高校入試

勉強に対してやる気がある人とやる気がない人の違いは何か?

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中学生のみなさんは中間・期末テストや高校入試に向けて日々勉強を頑張っているところだと思います。

 

しかしながら、勉強しようかなぁ~と思っても、なかなか勉強に対してやる気が出ないという人もいるのではないでしょうか。

 

どうすれば積極的に勉強ができるようになるんだろうかと悩んでいる人もいるかもしれませんね。

 

私が思うには、最初からやる気が出て勉強するのは少数派で、多くの人は最初に「何らかの上手くいった体験」がやる気を引き出すためのポイントになっているのだと感じています。

 

つまり、最初にやる気が出て、勉強ができるようになって成績が上がるのではなく、何らかの上手くいった体験があって、やる気が出て勉強し、成績が上がるというパターンの人が多いのではないかと思います。

 

それでは、この「何らかの上手くいった体験」というのが何かということなのですが、それは人によって違うのだろうと思います。

 

例えばどのようなものがあるのかというと、よくあるのはテストの点数が良かったとか学年順位が上がったという体験です。

 

テストの点数や学年順位を上げるためにやる気を出したいのに、やる気を出すためにテストの点数や学年順位が先に上がらないといけないのは難しいと思う人も多いのではないでしょうか。

 

たしかに難しい面はあるのですが、そこを乗り越えないとなかなかやる気というのは出にくい人もけっこういるのだと思います。

 

例えば、いつも40点ぐらいの点数しか取れなかった人が、今回のテストではいつもよりも頑張って勉強し、60点を取れてさらに平均点を上回ったりすると、「自分もやればできるんだ」という意識が芽生え、次のテストも平均点を上回ろうとかもっといい点数を取ろうとやる気が出始めたりすることがあります。

 

このパターンはわりとよく聞きますね。

 

しかしながら、必ずしも試験の点数や順位が上がったりすることだけでやる気が出るわけではないようです。

 

人によっては点数が良くないのにやる気が出始めた人もいます。

 

どのようなパターンだったのかというと、点数は低かったものの、正解率の極めて低い問題を正解できたことが自信につながってやる気が出たという事例です。

 

正解率の極めて低い問題を答えられたのですから根本的に学力が低いということはなさそうなのですが、やる気がなかったようです。

 

めずらしいパターンなのではないでしょうか。

 

他にも、学校の先生などからの一言でやる気が出た例もあります。

 

これも点数に関係なくやる気が出る場合がありますね。

 

点数やクラス順位、学年順位が良かったからほめられてやる気が出る人もいるでしょうが、少しでも上がったことや、努力したことをほめてもらえてやる気が出る人もいるわけです。

 

やる気というのは気持ちの問題ですので、誰かの一言がきっかけで勉強に対して急にやる気が出ることもあるでしょう。

 

まぁ~普通に考えると、勉強が楽しいと思う人は少数派で、多くの人は勉強が楽しいとは思っていないのではないでしょうか。

 

それではなぜ勉強が楽しくないのかというと、その教科や科目の問題が何を言っているのかわからないからとか、理解できないなどの理由だと思います。

 

一方で、勉強が好きな人たちというのは、その教科や科目の問題が何を言っているのか理解できているわけです。

 

勉強が好きな人たちは好循環で回っています。

 

わかるから楽しい → もっと勉強をしたくなる → 成績が上がる → もっとわかるようになって楽しい → もっと勉強をしたくなる → ・・・

 

それでは、勉強が楽しいと思う人(やる気のある人)と勉強が楽しいと思わない人(やる気のない人)の違いは何なのでしょうか。

 

もともとの地頭の違いという意見もあると思います。

 

しかしながら、私としては必ずしもその違いだけとは思いません。

 

私自身の実体験などから考えると、勉強が楽しくてやる気がある人と勉強が楽しくなくてやる気がない人の決定的な違いは「授業に臨む姿勢」だと思います。

 

ということは、勉強が楽しくてやる気がある人たちは、先生の話をしっかり聞いているから理解できるということだと思うかもしれませんね。

 

確かにそうなのですが、私の経験上で言えば少し違います。

 

勉強のできる人たちは、ほとんどの人が「先生の話をしっかり聞いているのではなく、先生の話をしっかり聴いている」のだと思います。

 

「聞いている」と「聴いている」、これはどちらも「きいている」ということですが、意味が全然違います。

 

勉強ができてやる気がある人たちは、先生の言葉を逃さないように意識的に身を入れて耳を傾けています。

 

意識せずに自然に聞こえてくるのとは違うわけです。

 

もしかすると「聞く」か「聴く」の違いが授業の理解度に差が出る原因なのかもしれませんね。

 

そしてこの理解度の差が出ることによって、勉強が楽しくやる気のある人は「何らかの上手くいった体験」が起こりやすくなって、さらにやる気が出やすくなるのかもしれませんね。

 

勉強が苦手で楽しくなく、やる気が出ない人の中には授業中にノートをとることに一生懸命になりすぎて、先生の話をあまり聴いていない人もいるのではないでしょうか。

 

個人的に言えば、ノートも大切なのですが、先生の話は授業において最も大切です。

 

先生の話にしっかりと耳を傾ければ理解力も上がるかもしれませんね。

 

そしてその理解力がやる気につながるかもしれませんね。

 

  • この記事を書いた人

マナブ

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