株取引初心者の目標利益率は何%?
初心者は株式投資でどれくらいの利益率が出せればいいのでしょうか?
今日はその点について書いてみたいと思います。
株式投資を始める時には、多くのの人が自分は利益を出せるだろうと思って始めてしまいます。
私もその一人ですが、残念ながら実際には株式投資で大きな利益を出すというのはそう簡単にできることではありませんし、特に初心者であればなおさらです。
私も最初は利益を出すのに大変苦労しました。
その話はまたこのブログの中で少しずつしていきたいと思っていますので、とりあえず話を進めます。
結論からいうと株式投資の初心者であれば1年目については利益を出そうと思わずに最終的にプラスマイナスゼロ以上、つまり利益率でいえば0%以上であれば十分な結果であると思います。
初心者は株のやり方や仕組み自体が全くわからない状況で投資を始めるわけですので利益を出せないのがある意味では当たり前です。
私もいまだにわからないところが多々ありますし・・・涙
最初は何から勉強すればいいのかもわからない、入門したてのような状態ですので、証券会社の選び方や売買の始め方から学ばないといけないことも大きいです。
株式投資に参加している人たちの中にはもう投資歴が何十年という人や機関投資家、ヘッジファンド、大口投資家などもいるわけですので、今始めたばかりの右も左も分からない初心者がそのような人たちの中で良い成績を出すというのは簡単にできることではありません。
まず最低限損をしないための十分な勉強と対策が必要になります。
この勉強と対策も短時間でできるわけではありませんので1年目の初心者であれば、私としては最終的にプラスマイナスゼロ以上であれば、今後十分に株式投資をやっていけるだけの素質がある人だと思います。
もう少し経験があるようになってから、まず年間で5から10%ぐらいの利益率を出し、投資に使える予算を増やしながら年々目標を高くしていけばいいのではないでしょうか。
長い投資人生でしょうから焦りは禁物と自分にも言い聞かせています。
まず初心者の人は 最終的に損を出さないということを最大の目標にして始めるのが良いと思います。
実現損益と含み損益(評価損益)とは
この損益という用語は、大きくいうと実現損益と含み損益(評価損益)の2つに分けることができます。
例えばあなたが株を買った時に買値が10万円だったとします。
この株を11万円で売った場合、利益は1万円で利益率は10%です。
もちろん実際には証券会社に払う売買手数料や利益に対して税金がかかりますので1万円の手取りにはなりませんが、今回は話をわかりやすくするために売買手数料や税金は考慮しないものとします。
この場合実現益が1万円ということになります。
逆に株価が下がって10万円で買ったものを9万円で売った場合、実現損が1万円ということになります。
この1万円儲けたとか1万円損したというのが実際に確定した金額なので、この金額のことを実現益・実現損合わせて実現損益といいます。
株を買った場合、売却するまではその株の売却金額は確定しないため、例えば10万円の買値の株が相場環境の好転で株価が上昇し11万円になったとします。
ここで売れば1万円の利益が確定(実現益)しますが(証券会社への取引手数料と税金を考慮しない場合)もし売らなければこの1万円は現時点で1万円の利益が出ているというだけのことになって、その後さらに上がるかもしれませんし、逆に株価が下落するかもしれません。
つまりその時点の時価と購入金額との差を含み益・含み損(評価益・評価損)といいます。
先ほどの例でいうと10万円で買った株が11万円になっていれば1万円の含み益があるということになりますし、もし10万円で買った株が9万円になっていればその時点で1万円の含み損があるということになります。
ここからは人によって考え方がちょっと違うのですが、私が重要視するのはあくまでも実現損益であって含み損益ではありません。
もちろん含み損益も重要なのですが、どんなに含み益があったとしてもそれはあくまでもその時点・その瞬間での話であって、仮に10万円の利益が出ていたとしても明日になったら8万円になっているかもしれませんし、逆に10万円の利益が2週間後には12万円の利益になっているかもしれません。
これが株の面白さでもあり難しさでもあるのですが、含み損益の段階では売却していないわけですので利益でもなければ損失でもないと私は考えています。
もちろん含み益が多いに越したことはないのですが、最終的に売却した時点で利益が出ていることが最も大事ですので含み益・含み損だからといって一喜一憂することは避けるようにしています。
最初の話に戻りますが 株式投資の初心者が一年目は最終的にプラスマイナスゼロ以上であればいいというのは、私の中では実現損益をいっているのであり、どんなに経験がある人でも含み損益でいうとマイナスになっている人は、実際にたくさんいますので含み益であることが望ましいのですが売却するまでに含み益にするという考えでいればかまわないと自分自身を納得させています。
本当は含み益がたくさんあるほうが嬉しいんですけどね・・・まあ~なかなかそう簡単にいかないもので私自身も含み損のある銘柄も抱えています。
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目標損益率が0%以上でいい理由
なぜ私がプラスマイナスゼロ以上(0%以上)で十分だというのかというと 相場には流れがあって株価が上昇する時には右肩上がりに急激に上昇し下落する時にはこちらも同じく株価が右肩下がりに急激に下降することがありますので、そのような上昇相場での取引で十分な利益を上げることができるように、1年目は無理して勝負するのではなく資金(元手)を貯めておくことと知識、経験を積む期間にしておいたほうが後々の利益につながりやすいからです。
最近でいうと2017年10月や2018年4月から5月途中までなどは多くの銘柄で利益を出すことができた相場ですので、まずはそのような儲かる相場に備えて取引の練習や儲け方、銘柄選びの方法などを学んでおくということが大切です。
もう一つは、株で利益を上げられている人の割合です。
これについては、多くの情報があることと、相場環境によって大きな影響を受けるため、いったいどの数字が正しいのかはっきりとはわかりませんが、儲かっている人が少ないという情報では10%ぐらいの人しか利益が出ていないといい、儲かっている人が多いという情報では70%ぐらいの人が利益が出ているといっているように感じます。
個人的には、ちょっとどちらも両極端すぎる数字だなぁ~と思います。
そんなに儲かっている人が少ないこともないだろうし、そんなに儲かっている人が多いこともないだろうと思っています。
まぁ~この2つの平均的な数字だと考えておけばいいのだと思いますので、だからこそ初心者でプラスマイナスゼロ以上で終われるということは価値があるのではないでしょうか。
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とりあえず初心者の一年目は株取引に失敗して大損し、投資の場から退場することがないように、私としてのおすすめの目標利益率はプラスマイナスゼロ以上(利益率0%以上)です。
ミスは誰にでもありますが、大損するミスをしないことが大切です。
私もがんばりま~す それではまた!
本日のまとめ
- 初心者1年目は実現損益が最終的にプラスマイナスゼロ以上(利益率0%以上)で終わることができれば十分
- 損益には利益と損失が確定した実現損益と確定していない含み損益(評価損益)がある
- 利益を出しやすい相場に備えて勉強することが大切
- ミスや失敗があったとしても取引に戻れないほどの大損をしないこと