が取れる間は相性がいいということですので、その銘柄で取引したほうがいいと思います。
とはいえ、今回の記事に関しては、特定の銘柄で取引したほうがいいということを証明できるこれといったデータは残念ながらありません。
では、なぜ自分が自信のある得意な銘柄で売り買いしておいた方が、利益を増やせる可能性が高まるといえるのかというのが疑問ですよね。
まぁ~、基本的には私の経験上と他の投資家のコメントや実際に自信のある特定の銘柄のみで売買をする投資方法があることと、最大の理由としては特定の銘柄の板やチャートを長期間にわたって見ていると値動きがなんとなく読めるようになってくるからということです。
これってすごいメリットです。
ある意味当たり前といえば当たり前なのですが、初めて見る銘柄の株価がどのような値動きをするのかというのは、なかなかわかりにくいですよね。
ちょっと例えは悪いかもしれませんが、初めて会った人がどんな人かというのはわかりませんよね。
会う回数が増えれば増えるほど、この人はこういう性格の人だなというのもわかってきますよね。
変な例えでしたが個人的には株もそのように思っています。
ある程度投資期間が長くなってくると、それぞれの銘柄ごとにクセがあるのがわかってくると思います。
例えば、前場よりも後場のほうが株価が上がりやすいとか、前日終値よりも翌日始値のほうが株価が上がりやすいとか、始値から30分以内に高値がくることが多いとか挙げればきりがないほど多くのクセがあります。
私が売り買いしている銘柄を買い増しした話
私が2日前に買い増しした株についての話ですが、この株は少し前からホールドしているのですが、板を見ると大体いつもOVERがUNDERを上回っています。
大体いつもOVERがUNDERよりも3割程度多いのですが、株価がそこそこ値下がりする時には5割近く多くなります。
しかしながら、その日は株価がそこそこ値下がりする5割程度多い状況だったにも関わらず株価が下がることはなく、むしろスティック値上がりしている状態でした。
ずっとこの銘柄を見ているので、なんだかいつもと板の雰囲気が違うと感じて、この後値上がりする可能性があるのではないかと考え、その銘柄を買い増ししました。
結果的には予想通りで、オーバー数とアンダー数に大きな差がありながら価格を下げることができなかったので、反対に大きく上昇し始めました。
その日の引けでいうと、買い増しした株だけで約1万円の含み益(評価益)になりました。
とりあえず、売らずにしばらくそのまま保有しておこうと思っていますので、その日は売りませんでしたが、その後その銘柄はさらに値上がりしています。
これは自分でもかなりラッキーというか、うまく板の状況を読むことができたなと思っています。
これができたのも、この銘柄の板やチャートをよく見ていたからだと思います(ちょっと自慢してみました・・・すみません)
え! ただ運がよかっただけじゃないの?って声が聞こえてきそうですが・・・
まぁ~それならそれでいいんじゃないでしょうか。
運も味方につけて取引をがんばりたいと思います!!
大した金額じゃないかもしれませんが、プラスになっていると嬉しいですからね。
実は意識していないだけで、あなたも得意な銘柄で何度か利益を上げていることがあるのではないでしょうか。
「この銘柄で3回目の利益を上げることができた」とか、「もう5回ぐらい利益をあげている」というような人は実はけっこういます。
なぜ複数回の利益をあげられているのかというと、やはり売り方と買い方がうまくできていたということではないでしょうか。
それではなぜ売り方と買い方がうまくいったのかというと、その人の中でここで買えば安くで購入できるという買い時と、ここで売れば儲かることができる売り時が、その銘柄においてある程度わかっているのではないでしょうか。
つまり慣れですね。
もちろん、過去のチャートを見れば株の値動きというのはわかるのですが、ずっと取引している銘柄というのは「勘」が働きやすいんですよね。
だからこそあなたにとって、これまで利益が出ている自信がある銘柄で売り買いするのは、株取引において非常に価値のあることだと思います。
実際このような取引をしている人もいますので、株価が長期間にわたって似たような値動きになることも多いです。
その極端な例がボックス相場ですね。
取引している人たちが、これぐらいの値段まで上がったら下がるだろうと思っていますし、反対にこの値段まで下がってきたら上がるだろうと思っているわけですから、利益を得やすいですよね。
