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株の下降トレンド時に現物取引で利益を狙えるかもしれないやり方

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下降トレンド時に現物取引で利益を得るには?

株式投資は値上がりする時もあれば、値下がりする時もあるわけですので、どちらのトレンドになるのかを見極めるのは大切なことですね。

 

買い方側の投資家にとっては、当然値上がりしていく方がいいわけです。

 

空売りをしている投資家であれば、銘柄によっては株価の下落時にも利益をあげることができます。

 

それでは現物取引しかしていない投資家は、値下がり時に利益をあげることができるのでしょうか。

 

結論的には、場合によっては現物買いの投資家でも、下落中に利益をあげるのは無理というわけではありません。

 

ただし今回の記事は、値下がりしている全ての銘柄に対応できるというわけではありませんので、このような売り買いで、「値下がり時にも利益をあげることが場合によってはできる」という程度の基礎知識として見てもらうのがいいと思います。

 

つまり、価格の下落時にどのような場合であっても、現物で買い向かって行けば、利益を得られるものではないということは、心に留めておいてください。

 

 

チャートでローソク足を確認

さて、まずはチャートをご覧いただきたいと思います。

 

下のチャートは、どこかの銘柄のチャートということではなく、私が適当に作ったチャートです。

 

ちょっと見づらいかもしれませんが、6営業日全てが陰線になっています。

 

1日目の「始値1000円・高値1050円・安値900円・終値950円」から値下がりし、6日目が「始値850円・高値900円・安値750円・終値800円」までのチャートです。

 

1日目から5日目までと、6日目には違いがあることが分かるでしょうか。

 

何の違いかと言うと、1日目から5日目まではローソク足の実体(箱)が一部重なっていますよね。

 

1日目の実体は、始値1000円から終値950円であり、2日目の実体は始値980円から終値930円です。

 

要するに、この2日間の実体(箱)で見ると、980円から950円の部分で重なっていますね。

 

逆に5日目と6日目を見ると、5日目の実体(箱)は始値920円から終値870円であり、6日目の実体は始値850円から終値800円ですので、重なっていませんよね。

 

例えば下降トレンドで、このように実体が重なっている値動きが多い銘柄であれば、買い方側でもそれなりに対応することができます。

 

どのようにするのかと言うと、基本的には終値で買って、始値で売るということです。

 

ただし、できるだけ陰線の下降トレンドであることが大切です。

 

 

例えば1日目であれば、終値950円で買って、2日目の始値980円で売ります。

 

そうすると30円の利益が出ますね。

 

銘柄によって結構癖があって、値下がりするとしても、窓を開けて急落するというようなことはなく、少しずつ下降していくものもあります。

 

つまり、全体的に見ると、下落しているもののギャップアップしやすい銘柄だと、それなりに使える場合もあります。

 

2日目も同じで、終値930円で買って、3日目の始値960円で売れば、30円の利益が出ます。

 

・・・と言いたいのですが、同一口座で取引している場合には、ちょっと注意が必要です。

 

 

平均取得単価に注意

例えば特定口座であれば平均取得単価の関係上、売買の順番には関係なく、全て買ってから売ったということになりますので、今回の場合で言えば1日目950円で買って2日目930円で買っていますので、同一単元数での購入であれば平均940円で買い、2日目の始値980円で売ったことになります。

 

以下同じですが、平均取得単価になると計算が面倒になりますので、とりあえず平均取得単価は考慮しないで、5日目とも6日目を見てみたいと思います。

 

5日目は終値が870円であり、6日目は始値が850円です。

 

平均取得単価を考慮しないで考えると、870円で買って850円で売るわけですので、20円の損失ということになります。

 

 

同一口座で売り買いすれば、平均取得単価になりますので、1日目からずっと計算してみると、最終的な損益がいくらになるのか出ると思いますので、興味のある方は計算してみてはいかがでしょうか。

 

今回の記事は、これですごく儲かるというほどのものではありませんし、他の銘柄でトレンドの良いものもあるでしょうから、わざわざ下降トレンドに対して買い向かわなくてもいいわけですが・・・

 

まぁ~とりあえず、こういったくせのある銘柄に対しての基礎知識として知っておいて損はないのではないでしょうか。

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