ボックス相場のような状況にまでならなくても、「この銘柄はなかなかこの価格が壁になって超えないんだよね」とか、「これ以上は下がらないんだよね」というようなことは何度も取引するとわかってくることが多いです。
他の投資家も「何度もこの銘柄で利益を出している」というようなことを言っている人もいますので、やはり成績の良い自信のある銘柄で取引するやり方の方がしょっちゅう銘柄を変えるよりもいいのかもしれませんね。
ただし絶対に自分の過去の成績が良く自信がある銘柄でするのが鉄則ですけどね。
人によっては数十年にわたって特定の銘柄だけで取引しているすごい人もいるという話も聞きます。
株取引は多くの投資家が参加している関係上、極端に動きが変わることはあまりなく、動きがある場合でも徐々に変わっていくと感じています。
例えば、ボラティリティ(価格変動の大きさ)が大きい銘柄が、翌日いきなりボラティリティが全くないような値動きの銘柄になるということは考えにくいですよね。
ボラティリティの大きい銘柄がある程度の期間をかけて、徐々にボラティリティが小さくなるのだったらわかるのですが、極端に変わるというのはそうあることではないですよね。
ある程度の期間ボックス相場だった銘柄が、上抜けて右肩上がりの上昇トレンドに変わったり、下抜けて右肩下がりの下降トレンドに変わったりすることは当然あるのですが、それでもボックス相場になった場合には、それなりの期間はその状態を維持するのが多いのではないでしょうか。
だからこそ、ずっとその銘柄の値動きを見ていると、次の動きを読みやすくなりますので、そのぶん利益を取りやすくなるのではないでしょうか。
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あなたの株取引にとって役に立つかもしれない投資方法や取引の知識を書いていますので、気になる方はこちらの投資方法からご覧ください。
買ったつもり・売ったつもりで集計する
これまで多くの銘柄で取引してあまり良い成績が残せていないのであれば、過去にプラスの結果を出すことができた銘柄で、利益がでるようであれば継続的に売り買いしてみるのもテクニックの一つではないでしょうか。
なお、これまで利益が出ている銘柄が多くある場合など、どれが自分に合っているのか確認するために投資資金をどんどん投入していったら、いくらお金があっても足りませんよね。
けっこう数が多くて悩むのであれば、とりあえずはどれを中心に取引するのか決めるために、実際には買わずに取引しているつもりで「いくらで買った」・「いくらで売った」 という集計だけ取ってみるというのでもいいのではないでしょうか。
ある程度の期間が経過すれば、それなりの集計結果が出てきますので、あなたにとって相性の良い銘柄が見つかるかもしれませんね。
お金をかけずに、とりあえず集計を取るのが一番いいのではないでしょうか。
これといっていい銘柄が見つからなかったとしても、現実的なお金の損失は出ませんからね。
まぁ~時間だけちょっと費やしてしまったかなということになるかもしれませんが、それでも大して時間がかかるということもないと思います。
チャートを見て今買った(ということにしよう)今売った(ということにしよう)というやり方ですので・・・
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なお、注意点としては1つの銘柄への集中投資は万が一の場合のリスクがありますので、得意な銘柄は複数持つほうがいいですね。
それと完全に得意な銘柄で取引しようとして、株価が値下がりする時も利益を狙って、銘柄によっては信用取引の空売りもしようと考える人もいるのですが、空売りは相当リスクが高く失敗すると資産がふっ飛ぶこともありますので、空売りは相当な知識のある人でない限りやらないほうが無難です。
信用買いもせずに現物株で買いから始めるのがいいのではないでしょうか。
得意な銘柄であったとしても、あくまでも過去の話ですので、利益が取れないと感じるようになったら他の銘柄に乗り換えましょう。
それでは本日のまとめです。
本日のまとめ
- 相性がいい銘柄と感じることや失敗しやすい銘柄と感じることがある
- 自分が得意な銘柄を売り買いする方が利益を取りやすい
- 損失の多い投資家は次から次に取引銘柄を変えやすい
- 利益を何度も出している銘柄であれば乗り換えはしないほうがいい
- 長期間にわたって板やチャートを見ていると値動きがなんとなく読めるようになってくる
- 銘柄ごとにクセがある
- 得意銘柄を探すために買ったつもり・売ったつもりで集計してみる
- 空売りは相当な知識のある人でない限りやらないほうがいい
- 得意銘柄は複数持ったほうがいい